2022.03.14 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Chelsea×Newcastle】残り15分まで枠内ゼロ…苦戦のチェルシー、89分の劇的ゴールで5連勝!
スタンドに若干、青いシートがあるぐらいで、いつもと変わらない光景に見えました。ロシアのウクライナ侵攻に伴う経済制裁の一環で、ロマン・アブラモヴィッチオーナーが資産凍結となったチェルシー。プレミアリーグもオーナー失格という処分を下し、胸のスポンサーの通信会社「Three」と袖にロゴを入れているヒュンダイも、契約を一時停止すると発表しています。
ロゴがないユニフォームは間に合わず、選手たちは今までと同じデザインを身に纏っています。開始早々にカンテが左サイドを突破するなど、いつもにも増してアグレッシブな立ち上がりとなったのは、盛大なチャントで選手たちを激励したサポーターの手柄ばかりでなく、ニューカッスルが苦しい布陣を強いられていたからでもあるでしょう。
プレミアリーグの後半戦で5勝2分という快進撃を支えていたのは、エディ・ハウ監督が探り当てた4-3-3という新しい布陣でした。この日も、同じ形で戦いたかったはずですが、ジョエリントン、シェルヴィ、ウィロックという中盤の3枚が全員欠場。ダン・バーン、ラッセルズ、シェアを最終ラインに配した5-4-1は、自信満々で戦えるシステムではありません。
鋭い縦パスを何度も喰らった最初の10分をしのぐと、ゼブラのシャツは守備的な戦い方に慣れたようです。19分に敵陣で奪ったジェイコブ・マーフィーが希望のないシュートを放ったのは、中央に味方がいないと察していたからでしょう。ニューカッスルのプレスが厳しさを増すにつれ、ブルーズは直線的なアタックを仕掛けられなくなっています。
リース・ジェームズを負傷で失い、アスピリクエタが体調不良のチェルシーもまた、いつもと違うフォーメーションで戦っています。ニューカッスルとシステムを交換したかのような4-3-3。トレヴォ・チャロバーとマラング・サールが左右に入り、中盤はカンテ、ジョルジーニョ、メイソン・マウント、前線はツィエク、カイ・ハヴェルツ、ヴェルナーという顔ぶれです。
28分にワンツーで縦に出たツィエクがカイ・ハヴェルツに預け、ボックス右に流れたヴェルナーにラストパスが通ったチャンスは、未だ真価を発揮できていない11番がうまくミートできず。31分にボックスの左脇からFKを蹴ったメイソン・マウントは、ニアポスト際を狙ったキックを枠に収められません。
34分のCKで、メンディのパンチを拾ったジェイコブ・マーフィーがマット・ターゲットに託すと、左足のクロスに競り勝ったダン・バーンのヘッドは惜しくも左にアウト。この時間帯は、トゥヘル監督の戦術がフィットしていないのを思い知らされる展開でした。
両チームを通じて最初のオンターゲットは、前半の追加タイム2分。右からのFKのクリアを叩いたアルミロンの強烈なボレーは、メンディが左に弾くビッグセーブでしのぎました。後半開始から64秒、左からのスローインを受けたブルーノ・ギマランイスの一撃も、ファーポストをかすめるきわどいコースです。
57分、ジェイコブ・マーフィーのシャツをつかんで引き倒したように見えたチャロバーに、PKを示す笛は鳴らず。選手のポジションをチューニングしても、うまくいかなかったトゥヘル監督は、63分にヴェルナーとメイソン・マウントを諦め、コヴァチッチとルカクを投入しました。チェルシーが最初のオンターゲットを打ったのは、76分になってからです。ツィエクのアーリークロスに反応したカイ・ハヴェルツのヘッドは、ドゥブラフカの正面です。
1分後、ロングスタッフのミドルはクロスバー越え。トゥヘル監督は、ここでサールを下げてプリシッチという勝負に出ました。86分、左からのFKをシェアが頭で合わせるも、メンディがキャッチ。ドロー濃厚だったゲームのスコアが動いたのは、89分でした。
前線のカイ・ハヴェルツが裏を狙えると判断したジョルジーニョが、素晴らしい浮き球をフィード。ダン・バーンの動き出しは一瞬、遅れました。左足のつま先で足元に落とした29番が、ハーフボレーをネットに届けて1-0。93分にカンテの縦パスで右サイドを突破したカイ・ハヴェルツは、1対1からのシュートをドゥブラフカに弾かれ、ボールはクロスバーにヒットしました。
苦しかったチェルシーが貴重な勝ち点3をゲット。27分プレイしたルカクは、シュートゼロ、タッチ9回、デュエル2敗という冴えないスタッツに終わっています。直近のプレミアリーグで3戦4発のドイツ代表FWに加えて、5試合で1失点の最終ラインと守護神もリスペクトするべきでしょう。TOP4フィニッシュが決まる頃には、状況が好転しているはずと信じて、前に進み続けるしかありません。
ロゴがないユニフォームは間に合わず、選手たちは今までと同じデザインを身に纏っています。開始早々にカンテが左サイドを突破するなど、いつもにも増してアグレッシブな立ち上がりとなったのは、盛大なチャントで選手たちを激励したサポーターの手柄ばかりでなく、ニューカッスルが苦しい布陣を強いられていたからでもあるでしょう。
プレミアリーグの後半戦で5勝2分という快進撃を支えていたのは、エディ・ハウ監督が探り当てた4-3-3という新しい布陣でした。この日も、同じ形で戦いたかったはずですが、ジョエリントン、シェルヴィ、ウィロックという中盤の3枚が全員欠場。ダン・バーン、ラッセルズ、シェアを最終ラインに配した5-4-1は、自信満々で戦えるシステムではありません。
鋭い縦パスを何度も喰らった最初の10分をしのぐと、ゼブラのシャツは守備的な戦い方に慣れたようです。19分に敵陣で奪ったジェイコブ・マーフィーが希望のないシュートを放ったのは、中央に味方がいないと察していたからでしょう。ニューカッスルのプレスが厳しさを増すにつれ、ブルーズは直線的なアタックを仕掛けられなくなっています。
リース・ジェームズを負傷で失い、アスピリクエタが体調不良のチェルシーもまた、いつもと違うフォーメーションで戦っています。ニューカッスルとシステムを交換したかのような4-3-3。トレヴォ・チャロバーとマラング・サールが左右に入り、中盤はカンテ、ジョルジーニョ、メイソン・マウント、前線はツィエク、カイ・ハヴェルツ、ヴェルナーという顔ぶれです。
28分にワンツーで縦に出たツィエクがカイ・ハヴェルツに預け、ボックス右に流れたヴェルナーにラストパスが通ったチャンスは、未だ真価を発揮できていない11番がうまくミートできず。31分にボックスの左脇からFKを蹴ったメイソン・マウントは、ニアポスト際を狙ったキックを枠に収められません。
34分のCKで、メンディのパンチを拾ったジェイコブ・マーフィーがマット・ターゲットに託すと、左足のクロスに競り勝ったダン・バーンのヘッドは惜しくも左にアウト。この時間帯は、トゥヘル監督の戦術がフィットしていないのを思い知らされる展開でした。
両チームを通じて最初のオンターゲットは、前半の追加タイム2分。右からのFKのクリアを叩いたアルミロンの強烈なボレーは、メンディが左に弾くビッグセーブでしのぎました。後半開始から64秒、左からのスローインを受けたブルーノ・ギマランイスの一撃も、ファーポストをかすめるきわどいコースです。
57分、ジェイコブ・マーフィーのシャツをつかんで引き倒したように見えたチャロバーに、PKを示す笛は鳴らず。選手のポジションをチューニングしても、うまくいかなかったトゥヘル監督は、63分にヴェルナーとメイソン・マウントを諦め、コヴァチッチとルカクを投入しました。チェルシーが最初のオンターゲットを打ったのは、76分になってからです。ツィエクのアーリークロスに反応したカイ・ハヴェルツのヘッドは、ドゥブラフカの正面です。
1分後、ロングスタッフのミドルはクロスバー越え。トゥヘル監督は、ここでサールを下げてプリシッチという勝負に出ました。86分、左からのFKをシェアが頭で合わせるも、メンディがキャッチ。ドロー濃厚だったゲームのスコアが動いたのは、89分でした。
前線のカイ・ハヴェルツが裏を狙えると判断したジョルジーニョが、素晴らしい浮き球をフィード。ダン・バーンの動き出しは一瞬、遅れました。左足のつま先で足元に落とした29番が、ハーフボレーをネットに届けて1-0。93分にカンテの縦パスで右サイドを突破したカイ・ハヴェルツは、1対1からのシュートをドゥブラフカに弾かれ、ボールはクロスバーにヒットしました。
苦しかったチェルシーが貴重な勝ち点3をゲット。27分プレイしたルカクは、シュートゼロ、タッチ9回、デュエル2敗という冴えないスタッツに終わっています。直近のプレミアリーグで3戦4発のドイツ代表FWに加えて、5試合で1失点の最終ラインと守護神もリスペクトするべきでしょう。TOP4フィニッシュが決まる頃には、状況が好転しているはずと信じて、前に進み続けるしかありません。
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