「今の選手には個性がない」とお嘆きのキャンベルさんに、注目の個性派プレイヤーをお薦め!
「昔は多くの個性が存在した。インス、ガスコイン、トニー・アダムス、外国人ではエリック・カントナとかね。彼らには独自のキャラクターがあったが、そんな選手は今はいない。ランパードやジェラードはいいプレイヤーだが、当たりさわりがない選手でもある。ラフな選手はいなくなり、みな紳士的だ。ルーニーは個性がある最後の1人だが、4~5年もすれば引退してしまうだろう。かつてイングランドではストリートサッカーが盛んで、私もそこから始まったひとりだった。私はサッカーを愛し、趣味の延長線で楽しんでいたが、今の選手たちはお金を稼ぐためにプレイしている(ソル・キャンベル)」
個性って、そこ⁉…どうやら、キャンベルさんのいわんとする「個性」は、私の想像とは相当ズレていたようです。でしたら、イングランド代表経験は1試合しかありませんが、ジョーイ・バートンなどいかがでしょうか。注目株でいえば、笑気ガスコンビのスターリング&グリーリッシュもいます。そしてもうひとり、レッドカードを受けた直後、あのサー・アレックス・ファーガソンに「お前がゲームとレフェリーを操作してるんだ!!」と叫んだジョンジョ・シェルヴィもなかなかの「ラフな選手」です。器がデカいサー・アレックスは、彼に対して「いい肝っ玉をしてるじゃないか」と返したそうで、御大のお墨付きの優良案件です。
いや、もとい、ここからはキャンベルさんのいわんとしていることを意訳しつつ、少しマジメに「注目の個性派選手」を取り上げてみたいと思います。個性というのはピッチでボールを使って表現すべきもので、カンフーキックやプライベートのおもしろエピソードではない、という認識でよろしいでしょうか。プレミアリーグに造詣が深いキャンベルさんに、ベテラン選手を推すのも何ですので、急成長の若手と新戦力に特化いたしましょう。
プレミアリーグ4節までで素晴らしかった選手を「インパクトの強い順」に挙げると、予測できないパスを繰り出しつつ既に3ゴールを決めているスウォンジーのアンドレ・アイェウ、同僚ボラシェもびっくりの馬力あるドリブルでチェルシーの名手イヴァノヴィッチをちぎりまくったクリスタル・パレスのバカリ・サコ、身体能力が高くてベラヒーノと並んだら脅威倍増になりそうなWBAのサロモン・ロンドンでしょうか。前線もさることながらSBも個性派揃いで、クロスの精度が高いサウサンプトンの右SBセドリック・ソアレスは、ナサニエル・クラインが抜けた穴を埋めてくれるでしょう。左サイドでは、突破力があるアストン・ヴィラのジョルダン・アマビは昨季プレミアリーグで大活躍したセインツのバートランドばりの活躍を見せてくれそうです。これらの新戦力は、キャンベルさんにとって「いい選手だが個性が足りない」となってしまうのでしょうか?もしそうだというなら、ここからは「超個性派の10代カルテット」を並べてみましょう。
この夏マンチェスター・シティに入団した18歳のパトリック・ロバーツのドリブルは、スターリングやチェンバレンのようなイングランド人選手の直線的なドリブルとは一線を画しており、見ていてワクワクします。「イングランドのメッシ」というニックネームが既に個性がない、などといわないでくださいね。マスコミが勝手につけたものですから。そして、同じマン・シティの19歳、ケレチ・イヘアナチョはすべてにおいて規格外。プレイを観れば「え⁉そんなタイミングで何で強いミドルが打てるの?」とびっくりすること間違いなしです。私は、彼らのプレイがとにかく観たくて、キャピタルワンカップを心待ちにしています。レスター戦で先制ゴールを決めたトッテナムの19歳MFデル・アリも、若手を積極的に起用するポチェッティーノ監督の下で成長を遂げるのではないかと思います。プレミアリーグ開幕のアーセナル戦で、ヴェンゲル監督自慢の強力攻撃陣に一歩も引かなかったウェストハムの16歳、リース・オックスフォードは、2戦め以降は当初ほど輝かなくなったものの、場数を踏めば「しつこいチェック」という個性を磨いていくでしょう。
いかがですか?キャンベルさん。最後にひとり、控えめにおすすめしますが、わがニッポンが誇る泥くさい点取り屋、岡崎慎司も相当な個性派ストライカーですよ。小柄で敏捷性が高いというプレミアリーグには少ないタイプなので、ぜひお見知りおきいただきたく存じます。キャンベルさん、まだ何か?え、古巣のアーセナルがいない?それは、だって、新戦力のお話ですから、私にはどうすることも…。
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というか金の為にスパーズからガナーズに移籍した恥知らずでモラルのない人間に、今の選手は金を稼ぐ為にプレーしてるとか言われたく無いですよね。
もちろんガスコインやカントナのプレーは個性的でした。しかしアル中、観客に暴行、薬物などサッカー外でもスキャンダラスではありましたがそれが個性というのはちょっと違う気がします。バッドボーイが好まれる英国の文化は理解しますが、そういう不節制さは今の選手は真似しなくても良い事だと思います。
私も今のプレミアにも主様が言われるように個性的な選手はたくさんいると思いますよ。新加入のアユーやワイナルドゥムなんかは新たな個性を見せてくれそうで、ワクワクします。ただ個人的には今昔プレミアリーグで最高に個性的なプレーを見せてくれたのは、サウサンプトンのルティシエだと思ってます。おっさんのひとり言です(笑)。
ロイキーンとヴィエラも似たような指摘をしてました。
「今の選手はおとなしすぎる」とのこと。
逆にあんたらは怖すぎる笑
更新お疲れ様です。
スティービーや、ランプスに関しては??と思いますが、キャンベル曰く、プレーの質や技術だけでなく、風格。ピッチにその選手がいるだけで、雰囲気の変えてしまうような選手という事でしょうか?
今の選手は、きちんと訓練され、身体も出来ており、色々と矯正されてる部分が多く、絶対的なネームバリューを持つ選手でも、誰かに似てるような…誰々みたいな…こんな選手はこれからも出てくるだろうと感じてしまうという事でしょう。
確かに、カントナやキーノの様な独特な雰囲気を持つ選手は出てこないかなぁと感じる様な。現役で、もうこんな選手は見れないだろうなぁとプレーに歓喜しながらも哀愁を感じてしまう選手は、トッティやメッシ位かなぁ〜と私的には思っています。
まぁ、キャンベルは、失言も多いですし、本意が何処にあるかわかりませんが、私も、現在、巧い!けど、観たことあるタイプやなぁと感じる事が多いので、書いてみました。
長々と駄文すいません。
更新お疲れ様です。
どの世界でも今より昔の方が、いわゆる悪いヤツはいるものですよね。笑
私の中の永遠の悪童であるファウラーが去り、ゴルファーベラミーも去り、その後はしばらくいい子揃いになり、ちょい悪のバベルくらいしかいないときは少し物足りなかったかも。笑
ただ、その後スアレスが何年分かを一気に取り返すほど色々やってくれたんでちょうどよかったのかとしれません。笑
ヤヤ・トゥーレさん>
カントナは大好きですが、当時よりもスペースのつぶしが速くなっているなか、素晴らしいプレイを見せてくれている今の選手のクオリティは素晴らしいですよね。狭いスペースでもフリーのときと変わらない技術を駆使するアグエロを見ていると、惚れ惚れします。ルティシェですか。シブいですね!
プレミアリーグ大好き!さん>
ピッチの外でおとなしくてもいいですよね。むしろほめてほしい(笑)
汗かきスターさん>
今でいえば、ヤヤ・トゥレは得がたいタレントだと思います。あの代わりはなかなか出てこないでしょう。
サージェントペパーズさん>
スアレスは、いろいろスケール大きいですね。いい悪いはおいといて。プレミアリーグにずっといてほしいプレイとキャラでした。
プレーでは華があってもプライベートや性格での個性をキャンベルは指摘してますよね?趣旨ずれてませんか?
ナナシさん>
キャンベルさん自身が、ブレ気味だなと思って書きました。個性をプライベートも含めたキャラだといいつつ、サッカーを楽しんでいるわけではなく金稼ぎだろ、などとサッカー自体の話もしています。昔と比べて、プライベートでトラブルがあるとSNSやツイッターですぐに糾弾される窮屈な世の中になったという背景もあるなか、選手が紳士的だといわれてもなぁ、と思ったので、「プレイに個性があればいいですよね?そういう選手はまだまだいますよ」といってみました。