2022.04.11 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Saints×Chelsea】バー&ポストに3発!毎年恒例のセインツバーゲンセールでヴェルナーが爆発!
今季プレミアリーグで、得点王ランキングのTOPに立つモー・サラーは20ゴール。対して「Hit Woodwork」、すなわちクロスバーやポストに当てた本数は、ハフィーニャとエンベウモの7本が最多です。ゴールのサイズと、バーやポストの幅を比べると、決めるよりも枠にぶつけるほうが難しいのではないでしょうか。ましてや、前半だけで3発は至難の業です。
昨日のプレミアリーグで、この偉業を成し遂げた選手がいます。31節終了時点で、プレミアリーグ15試合1ゴール1アシストと冴えなかったティモ・ヴェルナー。開始3分、右からドリブルで上がった11番は、クロスに打った右足シュートをファーポストにぶつけました。2本めは6分、メイソン・マウントのパスでボックス右に侵入したロフタス=チークが速いクロスを入れると、腰をかがめて合わせたヴェルナーのヘッドはクロスバーに弾かれました。
3本めを記録したのは、31分という早い時間でした。ボックスの左コーナーで、カイ・ハヴェルツとともにサリスをチェックしたドイツ代表は、奪うや否や、ドリブルで中央に持ち込みロメウとカイル・ウォーカー=ピータースをかわしました。目の前にいるのはGKのフォースターのみ。ゴールの右隅へのコースが空いています。しかし右足のフィニッシュは、ポストを直撃してしまいました。
彼が悔しそうな表情を浮かべなかったのは、跳ね返ってきたボールをカイ・ハヴェルツがダイレクトで押し込んでくれたからでしょう。いや、理由はそれだけではないはずです。29番のゴールは、チームの4点め。ヴェルナーは、この10分前にプレミアリーグでは10試合ぶりのゴールをゲットしていました。
そう、この日は毎年恒例の「セインツバーゲンセール」だったのです。
2018-19シーズンは、11節のマン・シティ戦で6-1の惨敗。2019-20シーズンの10節には、アヨゼ・ペレスとヴァーディーにダブルハットトリックを達成されて0-9という大敗を喫しています。昨シーズンは20節。9-0のマン・ユナイテッド戦のゴールリストには、2発ゲットのマルシアルをはじめ、ワン=ビサカ、ラシュフォード、ベドナレク(OG)、カバーニ、マクトミネイ、ブルーノ・フェルナンデス、ダニエル・ジェームズと8人の名前が並んでいます。
今季のセールは、ヴェルナーが3つも「Hit Woodwork」しながら0-6。ゴールシーンも、ダイジェストで紹介しましょう。先制は、ヴェルナーが2回ため息を誘った後の7分。WBに入っていたロフタス=チークが中央にふわりと浮かすと、トラップしたメイソン・マウントは無理に打たずに左に流しました。マルコス・アロンソの強烈なシュートが右隅に決まって0-1。2点めが決まったのは、16分でした。
メイソン・マウントのサイドチェンジがボックス右のロフタス=チークに届き、中央へのグラウンダーをカイル・ウォーカー=ピータースがクリア。ボックス手前でカットしたメイソン・マウントは、迷わず右足を振り抜きました。フォースターの視界に入ってきたのは、サリスの股間を潜ってから。ボールは伸ばした右手の下をすり抜けていきました。
3点めは21分。高く上がったクリアの落下点にいたウォード=プラウズは、頭で後方に戻したボールをヴェルナーに奪われてしまいます。ベドナレクとの駆けっこは11番の勝利。フォースターをかわして無人のゴールに流し込んだ瞬間、セインツの選手たちの集中力が切れる音が聞こえた気がしました。
31分にヴェルナーがバー&ポストのハットトリックを達成し、跳ね返ったボールをカイ・ハヴェルツが押し込んで4点差。アウェイチームのハーフタイムのオンターゲットは、9本という爽快な数字でした。5発めは、後半開始早々の49分。中央からドリブルで上がったマルコス・アロンソがラストパスをカンテに通し、左足のシュートをフォースターが左手で弾くと、フォローしたヴェルナーが無人のゴールに流し込みました。
54分の最後の1発をお膳立てしたのは、ロングフィードを追って左から上がったマルコス・アロンソです。グラウンダーに走り込んだプリシッチのシュートはフォースターがセーブ。詰めたヴェルナーがGKの足に当て、こぼれたボールをメイソン・マウントがプッシュしました。2ケタに乗せる勢いだったチェルシーは、おなか一杯になったようで、残り時間はノーゴール。9節のノリッジ戦の7-0に次ぐ圧勝で、アーセナルとの差を8ポイントに広げています。
最後に、ヴェルナーの賑やかなスタッツをチェックしておきましょう。シュート8本のうち、オンターゲットが4本、そのうちゴールが2本、バー&ポストが3本、DFのブロックが1本。ビッグチャンスミスが3つもカウントされており、世が世なら、アンディ・コール、シアラー、デフォー、ベルバトフ、アグエロに並ぶ1試合5ゴールのプレミアリーグレコードを達成するところでした。
ツッコミたいポイントは多々あれど、6ゴールのうち4ゴールに関与したアタッカーをリスペクトしないわけにはいきません。ヴェルナー、ブラボー!レアル・マドリードとのCL準々決勝セカンドレグ、クリスタル・パレスと戦うFAカップ準決勝、プレミアリーグのビッグロンドンダービーと、難しいゲームが続きますが、調子を上げてきたドイツ代表の爆発に期待しましょう。
昨日のプレミアリーグで、この偉業を成し遂げた選手がいます。31節終了時点で、プレミアリーグ15試合1ゴール1アシストと冴えなかったティモ・ヴェルナー。開始3分、右からドリブルで上がった11番は、クロスに打った右足シュートをファーポストにぶつけました。2本めは6分、メイソン・マウントのパスでボックス右に侵入したロフタス=チークが速いクロスを入れると、腰をかがめて合わせたヴェルナーのヘッドはクロスバーに弾かれました。
3本めを記録したのは、31分という早い時間でした。ボックスの左コーナーで、カイ・ハヴェルツとともにサリスをチェックしたドイツ代表は、奪うや否や、ドリブルで中央に持ち込みロメウとカイル・ウォーカー=ピータースをかわしました。目の前にいるのはGKのフォースターのみ。ゴールの右隅へのコースが空いています。しかし右足のフィニッシュは、ポストを直撃してしまいました。
彼が悔しそうな表情を浮かべなかったのは、跳ね返ってきたボールをカイ・ハヴェルツがダイレクトで押し込んでくれたからでしょう。いや、理由はそれだけではないはずです。29番のゴールは、チームの4点め。ヴェルナーは、この10分前にプレミアリーグでは10試合ぶりのゴールをゲットしていました。
そう、この日は毎年恒例の「セインツバーゲンセール」だったのです。
2018-19シーズンは、11節のマン・シティ戦で6-1の惨敗。2019-20シーズンの10節には、アヨゼ・ペレスとヴァーディーにダブルハットトリックを達成されて0-9という大敗を喫しています。昨シーズンは20節。9-0のマン・ユナイテッド戦のゴールリストには、2発ゲットのマルシアルをはじめ、ワン=ビサカ、ラシュフォード、ベドナレク(OG)、カバーニ、マクトミネイ、ブルーノ・フェルナンデス、ダニエル・ジェームズと8人の名前が並んでいます。
今季のセールは、ヴェルナーが3つも「Hit Woodwork」しながら0-6。ゴールシーンも、ダイジェストで紹介しましょう。先制は、ヴェルナーが2回ため息を誘った後の7分。WBに入っていたロフタス=チークが中央にふわりと浮かすと、トラップしたメイソン・マウントは無理に打たずに左に流しました。マルコス・アロンソの強烈なシュートが右隅に決まって0-1。2点めが決まったのは、16分でした。
メイソン・マウントのサイドチェンジがボックス右のロフタス=チークに届き、中央へのグラウンダーをカイル・ウォーカー=ピータースがクリア。ボックス手前でカットしたメイソン・マウントは、迷わず右足を振り抜きました。フォースターの視界に入ってきたのは、サリスの股間を潜ってから。ボールは伸ばした右手の下をすり抜けていきました。
3点めは21分。高く上がったクリアの落下点にいたウォード=プラウズは、頭で後方に戻したボールをヴェルナーに奪われてしまいます。ベドナレクとの駆けっこは11番の勝利。フォースターをかわして無人のゴールに流し込んだ瞬間、セインツの選手たちの集中力が切れる音が聞こえた気がしました。
31分にヴェルナーがバー&ポストのハットトリックを達成し、跳ね返ったボールをカイ・ハヴェルツが押し込んで4点差。アウェイチームのハーフタイムのオンターゲットは、9本という爽快な数字でした。5発めは、後半開始早々の49分。中央からドリブルで上がったマルコス・アロンソがラストパスをカンテに通し、左足のシュートをフォースターが左手で弾くと、フォローしたヴェルナーが無人のゴールに流し込みました。
54分の最後の1発をお膳立てしたのは、ロングフィードを追って左から上がったマルコス・アロンソです。グラウンダーに走り込んだプリシッチのシュートはフォースターがセーブ。詰めたヴェルナーがGKの足に当て、こぼれたボールをメイソン・マウントがプッシュしました。2ケタに乗せる勢いだったチェルシーは、おなか一杯になったようで、残り時間はノーゴール。9節のノリッジ戦の7-0に次ぐ圧勝で、アーセナルとの差を8ポイントに広げています。
最後に、ヴェルナーの賑やかなスタッツをチェックしておきましょう。シュート8本のうち、オンターゲットが4本、そのうちゴールが2本、バー&ポストが3本、DFのブロックが1本。ビッグチャンスミスが3つもカウントされており、世が世なら、アンディ・コール、シアラー、デフォー、ベルバトフ、アグエロに並ぶ1試合5ゴールのプレミアリーグレコードを達成するところでした。
ツッコミたいポイントは多々あれど、6ゴールのうち4ゴールに関与したアタッカーをリスペクトしないわけにはいきません。ヴェルナー、ブラボー!レアル・マドリードとのCL準々決勝セカンドレグ、クリスタル・パレスと戦うFAカップ準決勝、プレミアリーグのビッグロンドンダービーと、難しいゲームが続きますが、調子を上げてきたドイツ代表の爆発に期待しましょう。
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