【Leicester×Arsenal】ケチャップは出た!エースのハットトリックでガナーズ5発快勝!
6分、左からのアレクシス・サンチェスの崩しからファーサイドにいたカソルラが狙ったシーンは、コースはよかったもののDFがゴール前でクリア。攻撃的なチーム同士のアグレッシブな攻め合いは、アーセナルに分があるように見えました。しかし10分、左から持ち込んだシュラップが強烈なシュートを放ち、GKチェフがセーブ。直後にジェイミー・ヴァーディが中央から狙った一撃がポストに当たるなど、レスターが徐々に攻勢を強めます。13分、レスターのカウンターは見事でした。自陣でラムジーのボールを奪うとカウンターがスタート。ロングボールで一気にヴァーディと岡崎が2対1の形になり、中にいた岡崎をチラ見しつつもヴァーディが右足で強烈なシュートをクロスに決め、ホームチームがあっさり先制します。アーセナルのビルドアップを狙った岡崎慎司のチェイシングは的確で、ラニエリ監督の狙いのひとつはこれでしょう。
アーセナルの反撃は15分。アレクシス・サンチェスとのコンビネーションからウォルコットが抜け出し、左足で狙うもシュマイケルがブロック。ヴァーディに2点めかというバー直撃のヘッドがあった後、今度はアーセナルが素晴らしいカウンターを決めます。18分、エジル、アレクシス・サンチェスときれいにつながったボールが上がっていたカソルラに届き、スルーパスで完全にフリーになったウォルコットが、GKが触れないコースに左足のインサイドをコントロールします。1-1になった21分、アウェイチームにアクシデント。フラミニが足を痛めてベンチに直行し、アルテタが急遽投入されます。
28分、カウンターからのウォルコットの突破は勝ち越しならず。30分を過ぎると、アーセナルが自分たちのサッカーを思い出したようにボールを支配する時間を増やします。33分、2時間前のハリー・ケインに続いて、この人にもついに今季プレミアリーグ初ゴールが来ました。縦パスをダイレクトでベジェリンに流したエジルがお手柄。右からのグラウンダーにウォルコットがニアでつぶれ、逆サイドにこぼれたところをアレクシス・サンチェス!1-2となり、さらに劣勢となったレスター。岡崎慎司にシュートがないまま、前半の45分が終わります。失意の日本代表はアンディ・キングと交代となり、ヴァーディがCF、両サイドにオルブライトンとマフレズという3トップでしょう。
後半に入っても、ペースを握るのはアーセナルです。51分、ウォルコットの中央からのパスを受けたアレクシス・サンチェスが右に流れてシュート。54分にも右からのハイクロスをアレクシスがヘッドで狙うなど、アウェイチームが一方的にチャンスを重ねます。57分、さすがとしかいいようがない絶品コンビから、アーセナルの3点めが生まれました。右からの崩しでボールを受けたアレクシスが左にボールを流すと、エジルがここしかないというピンポイントの浮き球をゴール前へ。高いジャンプでシュマイケルの飛び出しの前で触ったのは、パスアンドゴーで裏に入っていたアレクシス・サンチェスでした。ボルテージが上がり、チャントをがなっているのはアウェイサポーターでしょう。プレミアリーグ無敗のレスターといえども、1994年以降20年以上に渡って17試合で1度も勝っていない強豪に対して、2点のビハインドは厳しそうです。
アレクシス・サンチェスは素晴らしいです。味方のピンチにはゴールライン際まで下がり、クロスを入れさせない守備をしています。76分、こぼれ球を狙ったエジルの右足シュートはDFに当たってゴールならず。この人も相変わらず、よく走ってます。77分にはラムジーout、チェンバレンin。ウォルコットがジルーに代わり、最終章に入ったゲームに極めつけのクライマックスシーンを書き加えたのは、またも彼でした。スローインを受けてDFを軽くかわし、中に持って一転ニアを射抜くのは、まさに「アレクシス・サンチェスのゴール」。瓶に詰まっていたケチャップは、特大の塊で出てきました。エースがハットトリックを達成し、残りの10分は穏やかな気分でチェフの名人芸を愉しむゲームとなりました。チェフも凄いですね、やっぱり。あれだけ守護神がビッグセーブを連発しているのだから、アーセナルのDF陣は、ジェイミー・ヴァーディをフリーにして2点めを決められてはいけません。93分、モンレアルのグラウンダーをジルーがボレーで決めたのが、エピローグでした。2-5。これまでのプレミアリーグ6試合で5点しか決めていなかったチームが、1試合で同じ数のゴールを叩き込み、順当に勝ち点3をゲットしました。
今日はとにかくアレクシス・サンチェスの日だったわけですが、出足のいい守備とアグレッシブなフィードで前半低調だったチームを鼓舞したコシールニー、チャンスメイクが素晴らしかったエジル、最終盤のチェフもリスペクトしたいと思います。快勝、アーセナル。チャンピオンズリーグのオリンピアコス戦に向けて、主力が覚醒したのが最大の収穫でしょう。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
岡崎を下げてくれたおかげで後ろでのパス回しが楽になった
岡崎下げは複雑だけど
守備は相変わらずヌルイけど収穫の方が多く良い試合でした
これでCLで勝てばいい流れになるでしょう
更新お疲れ様です。
スパーズとシティの試合でもそうですが、この試合でも審判のジャッジが酷かった印象です。
コシエルニーのバーディー
申し訳ございません。上のコメントの続きですが、コシエルニーのバーディーへの危険すぎるアフタータックル、ガナーズのPAエリア内のハンドの見逃しなど、この試合でも疑惑の判定が数度ありました。
FAは審判の質向上の為に一考を打たないといけないと感じます。見ている方は興を削がれますし、プレイヤーもモヤモヤするだけですし。攻守の入れ替わりが激しく判定が難しいリーグという側面もありますが、ビデオ判定など新機軸を打ち出しても良いと感じています。
試合の方はレスター及びラニエリが相手を見誤った印象です。ガナーズ相手にあれだけバイタルエリアを使わせてはいけませんし、岡崎、バーディー、マレズのカウンター主体で中盤を固める戦術の方が勝機はあったかなと感じます。
ヤヤ・トゥーレさんが定番のアーセナルアンチになってるw
ディフェンダーの寄せの甘さは気になるところですね。いくら名手チェフといえど、シュートコースを限定されなければ、止めれるシュートも止められませんよね。より守備を堅固にするためには改善せねばならないと思います。
あと、ビデオ判定の導入に関しては賛成ではありますが、テニスやバレーボールのようにチャレンジシステムを導入すべきだと思います。ビデオ判定でむやみやたらと試合の流れを止めるのはナンセンスですから…
やっとサンチェスが爆発してくれました!これまでも入ってもおかしくない場面は今までのゲームでありましたが彼の決定力が向上すれば苦しい場面でも勝ち点が重なっていくと思います(^ ^)
やはりラムジーを右で使い続けてますけど、むしろコクランの変わりぐらいになってもらってもいいのかなと…。チェンバレンが右の方が攻撃が明らかに活性化してます…
—–
正直チェンバもラムジーも酷い出来ですよね。
チェンバはボールロストの後下がらず、右サイドどフリーで危うく失点の場面作ってたし、ラムジーはいつも通り輝かず。
ウォルコットのCFが馴染み出してるけどRWがいない今ならウォルコットRWでもいいと思います。
もしくはキャンベルを試すとか。
ウィルシャー早く帰ってきてくれー
実はグーナーさん>
そうですね。自陣でボールを奪って岡崎、ヴァーディ、マフレズのカウンターとされれば、アーセナルとしてはさらにやっかいだったように思います。
ヤヤ・トゥーレさん>
おっしゃるように、レスターは違う戦いをしていればもっときわどかったかもしれません。アフタータックルは獲らないでしょうね。微妙なジャッジはあったかもしれませんが、「酷かった」というほどではなかったかなと思いました。
プレミアリーグさん>
最近、いろいろ続いているので、レフェリングに注目が集まってますね。よろしくない状況だな…と憂いています。
新参さん>
最終盤はチェフのワンマンショーでしたね。点差が開いて緩んだのでしょうか。CLを前に気になるところではあります。
エジルのパスさん>
私も、ラムジーは中で使って右にはチェンバレンかウォルコットのほうがいいと思います。
デリックさん>
ザグレブ戦の1点めもチェンバレンが左SBについていかなかったからでした。悩ましいですね。昨日のウォルコットは、素晴らしいCFだったので。
—–
ガナの試合はコメントが多くなりますね(笑)
ラムジーがずっと右で先発していますが、ベジェリンにかかる守備の負担を右をラムジーにすることで取ろうという狙いがあるのかなと最近思い始めました。
オフェンスに関してはラムジーの後ろからの飛び出しという形はまだ見られず課題がありますがディフェンス時はチェンバレン、ウォルコットは戻らず貢献度は比べようもないので…
ガナユさん>
それはあるかもしれませんね。ラムジーにとってはベストではないにしろ。