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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

祝★契約延長!ユルゲン・クロップがリヴァプールと新たな契約を締結した本当の理由。

「このニュースを伝えるために、多くの言葉を用いることができる。まずは、喜び、謙虚、祝福、特権、興奮だろうか。ここには大好きなものがたくさんある。来る前からわかっていたけど、来てからさらによくわかるようになり、今はもっとだ」

ユルゲン・クロップ監督が、リヴァプールとの契約を延長しました。新たなサインは、2026年まで。突然のニュースに、びっくりしたサポーターも多かったのではないでしょうか。2015年10月にやってきた54歳のマネージャーが、2024年にプレミアリーグに別れを告げるのは、周知の事実となっていました。では、なぜ?まずは、公式サイトが配信しているオフィシャルなメッセージを紹介しましょう。

「自分自身に問いかける必要があった。もっと長くいるのはリヴァプールにとって正しいのか?ペップ・リンダースとペーター・クラヴェッツという2人のアシスタント・マネージャーとともに、『イエス!』という結論に達した」

「クラブに対して未だフレッシュな感覚があり、それが活力にもなっている。ここにいる間、オーナーはクラブに対して信じられないほど献身的で精力的だった。われわれの未来も、今のままであり続けるだろうね。それは明らかなことだ」

クラブと互いに通じ合っているという言葉に、嘘はないでしょう。しかし、ユルゲン・クロップという人物をよく知っている人たちは、芯を喰っていないと感じるのではないかと思います。彼は自らの仕事がうまくいっているというだけで、クラブにステイし続けるという決断をしないはずだ、と。そう、彼がこの結論に辿り着いたのは、大事な2人の言葉があったからです。

「前回の契約延長の際に、2024年に終わりだといったかもしれない。でもそれはあくまでも、個人的な合意であって、私の人生で最も重要なのはウラとの契約だ。今回も、そこから話は始まったんだ。われわれはキッチンのテーブルに座っていた。ウラは、『2024年に去るなんて考えられない』といったんだ。『えっ!』って感じだったよ。彼女は、『いや、本当に。だって、たくさんの人がいるんだから』って」

「そしてもうひとり、重要な会話をしなければならなかった人がいる。ペップ・リンダ―スだ。私にエネルギーを与えてくれる彼こそが、最も重要な理由だったのかもしれない。わかるだろう?彼が『おお、もちろん残るさ』といってくれたので、どんな話にも応じられるようになった。だから今、ここに座っている」

最愛のパートナー、ウラさんは、名将に対して「マンチェスター・ユナイテッドに行くのは正しい道ではない。リヴァプールはふさわしいと思う」とアドバイスした方です(涙)。リヴァプールで関わってきた多くの人々の存在と、常に支えてくれるスタッフとの信頼関係が、夫婦の心を動かしたようです。

リヴァプールで過ごした6年半で、公式戦373試合229勝84分60敗。プレミアリーグは138勝50分33敗。その素晴らしい足跡を振り返るべく、ビッグイヤーを獲得した2018-19シーズン、プレミアリーグを制した2019-20シーズン、最強ともいわれる今シーズンのチームを比べてみたいのですが、その話は次の記事で!


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