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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ターゲットは高額&競合案件。立て直しを図るマンチェスター・ユナイテッドに、厳しい夏の予感。

オーレ・グンナー・スールシャールは、プレミアリーグ開幕からの12試合で5勝2分5敗という不振に陥り解任。後を継いだラルフ・ラングニックも、10勝7分6敗という微妙な戦績でTOP4フィニッシュを逃しました。プレミアリーグ2021-22シーズンの最終節は、ヨーロッパリーグ出場権を得られる6位キープが目標となります。

新監督のエリック・テン・ハフは、就任早々に多忙な日々を過ごすことになりそうです。既に退団を発表しているマティッチに続き、マタ、カバーニ、ポグバ、フィル・ジョーンズ、アンドレアス・ペレイラ、マルシアルも移籍濃厚。ワン=ビサカ、リンガード、ブランドン・ウィリアムズは放出候補と報じられており、ディーン・ヘンダーソン、バイリー、トゥアンゼベも、いいオファーが来れば快く受けるのではないでしょうか。

中盤センターが2人、CBが3人もいなくなるなら、補強は必須。最前線と右のSBも、新たな戦力が必要になりそうです。中盤においては、ウェストハムのデクラン・ライス、リーズのカルヴァン・フィリップス、リーベルに所属する21歳のエンソ・フェルナンデス、数年前からターゲットといわれているラツィオMFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチの名前が挙がっていますが、いずれも難しいディールになりそうです。

6000万ポンドといわれるカルヴァン・フィリップスは、リーズのサポーターを裏切りたくないようで、交渉は難航必至。契約延長のオファーを3度断ったデクラン・ライスは1億2000万ポンドといわれる高額移籍金がネックで、セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチも、クラウディオ・ロティート会長が「1億4000万ユーロを断った。彼は売り物ではない」と胸を張っています。

バルセロナMFフレンキー・デ・ヨンクの7000万ポンドに難色を示したと報じられたマンチェスター・ユナイテッドは、1億ポンドを超える額を呑めるのでしょうか。エンソ・フェルナンデスは、これほどのビッグディールにはならないようですが、レアル・マドリード、セヴィージャ、マン・シティと競合するといわれています。

CBの候補は、アヤックスから来た新指揮官の下でプレイしていたリサンドロ・マルティネス。左サイドも中盤もこなすユーティリティーは貴重で、すんなり決まる可能性があります。アヤックスといえば、右サイドを持ち場とするブラジル代表FWアントニーもターゲットと伝えられていますが、6000万ポンドをウインガーに費やすのは難しいでしょう。

前線のリストに名前があるのは、リシャルリソン、ラウタロ・マルティネス、セバスティアン・ハラー。5000万ポンド以下で獲得できそうなのは、アヤックスで公式戦43試合34ゴールと真価を発揮したハラーだけでしょう。ベンフィカの新鋭ダルウィン・ヌニェスは、CL出場権を持っていないクラブを拒否したと報じられています。

どのポジションのターゲットも、高額かつ競合案件。5000万を切りそうなイヴ・ビスマや、アヤックスのリサンドロ・マルティネス&ユリエン・ティンバーに絞り、ジェイドン・サンチョ、ラシュフォード、ファン・デ・ベーク、ジェームズ・ガーナーらの力をしっかり引き出すというのが現実的なのかもしれません。テン・ハフ監督のチーム作りに期待しているのですが、最初の夏から納得のスカッドとはいかないようです。


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