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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

めざすはプレミアリーグ制覇!? ワールドクラスを続々と獲得するトッテナムの補強最新トピックス!

イヴァン・ペリシッチとフレイザー・フォースターをフリーエージェントで獲得し、イヴ・ビスマに3500万ポンド、リシャルリソンに6000万ポンド。大株主のENICスポーツから1億5000万ポンド(約243億円)の出資を得たトッテナムが、順調に補強を進めています。

ハリー・ケイン、ソン・フンミン、クルゼフスキ、ルーカス・モウラだけでもリーグトップクラスといえる前線に、昨季セリエAで34試合8ゴール7アシストのペリシッチと、プレミアリーグ30試合10ゴール5アシストのリシャルリソン。これまでのスパーズでは考えられなかった大胆な立ち回りは、プレミアリーグ制覇をめざしているクラブの強化に見えます。

昨日は、スティーヴン・ベルフワインを売却すべく、移籍金2560万ポンドでアヤックスと合意。昨季プレミアリーグで先発9試合に留まったハリー・ウィンクスも、退団するといわれています。前線と中盤の余剰戦力を整理できれば、1億ポンドの軍資金が残ります。パラディチSDとコンテ監督は、これを元手に最終ラインの強化に着手するものと思われます。

メディアが伝えるターゲットは3人。獲得に近づいているといわれているのは、ミドルズブラの新鋭ジェド・スペンスと、バルセロナのフランス代表DFクレマン・ラングレです。21歳のスペンスは、エメルソンとドハーティーのポジションを強化する逸材です。

2021-22シーズンはノッティンガム・フォレストに貸し出され、右のWBとしてリーグ戦39試合2ゴール。24シーズンぶりとなるプレミアリーグ復帰に貢献し、チャンピオンシップにおけるPFAベストイレブンに選ばれました。空中戦、ハードマーク、ロングフィードを武器とするラングレは、フィジカルの強さを求められるプレミアリーグでも力を発揮できるでしょう。

移籍金1500万ポンド(約24億3000万円)のスペンスも、ローン移籍のラングレも、早ければ今週中に決着すると報じられています。そしてもうひとり、大本命はビジャレアルのパウ・トーレス。マンチェスター・ユナイテッドも狙っているといわれるスペイン代表のCB獲得については、ロ・チェルソを差し出して交渉を有利にする作戦のようです。

パウ・トーレスとクラブの契約には、5000万ポンド程度のバイアウト条項があるといわれています。新戦力4人とターゲット3人の移籍金を足し込むと1億6000万ポンド。ベルフワインとハリー・ウィンクスの売却益が5000万ポンドだとすれば、トータルで1億1000万ポンドの出費です。

ENICスポーツから出たビッグマネーは残り4000万ポンド。ロ・チェルソの移籍金を足せば、冬のマーケットでも即戦力を獲得できるでしょう。いやー、怖い。コンテ監督の視界に入っているのは、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルではなく、リヴァプール&マン・シティとチャンピオンズリーグで戦う欧州の強豪です。1年前に移籍を志願したハリー・ケインも、これなら納得でしょう!


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