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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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激痛、パイェ3ヵ月離脱!「ウェストハムの本田圭佑」は実現するのか?成功するのか!?

リヴァプールサポーターのみなさん、グーナーのみなさん、お気持ちわかります。ダニー・イングス、ジョー・ゴメス、 ヘンダーソン、スタリッジらがリタイアしているのに、さらにミルナーやサコまでとなれば、プレミアリーグ首位のマンチェスター・シティ戦はどうなるんだと気が気ではないでしょう。そして片やは、バイエルン・ミュンヘン戦にウォルコットとチェンバレン…いやいや、ベジェリンとコシールニーだけでもいてくれればと、未だに悔しい思いをしている方もいらっしゃると思います。そんななかで、「最大の」などという言葉を安易に使うと、「われわれも痛いんじゃ!」とお叱りをいただきそうですが、ここは勇気を振り絞って言い切りましょう。ウェストハムのディミトリ・パイェの3ヵ月離脱は、クラブに与える影響という観点で、今季プレミアリーグにおける最大の激痛だと思います。

事件が起こったのはプレミアリーグ12節、アップトンパークのウェストハムVSエヴァートン。ハマーズが1-0とリードした前半、マッカーシーの後ろからのタックルを受けたパイェは足をひねりながら倒れ、プレイを続行したものの後半早々に途中交代。ここまでのプレミアリーグで全試合出場だった司令塔を失ったウェストハムは、1-1から勝ち越しゴールを奪えず、ホームゲームを引き分けてしまいました。12週間という長期間のリタイアが判明したとき、ビリッチ監督は頭を抱えたことでしょう。マルセイユでリーグ・アンのアシスト王だったパイェは、プレミアリーグ12試合で5ゴール3アシスト。チェフ、デブライネ、スターリング、マルシアルといった補強成功組のなかでも、パイェはNo.1といってもいい出色の活躍でした。彼の代わりはいません。アーセナル、リヴァプール、マンチェスター・シティ、チェルシーをすべて倒した「大物キラー」ウェストハムは、ここまでトッテナムと同勝ち点の6位と健闘しておりましたが、クリスマスを待たずに失速モードに入ってしまうかもしれません。

さて、そうなると、冬の移籍マーケット絡みのゴシップがますます燃え盛ります。夏以降、「プレミアリーグのウェストハム、トッテナム、エヴァートンが興味を持っており」というフレーズをどれだけ目にしたでしょうか。ACミランで出場機会を失いつつある日本代表MF本田圭佑のお話です。現在は、諸々の状況によりプレミアリーグ移籍の可能性が高まったというメディアと、本田はやめておけという記事の両方が出回っている状態。後者は「HITC SPORT」で、「昨シーズン前半以降はチームに貢献していない」「不要な問題を起こす可能性がある選手」というのが獲らないほうがいいという理由です。これを見ると、あらためて「いっていることが正しかろうと、選手はメディアを通じてクラブ、上司、仲間について批判的なコメントをしてはいけない」のだと思います。百害あって一利なし、話を聞いて、「なるほど、君、いいこというね」と認めてくれるクラブなどありません。

もとい、戦力としての話をしましょう。本田圭佑は、ウェストハムで活かされる可能性はあるでしょうか。1月に入団したとして、2週間もすればパイェが戻ってきます。トップ下のポジションにこだわり、プレミアリーグ最大の成功といわれる司令塔とガチンコ勝負となれば、本田の出番は60分以降に限定されてしまうでしょう。エヴァートンのロス・バークリー、トッテナムのエリクセンもしかり。プレミアリーグの中堅以上のクラブで、「トップ下・本田」を即座にレギュラーとして使うチームはないと思われます。

ただし、「インサイドハーフもしくはセントラルMFとして」なら、生きる道はあるのではないかとも思うのです。スピードがない本田圭佑が、もうしばらく欧州の主要リーグで活躍しようとするなら、ポジションをひとつ下げたほうがいいのではないでしょうか。折しも、日本代表の同僚である香川真司が、ドルトムントで左のインサイドハーフにコンバートされて活躍しています。守備面での貢献も評価されている香川真司よりも、本田のほうがフィジカルとキープ力はあり、2.5列めや3列めなら、攻め上がりとロングフィードは強みになると思われます。ウェストハムならライバルはクヤテ。エヴァートンはマッカーシーです。監督の意向にもよりますが、守備をきちんとこなすと評価されることによって、今までとは違うスタイルが見出せるのではないかと考える次第です。

実際にオファーがあるかどうかはわかりませんが、プレミアリーグに来たら、目いっぱい応援したいと思います。とはいえ、JSportsさんには「本田圭佑のウェストハムを毎週中継!は要りませんから」と声を大にしていいたいです。岡崎慎司が注目されているのはわかりますが、レスターVSワトフォードを中継してリヴァプールVSクリスタル・パレスという好カードはなし、はありえません。…失礼。つい語気が荒くなってしまいました。できれば英語ではなく、日本語の放送で観たいものですから。日本人選手のいるクラブをオートマティックに放送するのではなく、ドローを見ながら臨機応変にやっていただければ助かります。ご検討、よろしくお願い申し上げます。

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“激痛、パイェ3ヵ月離脱!「ウェストハムの本田圭佑」は実現するのか?成功するのか!?” への11件のフィードバック

  1. nyonsuke より:

    更新ご苦労様です。

    本田圭佑どうなりますね。
    私も数年前からクラブでも代表でも本田は一列下がったほうがいいんじゃないかと思っています。
    特に代表では遠藤がいない今、本田が中央下がり目にいたほうが攻守に貢献できると思います。
    本人の希望かトップ下やFW起用にとても拘っている節がみえますが、本田はフィジカルが強く視野も広いのでボランチがいいと思いますね。

    そして、主様のおっしゃるとおりJSPORTS様、何卒よろしくお願いいたします。
    前節はとても悲しい思いでした…。
    クロップ監督就任とはいえレッズはまだまだですか…(負けましたしね!笑)
    5位と健闘しているスパーズファンの方からすればまだ1節だけだろうとお叱りを受けそうですが、本田がプレミアに移籍となったら日本人としてとても複雑な気持ちになる気もします…笑。

  2. デリック より:

    今一番試合をみたいであろうリバプールサポの人は気の毒です。明日は我が身、ガナもいつ放送されないかわかりません。本田がどこにいこうが構わないんですが、日本人チーム2チームと上位3チーム放送の5試合というのだけは勘弁してもらいたいものです。今は上位だから文句は言えませんが、岡崎は控えだし、レスター戦を見たい人と5強の試合見たい人だとどっちの方が多いんでしょうかね?

  3. YNWA より:

    jsprotsとしてはオンデマンドを契約してもらうのが狙いなんだと思いますが、それにしても日本人放送枠は鬱陶しいですね。
    放送枠が安泰なのはマンチェスター勢とアーセナルくらいで、チェルシーやリヴァプール等は今後の成績次第では両方とも放送を削られてもおかしくなさそうです・・・

  4. えるこっぷ より:

    はじめまして。
    以前からずっと拝読させていただいており、私の生活の充実度を格段に上げてくれました。

    あまり私はこういうところにコメントするタイプではないのですが、本記事最後の文章には感激しました。
    このような著名な方が自分と同じ考えで、それを発信してくれるなんて、と。

    私はプレミアリーグファンの日本人であり、日本人のファンではないので、やはり今のレスター贔屓には納得いきません。
    今は上位なので、100歩譲っておりますが、やはり数少ない放送枠なので、考えてほしいものです。

    記事の面白さのほか、言いたいことを言ってくれた!ということが胸のすく思いでした。
    これからも楽しみにしています。

  5. パチ より:

    確かにJSportsの日本人放送枠はちょっと考えて欲しいですね。
    自分はチェルシーファンだけど今の改革進むリバプールは毎試合追っかけたいチームで特に放送してほしいなと思いますし、やはりファンの多いチームは毎週放送してほしいですね。

    まあ本田のプレミア参戦見たいといえば見たいんですが…。

  6. 実はグーナー より:

    皆さんがおっしゃる通り放送枠が心配ですね
    トップ4+レッズやスパーズのLIVEを削ってレスターの時点でテンション下がってますし、そもそもプレミア好きの人達は「観るようになったきっかけは日本人が居たから」タイプじゃないんでJスポーツは考えてほしいですね

  7. にわかスパーズファン より:

    更新お疲れ様です。
    以前本田がスパーズに来てベンチでおとなしくしてくれれば放送枠ゲットだ。とコメントしたことがあります。笑
    レスターの優遇っぷりを見てると日本人枠というのは凄い効力なんだなと思わされます。

    プレミアリーグの放映権料が高騰してブンデスの放送を増やしてるところから、Jsportsの台所事情も結構カツカツなんじゃないかと疑ってしまいます。

  8. makoto より:

    nyonsukeさん>
    ピルロも元々はトップ下ですからね。本田が下がって、今までにない技術を磨けたら、日本代表の攻撃もさらにおもしろくなるのではないかと期待しています。さすがにクリスタル・パレス戦はやってほしいですよね…。

    デリックさん>
    ボリューム的には、5強でしょうね。私は好き嫌いなく何でも食べますので、レスター戦やウェストハム戦もやっていただければと思うものの、「全試合」はさすがにカンベンです。

    YNWAさん>
    そうですね。レスターも、やらない試合を創ってもらえればと思います。

    えるこっぷさん>
    いえいえ、こちらこそありがとうございます。おっしゃるとおり、今は3位ではあるのですが…。

    パチさん>
    私もクロップ監督の追っかけ化してましたので、ショック倍増でした。

    実はグーナーさん>
    そうですね。昔のセリエAには「中田、俊輔というエース級が主要リーグに!」という興奮がありましたが、今は多くの選手が欧州にいく時代ですので、特定の選手の熱狂的なファンでもない限り、ひとりのためだけには試合を観ないですよね。

    にわかスパーズファンさん>
    もしおっしゃるとおりであれば、値上げか放映試合減があるかもしれないですね。…考えないことにします。

  9. より:

    ミランはフリーで来た選手には選手が希望するリーグやクラブに0円で放出するから多分プレミアでなく移籍ならリーガだと思いますよ。
    本田はプレミア2チームの高額年俸断ってミラン来ましたしね。
    あとリーガは本田の高額年俸&移籍金は厳しいのでミランが無料放出でしょう。
    1月はミラン側が無理で来年夏移籍だと思いますよ。
    多分セリエの選手が多いセビージャ移籍だと思います。

  10. より:

    本田がピルロのように中盤でミランで使われる可能性は0だと思いますよ。あと相当時間かかると思いますよ。
    現在ミランは元トップ下のモントリーボが復活気味です。
    モントリーボのスライディングタックル成功数はセリエ1位で4大リーグでトップです。しかも斜め後ろからでもノーファールでスライディングしてマイボールにするテクニックを見せています。
    さらにピルロのようにレジスタとしてアシストできます。
    レジスタの控えにはトップ下もできるベルトラッチもいるためオランダ代表デヨングが3番手で全く出場できない状態です。

    本田の場合は両足から性格なパスや簡単なパスができないため厳しい評価されてます。
    本田が右足トラップして左足に持ち替える姿を見るとサポーターからブーイングされる状態です。
    トラップからパスまでの一連動作が遅いため囲まれ奪われる事も度々あります。
    あと本田は頑張って献身的にスライディングタックルをしてますが大半ファールイエローカード貰うためまだセリエでは厳しい状態です。
    冬休みに海外で日本のスポンサー主催でミランの試合あるみたいですから冬移籍はないと思いますよ。

  11. makoto より:

    鬼さん>
    「本田セントラル」は、移籍後そういう道をめざしたらいいのではないかということで、私もミランではなしだと思います。バックアッパーのまま1月か夏、でしょう。私は、プレミアリーグのクラブの本気度次第では、1月もあるのではないかなと思います。どうなるか、見てみましょう。

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