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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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評論家とコンピュータが揃って大胆予想!「チェルシーの最終順位はプレミアリーグ4位以内」⁉

モウリーニョ監督の解任報道が沈静化した感があります。 最大の理由は、新監督が準備しやすいインターナショナルマッチウィークにまったく動きがなかったことでしょう。そしてもうひとつ、本命と目されていたアンチェロッティさんが、就任を完全に否定するどころか「チェルシーはモウリーニョ監督を信頼しているから、解雇はないだろう。クラブの判断は正しいと思う」とまで発言したのも大きかったようです。プレミアリーグに戻りたいと明言していたアンチェロッティさんは、シーズン途中からのバトンタッチにいい思い出がないそうで、今季1年は完全に充電期間とするようです。モウリーニョ監督のチームが復活を遂げられなかった場合は、来季からチェルシーという話もあるかもしれませんが、彼がプレミアリーグに復帰するとすれば、ロンドンではなく北のクラブになるのではないかと思われます。

イタリア人の名将同様、モウリーニョ監督を解任すべきではないと語っているのは元イングランド代表監督のエリクセンさんです。「モウリーニョの状況はサプライズとしかいいようがない。彼らは今と同じスタイルで昨シーズンのプレミアリーグを制したのだから。チェルシーが降格ゾーンまで3ポイントのところにいるなどということは誰も予想できなかっただろう。しかし、モウリーニョは挽回できるはずだ。シーズンは長いからね。そのためにはチームの全員が団結しなければならない。団結できなければ終わりだ。私の言う団結とは選手だけのことではなく、スタッフ、オーナーも全てだ。モウリーニョは周囲の支援を求めているのだと思う」。クラブが復活に向けて一丸となれるかどうかが重要というのは、おっしゃるとおりだと思います。キエフに競り勝ち、負けはしたもののストークを押し込んだチェルシーは、選手の動きはよくなっており、復活の兆しは見えています。問題は、「いつ上がってくるか」「監督と選手の人間関係は壊れているのか」ではないでしょうか。選手と監督が修復不可能な状態なら、このまま終わる可能性もあり、うまくモチベーションを上げられたとしても、勝ったり負けたりが年明けまで続くようであれば、トッテナム、リヴァプール、セインツの背中すら見えなくなってしまうでしょう。

報道の潮目が変わった昨今、さらにポジティブな予想をする人たちまで出てきています。いや、この表現は正確ではありません。ひとりは人間ですが、もう一方はコンピュータです。まずは、「今季のプレミアリーグのTOP4は、マンチェスター・シティ、アーセナル、トッテナム、チェルシーだ」と主張している「スカイスポーツ」のアナリスト、ポール・マーソンさんの言葉に耳を傾けてみましょう。「リヴァプール・エコー」が紹介しています。

「チェルシーがストーク戦のようなプレイをできれば、勝ち続けられるだろう。この意見は、おかしいのではないかといわれることは承知している。チェルシーはストークに負けたのだからね。でも、あの試合の内容は悪くはなかった。一方、マンチェスターユナイテッドのWBA戦は、リンガードの先制ゴールまでは全く得点できそうに見えなかった。彼らは『負けない試合』しかできないのではないか。プレミアリーグのTOP4入りするには『勝つための試合』をしないといけない。現状はポイントをかなり離されているが、チェルシーは近いうちに調子を取り戻すと思う。逆に、(マンチェスター・)ユナイテッドはドローの連続になるだろう」(ポール・マーソン)

「チェルシーVSリヴァプールをチェルシー勝利と予想したマーソンさん…!」「3位予想のトッテナムもドローが多いですけど…」というおそるおそるのツッコミは呑み込みましょう。予想は半ばエンターテインメント、私も、人のことをとやかくいえる的中率ではありませんので。次は人間以外のほうです。「Stats.com」がスーパーコンピュータで予想した順位を、「Qoly」が掲載しています。

■「Stats.com」プレミアリーグ2015-16 最終順位予想
1位/マンチェスター・シティ   ⇒予想勝ち点/79 優勝確率/40.4%
2位/アーセナル         ⇒予想勝ち点/78 優勝確率/39.4%
3位/マンチェスター・ユナイテッド⇒予想勝ち点/76 優勝確率/18.8%
4位/チェルシー         ⇒予想勝ち点/66 4位以内確率/39.3%
5位/トッテナム         ⇒予想勝ち点/66 4位以内確率/35.5%
6位/リヴァプール        ⇒予想勝ち点/64
7位/サウサンプトン       ⇒予想勝ち点/56
8位/エヴァートン        ⇒予想勝ち点/56
9位/ウェストハム        ⇒予想勝ち点/53
10位/クリスタル・パレス     ⇒予想勝ち点/52

ちなみに、レスターは失速して11位だそうです。なるほど。ここに登場したみなさんの展望をまとめると、こうですね。「マンチェスター・シティとアーセナルのワンツーは鉄板」「チェルシーは巻き返してくる」「もうひとつの椅子はマンチェスター・ユナイテッドかトッテナム」。うーん、アンチェロッティさん以外の方々が、うさんくさいのが気になりますが…。あれ?そういえば私の順位予想は「1位マンチェスター・シティ、2位アーセナル、3位マンチェスター・ユナイテッド、4位チェルシー」だったような。うっかり忘れてました。登場人物だけでなく、筆者もうさんくさいということで…。

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“評論家とコンピュータが揃って大胆予想!「チェルシーの最終順位はプレミアリーグ4位以内」⁉” への2件のフィードバック

  1. オーファーマネスル より:

    更新ご苦労様です。

    この時期の予想は当たらないとわかってはいるものの、サッカーファンはいつでもこの手の話題が好きですよね。
    つまるところ、サッカーファンの原点がこんな感じの居酒屋トークなのではないでしょうか 笑。
    私も好きです。
    時代はスーパーコンピューターの予想ですか。
    しかし、4位以内確率がスパーズよりもチェルシーの方が高いとは驚きです。
    ま、冬の移籍市場と怪我人の按配で来年にはこの予想も変わっているでしょう。
    予想がつかないスポーツだからこそ私はサッカーが好きで、リヴァプールに夢をみているのだと思います。
    2年前のこの時期にリヴァプールがリーグ優勝まであと一歩に迫るとは熟年のコパイツでも予想しなかったと思います。

    —–
    更新お疲れ様です

    いやー、チェルシーサポーターとして本来期待したいところですが、さすがに厳しいのではないでしょうか笑
    まぁ監督・各選手の去就も気になりますが、今後クラブがどういう判断をしようと気長に応援していくしかないですね〜

    —–
    評論家の大部分がチェルシーに死角はないと予想してたと思うんですが、シーズン前にチェルシー4位予想って凄いですね!
    まあ、4位までこないとは思うので、外れるとは思いますが笑

    —–
    グーナーなのでモウリーニョさんを贔屓することはありえないのですが、このまま解任されずに残ればチェルシーも復活すると思いますね。
    流石に優勝はないでしょうが、4位は難しくないでしょう。いまは選手たちがモチベーション不足なのでしょうから年をまたげば補強もされて、人心一新して連勝を続けるのではないでしょうか。

  2. makoto より:

    nyonsukeさん>
    そうですね。まさに居酒屋トークのメインイベントです(笑)チェルシーが高いのは、過去実績を考慮しているからですかね。だとすると、若干怪しげです。

    Mさん>
    年内で差を詰められなければ、年明けはCL一発狙いとFAカップ狙い、リーグは手なりで上昇、とするしかないように思います。ここから1ヵ月半が大事ですね。

    デリックさん>
    昨季後半がよくなかったのに、しかるべきポジションに補強がなかったことと、マン・シティとアーセナルがよさげだったことで、チェルシーの評価は相対的に下がりました。あ、予想のタイミングは「補強終了時」です。開幕前予想は、それでも2位にしていました。

    オーファーマネスルさん>
    おっしゃるとおり、人心一新ができるかどうかですね。名指揮官といえども、一度崩れたチームの立て直しは未知の領域です。

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