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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

地元紙が紹介する「リヴァプールが夏にゼロ円で獲得できる選手たち」は豪華メンバー!

「Alonso, Lavezzi and Ivanovic will all be out of contract next summer. Oh, and Zlatan!(シャビ・アロンソ、ラベッシ、イヴァノヴィッチは次の夏には契約が切れる。おお、そしてズラタン!)」リヴァプールの地元紙、「リヴァプール・エコー」が興奮気味に名前を挙げている面々は、ジェームズ・ミルナーやダニー・イングスのように「夏にゼロ円で獲得できる選手たち」です。プレミアリーグ12節ではクリスタル・パレスにアンフィールドで負けてしまい、クロップ監督就任以降のプレミアリーグで1勝2分1敗となかなかエンジンがかからないレッズですが、現在は新監督がチームを評価・検証している時期であり、勝負は来季という暗黙の了解があるのでしょう。「Liverpool FC transfers: The players the Reds could sign on a free next summer」と題した記事には、総勢23人のお買い得選手が名を連ねているのですが、これがまたすごい顔ぶれです。

「チェルシーではいい日々と悪い時期が両方あった。給料は高そう」と最初に紹介されているのは、ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ。「ときどきワールドクラスに見える」というコメントは、イギリス人らしい皮肉を込めた語り口ですが、チームに奥行きを与えてくれると評されるGKハンダノヴィッチのプレミアリーグチャレンジは実現するのでしょうか。ベンテケ、ダニー・イングス、オリギ、スタリッジと前線の選手は間に合っている感がありますが、クロップ監督が2トップでも戦うことを想定するなら「まだ24歳。興味深いひとり」と記者が表現するアレクサンダル・ココリンはおもしろいと思います。シャルケ04のカメルーン人DFマティプは、なぜ契約更新が遅れているのでしょう。

30歳になったパリのラベッシとミランのモントリーヴォは、決まればプレミアリーグ初参入。サラリーさえはずめば移籍金フリーで来てくれる状況が変わらなければ、トップクラブだけでなく放映権料高騰で裕福になった中堅クラブまでが、カンビアッソやベルバトフをもう一度とばかりに狙ってくるかもしれません。おお、ニッポンの長友佑都の名前もあります。「Japanese left back who likes to get up and down the wing. (ウイングの位置から上がって下がってが好きな日本のレフトバック)」との紹介は、言い得て妙です。レッズ移籍は彼にとって適切だとも書かれており、インテルでキャプテンまで務めたベテランSBの評価の高さが窺えます。

以前にセインツが狙っていたフィリエナなど、気になる選手はまだまだいるものの、ひとりひとり全力で紹介しているとハムストリングを痛めてしまいそうです。最後に、”レッズがゼロ円で獲得するなら”というテーマに欠かせない3人にだけ触れさせていただければと思います。「The dream for most Liverpool fans? Coming towards the end of his career but his class is undoubted.」…この表現で、多くのリヴァプールファンは、誰のことかわかるのではないでしょうか。キャリアの終わりに差しかかったところでの復帰となるが、彼のクラスならその力は疑いようがない…シャビ・アロンソ。1年前に復帰の噂があったレアル・マドリードのアルベロアともども、懐かしい顔がプレミアリーグに戻ってくれば、レッズファンでなくても盛り上がります。そして、ズラタン・イブラヒモヴィッチ。何でもちょっとしたお笑いネタにしたいイギリス紙は、最初にかましてくれます。

Well, he would sell shirts, at least. (えー、少なくとも彼はシャツを売るでしょう)

「Swedish superstar may just fancy one chance at the Premier League. Wins titles.(スウェーデンのスーパースターは、プレミアリーグで1回だけのチャンスを望んでいるかもしれない。タイトルを獲るという…)」。ご本人は、「もう遅すぎる」とおっしゃっておりましたが、どこからどう見てもプレミアリーグ向きのストライカーのスーパープレーを最後に観られたらと、ついつい妄想してしまいます。

ところでこのリスト、「リヴァプール・エコー」が紹介しているのでレッズが主語になっておりますが、誰が使ってもいいんですよね?さっそく持ち帰って、監督と相談してみたいと思いますが、ええと、来季もファン・ハールさんで間違いないですかね?

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“地元紙が紹介する「リヴァプールが夏にゼロ円で獲得できる選手たち」は豪華メンバー!” への3件のフィードバック

  1. nyonsuke より:

    更新ご苦労様です。

    レッズファンとしては、断然シャビ・アロンソです。
    アロンソがアン・フィールドに帰還となれば、多くのサポーターが歓喜するでしょう。
    また、現在のチームには足りない中盤のクオリティとジェラードの抜けた精神的な穴が同時に2つ埋まると思います。
    キャラガーとジェラードがいたように、ミルナーとアロンソがいればチームは大きく成長すると思います。
    ですが、FSGのベテランを獲らない姿勢は徹底的でしたので、クロップ監督の声がどれだけ反映され、そしてアロンソがどのように決断するかですよね。
    ま、まだゴシップの域でしょうから、今は静観したいと思います。
    まずは冬の移籍ですね。
    (最後の一文はブラックすぎて思わず大爆笑でした 笑)

  2. 新参 より:

    アロンソが帰還すれば、ほぼ間違いなくチームはレベルアップするでしょうが、問題の先延ばしになってしまわないか心配です。レッズは中長期的なプランを持って、シャヒンやギュンドアンを穫ったほうがいいと思います。そして、イブラはぜひアーセナルに。

  3. makoto より:

    nyonsukeさん>
    シャビ・アロンソですよね…。アーセナル戦の縦に速い楔のパスには興奮しました。戻ってきたら盛り上がりますね。

    新参さん>
    ピルロやスコールズがいたチームは、問題を先延ばしにして苦戦した感はありましたが、アーセナルにおけるロシツキや、マン・シティのランパードのように、衰えが見えてきたらここぞというところで機能してくれるベテランという立ち位置にスイッチできるといいですね。

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