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「ピッチ上のコーチ」「チームプレーヤー」生まれ変わったグラニト・ジャカをあのレジェンドが激賞!

3年前に、ウナイ・エメリにキャプテンマークを取り上げられたセントラルMFは、今やチームになくてはならない存在です。今月末に30歳の誕生日を迎えるグラニト・ジャカ。プレミアリーグで首位を走るアーセナルの最大の変化は、中央に絞って中盤をサポートするレフトバックと、攻撃に厚みをもたらすジャカの攻め上がりです。

新しいシステムが最も機能したのは、2節のレスター戦でした。23分の先制ゴールは、左サイドにいたジェズスとマルティネッリ、ボックスの中に入っていたジャカのコンビネーション。マルティネッリのパスを受けたジャカが、ジェズスの足元に丁寧に転がすと、完璧なループシュートが右隅に吸い込まれました。

2-2となった55分には、ゴール前に上がったレフティが勝ち越しゴールをゲットしました。ベン・ホワイトのクロスをウォードが落としてしまい、先着したジェズスが脇にいたジャカにラストパス。冷静だった34番は、ジョニー・エヴァンスのスライディングが届かないコースに流し込みました。

4-2で勝ったゲームの翌週、3節のボーンマス戦でもジャカはアシストを決めています。2-0の54分、FKから右サイドを突破したのはマルティネッリ。ロングクロスがボックス左にいたジャカに届き、優しいラストパスがニアに転がると、サリバの素晴らしいダイレクトショットが右のサイドネットを揺らしました。

プレミアリーグ2021-22シーズンは27試合1ゴール2アシストだったジャカは、最初の6試合で同じ数字に並びました。攻守ともに貢献度が格段に上がったMFは、多くのスタッツを明確に改善しています。1試合あたり2.0本だったロングフィードは、2.5本にUP。デュエル勝率46.9%は56.8%、空中戦勝利48.2%は70.0%になりました。

タックルの成功率も上がっており、56%から80%。2.7試合で1枚だったイエローカードは、6試合を終えても1枚のみです。これまでの彼の弱点は、守備時のポジショニングとプレー選択でした。不利な体勢でのチャージが、カードや失点の原因となっていたのですが、新たなシステムでは先の展開を読めるようになり、敵陣で奪うシーンが増えています。

「今まで彼を好きだったとはいえない」というポール・スコールズは、「ピッチ上のコーチ。ドレッシングルームのリーダー。若い選手たちと話し、まとめ、調和させ、毎週動きをチェックしている」と激賞。開幕戦でぶつかったクリスタル・パレスのパトリック・ヴィエラも、「ジャカはチームプレーヤー。みんな気づかないし、多くを語らないかもしれないけど、彼はチームのために本当にハードワークをしている」と称えています。

ボルシアMGからアーセナルに移籍して7年め。プレミアリーグでTOP4フィニッシュの経験がないスイス代表MFは、若い選手たちとともに優勝争いを続けることができるでしょうか。戦力外扱いから這い上がってきた不屈のリーダーのパフォーマンスに、引き続き注目しましょう。(グラニト・ジャカ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)


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“「ピッチ上のコーチ」「チームプレーヤー」生まれ変わったグラニト・ジャカをあのレジェンドが激賞!” への1件のコメント

  1. グッチ より:

    ジャカのような器用じゃないけど熱のある選手が評価を取り戻しているのは嬉しいです。アルテタのサッカーにおいてタスクが明確になり、思考のオーバーフローを起こさなくなったことで元々の馬力やフィードが活かされていると感じます。ガナーズサポーターではないですがイチオシです。

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