2022.10.04 マンチェスター・ユナイテッドの話題
戦えなかったマンチェスター・ユナイテッド。敗因はメンタル、収穫はスーパーショットのウインガー!
「ピッチの上で信じられなければ、勝てない。単純な話だ。信念がない。それは許されることではない。規律に従えなければ叩かれる。そういうことだ」
「私にとっては驚きだった。前線に走ることもなく、ボールを持ったときの勇気もない。プレイするスペースはあったのに、勇敢ではなかった。今、この瞬間はポジティブなことは考えられない。ファンも自分たちも失望させたね。とてもがっかりしている」(エリック・テン・ハフ)
前半だけで4-0。エティハドの上空のカメラは、ハーフタイムを迎える前に帰路に着くシーズンチケットホルダーたちを映し出していました。プレミアリーグ4連勝と調子を上げていたマンチェスター・ユナイテッドは、これまでとは別なチームのようなナーバスなフットボールで、ライバルに蹂躙されました。
「なぜ敗れたのか」と問われれば、「そこにハーランドがいたから」と即答してしまいそうですが、気になるのは勝ち負けよりも「なぜ戦えなかったのか」です。この日のマン・ユナイテッドは、メンタルコンディションが悪い選手と通常運転の選手がはっきり分かれているように感じられました。
最も厳しかったのは、マーカス・ラシュフォード。プレスのスターターは、コースの切り方がはっきりせず、2列めの選手と連携を取れずに消えていました。シュートはゼロ、パス成功はたったの5本。ハーフタイムに代えられなかったのが不思議なくらいのローテンションでした。
チームの精神的支柱だったエリクセンも、信じられないパスミスを連発。デブライネから目を離すなといわれていたはずのセントラルMFは、前線と後方の分断による負担がすべて降りかかってきたため、余裕を失ってしまったのでしょう。ブルーノ・フェルナンデスはデュエルで負け続け、前半のミドルシュート以外に見せ場はありませんでした。
「私にとっては驚きだった。前線に走ることもなく、ボールを持ったときの勇気もない。プレイするスペースはあったのに、勇敢ではなかった。今、この瞬間はポジティブなことは考えられない。ファンも自分たちも失望させたね。とてもがっかりしている」(エリック・テン・ハフ)
前半だけで4-0。エティハドの上空のカメラは、ハーフタイムを迎える前に帰路に着くシーズンチケットホルダーたちを映し出していました。プレミアリーグ4連勝と調子を上げていたマンチェスター・ユナイテッドは、これまでとは別なチームのようなナーバスなフットボールで、ライバルに蹂躙されました。
「なぜ敗れたのか」と問われれば、「そこにハーランドがいたから」と即答してしまいそうですが、気になるのは勝ち負けよりも「なぜ戦えなかったのか」です。この日のマン・ユナイテッドは、メンタルコンディションが悪い選手と通常運転の選手がはっきり分かれているように感じられました。
最も厳しかったのは、マーカス・ラシュフォード。プレスのスターターは、コースの切り方がはっきりせず、2列めの選手と連携を取れずに消えていました。シュートはゼロ、パス成功はたったの5本。ハーフタイムに代えられなかったのが不思議なくらいのローテンションでした。
チームの精神的支柱だったエリクセンも、信じられないパスミスを連発。デブライネから目を離すなといわれていたはずのセントラルMFは、前線と後方の分断による負担がすべて降りかかってきたため、余裕を失ってしまったのでしょう。ブルーノ・フェルナンデスはデュエルで負け続け、前半のミドルシュート以外に見せ場はありませんでした。
勝負に徹するなら、スパーズのコンテ監督が時折見せるように、引いてカウンターに徹するという手もありました。それでも、いつもの4-2-3-1を選んだテン・ハフ監督は、プレミアリーグの頂点との距離を計りたいという思いを抱いていたのでしょう。最大の誤算は、キーマンが相手に呑まれてしまったこと。指揮官がほしかったデータは取れなかったはずです。
ダロトとマラシアは、今のままではプレミアリーグを制するチームのレベルとはいえないでしょう。ヴァランのパス成功率100%は、的確な判断というより、とにかくセーフティという言葉のほうがしっくりきます。彼が足を痛めた直後に、ハーランド、ハーランド。相手をリスペクトしすぎていたチームは、アクシデントに対応できず、失点を重ねてしまいました。
ハットトリックが2人という惨敗のなかで収穫だったのは、シュート5本のアントニーと2ゴールゲットのマルシアルです。プレミアリーグデビューから2試合連続ゴールのウインガーは、いずれスペインから1億ポンドを超えるオファーが届くのではないでしょうか。プレシーズンから好調だった9番は、最前線に定着するかもしれません。
ひどい試合でしたが、アントニーのスーパーショットとカゼミーロ&フレッジの奮闘を見て、気持ちが軽くなりました。4位ブライトンと2ポイント差は、射程圏内。新監督の初年度は、プレミアリーグのTOP4かヨーロッパリーグを取れればOKです。週末のエヴァートン戦は、獰猛に戦ってください。(アントニー 写真著作者/Ardfern)
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シーズン前半戦だし、結果を出してきているスタメン、戦術で臨みたいというのは理解できますが
エリクセンにデブライネを見ろってのは、ちと無理がある様な気がします。
攻守両面での負担が大きすぎます。
なんでカゼミーロ使わないんでしょうね?
そこだけは全く、テン・ハフの考えが理解できません。
ぎぐ爺さんと同様です。
カゼミーロ使わない理由って、公式に出されてるんでしょうか?
大金積んでるし、実績抜群だし・・連携で何かあるんでしょうか?