2022.10.24 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Saints×Arsenal】リーズ戦に続く後半の停滞…カウンターを許したアーセナル、痛恨のドロー!
プレミアリーグ13節、サウサンプトンVSアーセナル。首位を快走するアルテタのチームは、今日もベストメンバーです。GKラムズデール、DFベン・ホワイト、ウィリアム・サリバ、ガブリエウ、冨安健洋。センターにトーマス&ジャカ、2列めはサカ、ウーデゴーア、マルティネッリ。最前線は、今季プレミアリーグで5ゴール4アシストのガブリエウ・ジェズスです。
リヴァプール戦でモー・サラー、PSVとのELではコーディー・ガクポを完封した冨安健洋は、今日も左サイド。開始早々から、プレミアリーグ首位チームがハーフコートマッチを展開しています。4分のFKをジャカが右に送ると、サカのきわどいクロスに飛び込んだガブリエウは、惜しくも触れませんでした。
6分に右からスプリントしたリャンコのミドルは、ラムズデールの正面。1分後、中央に斬り込んだマルティネッリが前にいたジェズスに預けると、カットされたボールに外から走り込んだジャカの強烈なシュートは、GKバズヌが体を張ってブロックしました。
9分のチャンスも、左サイド。マルティネッリが内にいたジャカにパスを通し、34番が中央に転がすと、ウーデゴーアのシュートは右に切れていきました。攻め続けたガナーズの先制は11分。サカとのパス交換でベン・ホワイトが縦に抜けた瞬間、4人がボックスに入っています。真ん中に通した柔らかいクロスも、ジャカの右足のハーフボレーもパーフェクトでした。
0-1となってからは、トーマスのパスワークはポゼッション重視です。セインツは全員が自陣にこもって応戦。トーマスのカットから始まった25分のショートカウンターは、ウーデゴーアのパスを左で受けたジェズスが3人を振りまわりますが、左足のフィニッシュはニアに外れました。
29分、ベン・ホワイトのスルーパスでサカが抜け出し、中央に進路を変えたところで転倒。ダイブでイエローは、厳しいジャッジです。34分からウォード=プラウズが蹴った6本のCKは、すべてガナーズ守備陣がクリア。39分に左からカットインしたマルティネッリが、5人を次々とかわして右足を振り抜くも、チャレタ=ツァルの足に当たってCKです。
44分、トーマスの縦パスのこぼれ球をジェズスがキープ。ウーデゴーアとのワンツーから、バイシクルで浮き球を叩くと、バズヌのビッグセーブに阻まれました。前半は0-1、シュート数は5対8、オンターゲットは1対3。ガナーズの最終ラインは落ち着いており、決定機を許さずハーフタイムを迎えましたが、早い時間に追加点を決めて3ポイントを確実にしたいところです。
後半が始まって48分、サリバの不用意なパスをアダム・アームストロングに奪われたピンチは、フィニッシュ直前のタッチミスに救われました。押しているのはホームのセインツ。3試合連続で1-0勝利のチームは、苦しい展開だったリーズ戦をトレースしているように見えます。
60分に自陣でパスカットしたジェズスは、そのまま上がってウーデゴーアのスルーパスで独走。バズヌと1対1になった瞬間、エルユヌシが間に合ってシュートを足に当てました。CKのクリアを叩いたサカのボレーは、左にアウト。セインツのプレスで、ガナーズのビルドアップは深いエリアになっており、陣形は明らかに間延びしています。
セインツのカウンターがはまったのは65分。左サイドでロングフィードをスルーしたアリボが秀逸でした。サイドチェンジを受けたエルユヌシがカットインして、縦に転がすスルーパス。冨安健洋の背後に出たスチュアート・アームストロングが、ラムズデールの左に流し込みました。
残り時間は20分、サイドアタックを徹底するセインツが攻勢。ガナーズの右サイドは混乱し、ボックス脇でフリーにさせるシーンが増えています。アルテタ監督は、72分にベン・ホワイトとマルティネッリを下げ、ティアニーとエンケティア。ハーゼンヒュットル監督は、チェ・アダムスとウォルコット投入で3ポイントをめざします。
81分、ボックス右手前のウーデゴーアが縦に転がし、エンケティアが抜けたチャンスはシュートがDFにヒットしてCK。83分に下がったキャプテンの後釜は、ファビオ・ヴィエイラです。楔のボールをことごとく奪われるガナーズ。5分の追加タイムもパスミスを繰り返してしまい、シュートを打てずに終わりました。
圧勝の予感漂う序盤、スローダウンした中盤、サイドで劣勢となった終盤。アーセナルは追加点を奪えないまま、2ポイントをロストしました。ラインを下げられ、選手間の距離が開いてしまった。ウインガーが中央に寄りすぎ、サイドで劣勢になってしまった。時間が経つにつれ、運動量が落ちてしまった。後半の停滞と、2点めを決められなかった理由をまとめると、こんなところではないでしょうか。
マルティネッリが左サイドで機能しなくなり、ベン・ホワイトのサイドに火が着いたタイミングで、ティアニー投入は納得の采配。エンケティアとファビオ・ヴィエイラが力を発揮できればよかったのですが、2人とも強引なプレイが目立ち、奪われるポイントになってしまいました。
左右のサイドを締める役割を求められた冨安は、パス成功率86%、3回のタックルと3本のロングフィードはすべて成功、デュエル勝率63%とまずまずのパフォーマンスでした。失点に絡んだシーンは、縦パスを切れればよかったのですが、狭いコースを通したエルユヌシと、ベン・ホワイトに何もさせなかったスチュアート・アームストロングをほめるべきでしょう。
勝てるゲームを落とした痛いドローではありますが、マン・シティと2ポイント差で首位は、開幕前には想像できなかったポジションです。気持ちを切り替え、最下位ノッティンガム・フォレストとのホームゲームでゴールラッシュを披露していただければと思います。
リヴァプール戦でモー・サラー、PSVとのELではコーディー・ガクポを完封した冨安健洋は、今日も左サイド。開始早々から、プレミアリーグ首位チームがハーフコートマッチを展開しています。4分のFKをジャカが右に送ると、サカのきわどいクロスに飛び込んだガブリエウは、惜しくも触れませんでした。
6分に右からスプリントしたリャンコのミドルは、ラムズデールの正面。1分後、中央に斬り込んだマルティネッリが前にいたジェズスに預けると、カットされたボールに外から走り込んだジャカの強烈なシュートは、GKバズヌが体を張ってブロックしました。
9分のチャンスも、左サイド。マルティネッリが内にいたジャカにパスを通し、34番が中央に転がすと、ウーデゴーアのシュートは右に切れていきました。攻め続けたガナーズの先制は11分。サカとのパス交換でベン・ホワイトが縦に抜けた瞬間、4人がボックスに入っています。真ん中に通した柔らかいクロスも、ジャカの右足のハーフボレーもパーフェクトでした。
0-1となってからは、トーマスのパスワークはポゼッション重視です。セインツは全員が自陣にこもって応戦。トーマスのカットから始まった25分のショートカウンターは、ウーデゴーアのパスを左で受けたジェズスが3人を振りまわりますが、左足のフィニッシュはニアに外れました。
29分、ベン・ホワイトのスルーパスでサカが抜け出し、中央に進路を変えたところで転倒。ダイブでイエローは、厳しいジャッジです。34分からウォード=プラウズが蹴った6本のCKは、すべてガナーズ守備陣がクリア。39分に左からカットインしたマルティネッリが、5人を次々とかわして右足を振り抜くも、チャレタ=ツァルの足に当たってCKです。
44分、トーマスの縦パスのこぼれ球をジェズスがキープ。ウーデゴーアとのワンツーから、バイシクルで浮き球を叩くと、バズヌのビッグセーブに阻まれました。前半は0-1、シュート数は5対8、オンターゲットは1対3。ガナーズの最終ラインは落ち着いており、決定機を許さずハーフタイムを迎えましたが、早い時間に追加点を決めて3ポイントを確実にしたいところです。
後半が始まって48分、サリバの不用意なパスをアダム・アームストロングに奪われたピンチは、フィニッシュ直前のタッチミスに救われました。押しているのはホームのセインツ。3試合連続で1-0勝利のチームは、苦しい展開だったリーズ戦をトレースしているように見えます。
60分に自陣でパスカットしたジェズスは、そのまま上がってウーデゴーアのスルーパスで独走。バズヌと1対1になった瞬間、エルユヌシが間に合ってシュートを足に当てました。CKのクリアを叩いたサカのボレーは、左にアウト。セインツのプレスで、ガナーズのビルドアップは深いエリアになっており、陣形は明らかに間延びしています。
セインツのカウンターがはまったのは65分。左サイドでロングフィードをスルーしたアリボが秀逸でした。サイドチェンジを受けたエルユヌシがカットインして、縦に転がすスルーパス。冨安健洋の背後に出たスチュアート・アームストロングが、ラムズデールの左に流し込みました。
残り時間は20分、サイドアタックを徹底するセインツが攻勢。ガナーズの右サイドは混乱し、ボックス脇でフリーにさせるシーンが増えています。アルテタ監督は、72分にベン・ホワイトとマルティネッリを下げ、ティアニーとエンケティア。ハーゼンヒュットル監督は、チェ・アダムスとウォルコット投入で3ポイントをめざします。
81分、ボックス右手前のウーデゴーアが縦に転がし、エンケティアが抜けたチャンスはシュートがDFにヒットしてCK。83分に下がったキャプテンの後釜は、ファビオ・ヴィエイラです。楔のボールをことごとく奪われるガナーズ。5分の追加タイムもパスミスを繰り返してしまい、シュートを打てずに終わりました。
圧勝の予感漂う序盤、スローダウンした中盤、サイドで劣勢となった終盤。アーセナルは追加点を奪えないまま、2ポイントをロストしました。ラインを下げられ、選手間の距離が開いてしまった。ウインガーが中央に寄りすぎ、サイドで劣勢になってしまった。時間が経つにつれ、運動量が落ちてしまった。後半の停滞と、2点めを決められなかった理由をまとめると、こんなところではないでしょうか。
マルティネッリが左サイドで機能しなくなり、ベン・ホワイトのサイドに火が着いたタイミングで、ティアニー投入は納得の采配。エンケティアとファビオ・ヴィエイラが力を発揮できればよかったのですが、2人とも強引なプレイが目立ち、奪われるポイントになってしまいました。
左右のサイドを締める役割を求められた冨安は、パス成功率86%、3回のタックルと3本のロングフィードはすべて成功、デュエル勝率63%とまずまずのパフォーマンスでした。失点に絡んだシーンは、縦パスを切れればよかったのですが、狭いコースを通したエルユヌシと、ベン・ホワイトに何もさせなかったスチュアート・アームストロングをほめるべきでしょう。
勝てるゲームを落とした痛いドローではありますが、マン・シティと2ポイント差で首位は、開幕前には想像できなかったポジションです。気持ちを切り替え、最下位ノッティンガム・フォレストとのホームゲームでゴールラッシュを披露していただければと思います。
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