2022.10.28 チャンピオンズリーグ2022-23チャンピオンズリーグ
2年で去っていくマン・ユナイテッドの大物ストライカーたち…ELでゴールを決めたCR7の未来を想う。
ラダメル・ファルカオ、ズラタン・イブラヒモヴィッチ、ロメウ・ルカク、アレクシス・サンチェス、エディンソン・カバーニ。サー・アレックス・ファーガソンの勇退以降、マンチェスター・ユナイテッドにやってきた大物ストライカーは、2年以内に失意の退団という結果に終わっています。
2014年の夏にモナコからローン移籍で加わったファルカオは、プレミアリーグ26試合4ゴールという期待外れの戦績しか残せず、完全移籍のオプションはスルー。2016年に入団したイブラヒモヴィッチは、プレミアリーグ28試合17ゴールと結果を出したものの、ヨーロッパリーグ準々決勝のアンデルレヒト戦で右膝前十字靭帯損傷という重傷を負ってしまいました。
7ヵ月という驚異的なスピードの復帰は、時期尚早だったといわざるをえません。公式戦7試合1ゴールの2年めは、別人でした。オールド・トラフォードに未来はないと判断したゴッドは、ロサンゼルス・ギャラクシーへの移籍を決断し、2018年3月に契約解除。あのアクシデントがなければ、ジョゼ・モウリーニョのよき理解者として、ポール・ポグバをなだめてくれたのではないでしょうか。
モウリーニョとポグバに口説かれ、2017年7月にエヴァートンから移籍したロメウ・ルカクも、初年度はプレミアリーグ34試合16ゴールと及第点。彼の運命を変えたのは、ボスの解任でした。後を継いだスールシャールに、ウイングで起用されたルカクは、公式戦96試合42ゴール13アシストというスタッツを残してインテルに旅立っていきました。
2018年1月、ムヒタリアンとのスワップが成立したアレクシス・サンチェスは、チームにうまくなじめず、最初の2ヵ月の話し相手はズラタンのみ。プレミアリーグ32試合2ゴールでは、19ヵ月で放出も致し方なしでしょう。
カバーニの降臨は2020年10月。単年契約の34歳は、公式戦39試合17ゴールと存在感を示し、契約延長を勝ち取りました。しかし2年めはケガに見舞われ、20試合2ゴール。コンディションがよかったとしても、スールシャール、ラングニック、テン・ハフという監督交代はプラスに作用しなかったのではないかと思われます。
そして今季は、クリスティアーノ・ロナウドが試練の2年めに入っています。とはいえ彼の場合は、自ら起こした移籍騒動がつまずきの始まり。2021-22シーズンに公式戦39試合24ゴール3アシストの絶対的エースは、新監督のチームへの合流が遅れ、12試合2ゴール1アシストという不振に陥っています。
プレスの徹底を求めるテン・ハフの戦術に、フィットしているとはいいがたいサブのストライカーは、これまで2度も出場拒否があったと報じられました。トッテナム戦では、タイムアップの笛が鳴る前にロッカールームへ。チェルシー戦に帯同せずと発表されたレジェンドは、ワールドカップが終わってすぐに、クラブとの関係を絶つという噂も流れていました。
そんななかで迎えたヨーロッパリーグ5節のシェリフ戦は、ニューカッスル戦以来、11日ぶりの先発出場。シュート数24対ゼロというワンサイドゲームは、復帰のステージとして最高だったのではないでしょうか。前半は2度の決定機を活かせず、ノーゴール。45分にエリクセンのCKをダロトが頭で流し込み、1-0で後半が始まりました。
58分の決定的なコントロールショットも、右にアウト。65分にルーク・ショーのクロスをヘッドで押し込んだのは、今季の公式戦14試合で6ゴール3アシストと好調のエース、マーカス・ラシュフォードです。ラストチャンスは、81分。ブルーノ・フェルナンデスのクロスを頭で合わせた7番は、GKが弾いたボールに先着し、この日7本めとなる左足シュートを落ち着いて決めました。
負傷きっかけのリタイアが2人、スランプが2人、指揮官との確執がひとり。最年長のビッグネームは、彼らとは違う理由で、2年めにピリオドを打つのでしょう。いろいろありましたが、14年前に最後のCL制覇を果たしてくれたレジェンドです。いろいろいいたいことがあっても、最後の日まで、彼のプレイを、そしてゴールシーンをしっかり見届けたいと思います。
2014年の夏にモナコからローン移籍で加わったファルカオは、プレミアリーグ26試合4ゴールという期待外れの戦績しか残せず、完全移籍のオプションはスルー。2016年に入団したイブラヒモヴィッチは、プレミアリーグ28試合17ゴールと結果を出したものの、ヨーロッパリーグ準々決勝のアンデルレヒト戦で右膝前十字靭帯損傷という重傷を負ってしまいました。
7ヵ月という驚異的なスピードの復帰は、時期尚早だったといわざるをえません。公式戦7試合1ゴールの2年めは、別人でした。オールド・トラフォードに未来はないと判断したゴッドは、ロサンゼルス・ギャラクシーへの移籍を決断し、2018年3月に契約解除。あのアクシデントがなければ、ジョゼ・モウリーニョのよき理解者として、ポール・ポグバをなだめてくれたのではないでしょうか。
モウリーニョとポグバに口説かれ、2017年7月にエヴァートンから移籍したロメウ・ルカクも、初年度はプレミアリーグ34試合16ゴールと及第点。彼の運命を変えたのは、ボスの解任でした。後を継いだスールシャールに、ウイングで起用されたルカクは、公式戦96試合42ゴール13アシストというスタッツを残してインテルに旅立っていきました。
2018年1月、ムヒタリアンとのスワップが成立したアレクシス・サンチェスは、チームにうまくなじめず、最初の2ヵ月の話し相手はズラタンのみ。プレミアリーグ32試合2ゴールでは、19ヵ月で放出も致し方なしでしょう。
カバーニの降臨は2020年10月。単年契約の34歳は、公式戦39試合17ゴールと存在感を示し、契約延長を勝ち取りました。しかし2年めはケガに見舞われ、20試合2ゴール。コンディションがよかったとしても、スールシャール、ラングニック、テン・ハフという監督交代はプラスに作用しなかったのではないかと思われます。
そして今季は、クリスティアーノ・ロナウドが試練の2年めに入っています。とはいえ彼の場合は、自ら起こした移籍騒動がつまずきの始まり。2021-22シーズンに公式戦39試合24ゴール3アシストの絶対的エースは、新監督のチームへの合流が遅れ、12試合2ゴール1アシストという不振に陥っています。
プレスの徹底を求めるテン・ハフの戦術に、フィットしているとはいいがたいサブのストライカーは、これまで2度も出場拒否があったと報じられました。トッテナム戦では、タイムアップの笛が鳴る前にロッカールームへ。チェルシー戦に帯同せずと発表されたレジェンドは、ワールドカップが終わってすぐに、クラブとの関係を絶つという噂も流れていました。
そんななかで迎えたヨーロッパリーグ5節のシェリフ戦は、ニューカッスル戦以来、11日ぶりの先発出場。シュート数24対ゼロというワンサイドゲームは、復帰のステージとして最高だったのではないでしょうか。前半は2度の決定機を活かせず、ノーゴール。45分にエリクセンのCKをダロトが頭で流し込み、1-0で後半が始まりました。
58分の決定的なコントロールショットも、右にアウト。65分にルーク・ショーのクロスをヘッドで押し込んだのは、今季の公式戦14試合で6ゴール3アシストと好調のエース、マーカス・ラシュフォードです。ラストチャンスは、81分。ブルーノ・フェルナンデスのクロスを頭で合わせた7番は、GKが弾いたボールに先着し、この日7本めとなる左足シュートを落ち着いて決めました。
負傷きっかけのリタイアが2人、スランプが2人、指揮官との確執がひとり。最年長のビッグネームは、彼らとは違う理由で、2年めにピリオドを打つのでしょう。いろいろありましたが、14年前に最後のCL制覇を果たしてくれたレジェンドです。いろいろいいたいことがあっても、最後の日まで、彼のプレイを、そしてゴールシーンをしっかり見届けたいと思います。
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