冬の移籍市場がいよいよ開幕。プレミアリーグ内で最大級の注目株、ベラヒーノはどこへ行く?
プレミアリーグ2014-15シーズンは、38試合にフル出場して14ゴール。今季、14試合3ゴールとペースが落ちてしまっているのは、夏にトッテナム移籍が破談になった際にチェアマンのジェレミー・ピアース氏と揉めてしまい、モチベーションが下がっているからでしょう。イングランドのユースにおいて、すべての年代の代表に選ばれ、2試合に1点以上のペースでゴールを挙げてきた22歳には、複数のトップクラブが興味を示しているといわれています。
ファルカオが長い不振から目覚めず、ロイク・レミーの評価がなぜか上がらないチェルシー。ファン・ペルシとチチャリートを夏に放出し、純粋なストライカータイプがいなくなってしまったマンチェスター・ユナイテッド。スタリッジが負傷がちで、ダニー・イングスがシーズンを棒に振ることが確実なリヴァプール。ハリー・ケインの控えがヌジエと、層の薄さが不安なトッテナム。それぞれに、獲得動機は充分です。イギリスメディア「リヴァプール・エコー」は、地元クラブが用意している移籍金は2350万ポンド(約41億6000万円)と報じていますが、これだけのキャッシュが懐に入るのであれば、WBAにとってはここが売り時でしょう。ユーロで活躍したストライカーが移籍市場で話題となる夏に、プレミアリーグで大した数字を残せなかったベラヒーノを並べると、今ほどの値段はつかない可能性があります。ピューリス監督のチームにはサロモン・ロンドンとリッキー・リー・ランバートがおり、ベラヒーノ売却で得たお金で即戦力のストライカーを補填できれば、大きな戦力ダウンにはならずにすみそうです。
さて、4クラブ競合が事実だとすれば、ベラヒーノがいちばん幸せになれそうなクラブはどこでしょうか。昨夏に熱烈なオファーを出した実績があり、来季以降もポチェッティーノ体制でいきそうなトッテナムが一見、堅実な選択にみえますが、彼らにはハリー・ケインという絶対的なエースがいます。この半年の出場機会で考えればマンチェスター・ユナイテッドがよさそうですが、毎年大型補強に打って出るクラブが夏に大物を連れてくれば、ベラヒーノは一気に存在感を失ってしまうかもしれません。近年は堅実な補強戦略に舵を切っているチェルシーは、現状では欧州の大会の出場権からいちばん遠いクラブです。うーん、「いかない理由」を並べだすとキリがありませんね。ここは思い切って、「彼のスタイルを活かしてくれそうなクラブ」という1点突破で考えたほうがよさそうです。
スピードを武器に、カウンターや最終ラインの裏に抜け出すプレイが得意なベラヒーノに合いそうなのは、2列めさえ元気になればチャンスが増えそうなチェルシーではないでしょうか。彼と同じ匂いがするマルシアルが苦労しているクラブや、スタリッジ、ベンテケ、ダニー・イングス、オリギとケガさえなければ枚数が揃っているクラブよりも、ベラヒーノの存在価値は高くなりそうです。最終的には、強く求めてくれるチームにいくのがいいと思いますので、愛の深さが変わらなければノースロンドン、それよりもいい口説き文句を聞かせてもらえるならロンドンでも西に目を向けるのが幸せなのではないでしょうか。なにぶん噂レベルの話が多く、本格的な獲得競争はこれからですが、既にクラブで実績を積んでいるエースストライカーに及ばずベンチを温める選手にならなければいいなと切に思います。イングランドの若い選手が成長し、国として強くなることが、プレミアリーグの未来を明るくする最大のポイントだと信じておりますので。
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ベラヒーノの他にもストライカーの補強の噂が上がってますが、レミーの現状を見る限りまたコスタを使い続けるのではないでしょうか。
ファルカオは冬の退団が既定路線でしょうが、レミーも出場機会を求めて出て行くかもしれません。
綺麗なサッカーをしろとは言いませんが他サポはおろかチェルシーサポもコスタを支持する人は少ないのではないかと感じます。
しっかり下りてきてポストプレーで2列目を活かせるフィジカルタイプと裏抜けのタイミングが絶妙なスピードタイプを使い分けてくれたら言うことなしなのですが…
シティも動いてくれないですかねぇ
ボニーさん限界っぽいんで
chelさぽさん>
FWの枚数がオプションのバリエーションにつながっていないのが悩ましいですね。私は、ロイク・レミーの評価が高いので、当面はジエゴ・コスタ、レミー、ベラヒーノの3枚で、夏に再検討とするのがいいのでは?と思っています。
シティズンさん>
うーん、期待している選手なのですが。17試合4ゴールは、もの足りないですよね。