2022.11.04 チャンピオンズリーグ2022-23チャンピオンズリーグ
危なかった終盤…ティアニーの1発を守り切ったアーセナルはヨーロッパリーグ首位通過!
チューリッヒに勝てば、グループAの首位通過決定。プレミアリーグのチェルシー戦を目前に控えたアルテタ監督は、ヨーロッパリーグ仕様のスタメンで3ポイントをめざします。2ヵ月ぶりとなるエルネニーの復帰は朗報。好調ネルソンとELで5戦2発のエンケティアには、記録に残る成果を期待したい一戦です。
GKラムズデール、DFベン・ホワイト、ホールディング、ガブリエウ、ティアニー、MFファビオ・ヴィエイラ、エルネニー、サンビ・ロコンガ、FWネルソン、ガブリエウ・ジェズス、エンケティア。5分のチューリッヒの速攻は、右からスプリントしたオキタのクロスがファーに抜けていきました。
GKラムズデール、DFベン・ホワイト、ホールディング、ガブリエウ、ティアニー、MFファビオ・ヴィエイラ、エルネニー、サンビ・ロコンガ、FWネルソン、ガブリエウ・ジェズス、エンケティア。5分のチューリッヒの速攻は、右からスプリントしたオキタのクロスがファーに抜けていきました。
14分のガナーズのCKはサインプレー。ボックス手前から放ったネルソンのミスキックを左のジェズスが拾うと、左足のシュートはコンデがスライディングで足に当てました。17分、ネルソンのスルーパスでベン・ホワイトがゴールラインまで抉ると、グラウンダーをもらったファビオ・ヴィエイラのシュートは止められますが、こぼれ球を叩いたティアニーのダイレクトショットが右隅に決まりました。
ハイテンションのエミレーツ。21分のエンケティアのミドルをGKブレッヒャーが右に弾くと、リバウンドを取ったジェズスのシュートはカンベリにブロックされます。23分、左サイドから仕掛けたティアニーのクロスがファーのファビオ・ヴィエイラへ。EL全試合先発のプレーメイカーは、左足のバイシクルをうまくミートできませんでした。
30分、左サイドから上がった浮き球をジェススがヒールで落とし、エンケティアがボックス左に抜けて一気に決定機。グラウンダーをもらったファビオ・ヴィエイラはノーマークでしたが、右足のフィニッシュをオフサイドポジションのジェズスにぶつけてしまいました。
36分の右からのCKは、ニアに走って先着したエンケティアのヘッドをブレッヒャーが左に飛んでビッグセーブ。40分、エンケティアの縦パスでボックス左に入ったティアニーは、フリーで走り込んできたファビオ・ヴィエイラの足元に合わせますが、レフティのフィニッシュはゲレロに当たり、またも追加点のチャンスを逃しました。
前半は1-0、シュート数は12対3。後半開始直後、ファビオ・ヴィエイラが左から蹴ったFKのこぼれ球がゴールの左に流れると、詰めたジェズスのシュートはブレッヒャーの背中に当たってCKです。直近7試合ノーゴールのストライカーは、動きは悪くないのですが、前が空いたシーンでのフィニッシュをことごとくブロックされています。
サイドで主導権を握りながら、なかなかシュートチャンスを創れないアーセナル。アルテタ監督の最初のカードは62分、エルネニーとジェズスに代わってトーマスとサカです。65分にトーマスが右のサカに展開し、ニアに入ったファビオ・ヴィエイラにラストパスが通りますが、右足のシュートはニアに外れました。
67分、チューリヒに初めての決定機。左からのグラウンダーがマルケザーノの足元に入り、ゴール左を狙った一撃をラムズデールがセーブすると、こぼれ球に反応したゲレロがネットを揺らすも、オフサイドを示す旗が上がっています。
73分にファビオ・ヴィエイラとベン・ホワイトが下がり、ウーデゴーアと冨安健洋がピッチへ。80分のヴィウヌークのミドルは、左のポストをこするきわどい弾道です。87分、冨安健洋がハムストリングを痛めてリタイア…!すぐにセドリクが呼ばれたということは、少なくとも週末のビッグロンドンダービーはアウトでしょう。
93分、セドリクのクロスはわずかに高く、エンケティアのヘッドは左にアウト。1分後、マルケザーノのグラウンダーがニアのヴィウヌークに入りますが、ボレーは空を切りました。勝ったアーセナルは首位通過、しかし後半失速の1-0。ハーフタイムを越えてからのシュート数は5対4で、開始間もないジェズスの逸機の後、枠に飛んだボールはゼロでした。
前半は力の差、後半の形勢逆転はモチベーションの差だったのではないでしょうか。ヨーロッパカンファレンスリーグにまわりたかったチームは最後までゴールをめざし、プレミアリーグの大一番を控えたチームは、気持ちが守りに入ってしまったように見えました。
ガナーズの収穫は、エルネニーがパス成功率97%という堅実なプレイをしてくれたこと、サンビ・ロコンガのデュエル7戦全勝、2人のSBによる先制ゴール。アップを続けていたジンチェンコの復帰も好材料です。日曜日のチェルシー戦を何とかクリアし、冨安健洋が軽傷で済めば、いい形で後半戦を迎えられるでしょう。
公式戦15勝1分2敗、プレミアリーグ10勝1分1敗。残り20分でイーブンか1点リードだったゲームは、8勝1分です。1年前は10勝2分6敗だったことを思い出せば、「苦しい試合でも勝ち切れるようになった」と拍手していいのではないかと思います。ワールドカップ前は残り3試合。最大の目標は、「プレミアリーグ首位のままで、ボクシングデーを迎えること」です。
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