【MAN.CITY×Crystal Palace】さすがアグエロ!4発快勝でマンチェスター・シティが暫定首位!
2分に左サイドのウィッカムが上げたクロスに、デラニーを完全にフリーにしたマン・シティの最終ラインは、強烈なヘディングを素晴らしい反応で止めたジョー・ハートに感謝しないといけません。千載一遇のチャンスを決めきれなかったクリスタル・パレスは、5分を過ぎると予想通りの守勢を強いられます。スコット・ダンを中心とした守備陣は、昨季プレミアリーグ得点王のアグエロを止められるのか。15分、アウェイチームの2回めの決定機は、またもCKからでした。パンチュンの正確なキックを頭で叩いたダンの一撃は、サバレタが冷静にクリア。ここまでは、マンチェスター・シティの攻撃に怖さはありません。
中盤でのせめぎ合いが続いていた22分、デルフの素晴らしいロングシュートが均衡を破ります。25メートルはあったのではないかと思われる左足の一発をGKヘネシーがセーブできなかったのは、デラニーが壁になって見えづらかったのと、触る直前という絶妙な位置でのバウンドでしょう。1点をリードした後も、マン・シティは相手のCKを先に触れず、都度ピンチを迎えます。25分にはジョー・ハートがパントキックをデラニーに当ててスライディングシュートを喰らうも、ボールは無人のゴールの上。33分のキャバイェの直接FKは、ジョー・ハートが左に飛んでCKに逃れます。
攻撃の頻度ではアウェイチームが上回っており、マン・シティの攻めあぐむ姿が目立つなか、38分に惜しいプレイがありました。ダヴィド・シルヴァが左から突破して折り返すと、囲まれて倒されたアグエロが左足を伸ばしてシュート。クロスに飛んだボールはわずかに枠を外れてクリスタル・パレスは命拾いしますが、その2分後、ついにアグエロにやられてしまいます。ペナルティエリアの外から放たれたコントロールショットは、スコット・ダンのヘディングでコースが変わり、左隅にゴールイン。プレミアリーグで4試合連続無得点のチームにとって、2-0は重すぎます。雪が降り始めた後半、試合は再度熱さを取り戻すでしょうか。
51分、コラロフが左足を痛めてしまいました。雪が激しくなるなか、急遽登場のクリシーは、ピッチに入ってからアップのように体を動かしています。58分、ペジェグリーニ監督の2枚めは、イヘアナチョをヤヤ・トゥレ。マンチェスター・シティが完全にゲームを支配し、クリスタル・パレスは引いたまま何もできない時間が続きます。ザハのパスを受けたジョエル・ウォードがようやくシュートに漕ぎ付けたのは、60分を過ぎてからです。このペースでは、2点差を追いつくどころか、シュートを2本打てるかどうか。66分、フィニッシュに持ち込めなかったウィッカムが下がり、前線にはシャマフ。しかし69分、次の1点もマン・シティでした。
左のダヴィド・シルヴァから、アグエロ、ヤヤ・トゥレとまわり、スルーパスで右のデブライネがフリー。ベルギー代表MFが、打つぞと見せかけて中に優しいパスを出すと、アグエロは触るだけでした。気にしないようにしていたのですが、スタンフォード・ブリッジは相当おもしろいことになっているようです。こちらは雪も弱まり、マンチェスター・シティはクルージング状態。77分のキャバイェのミドルシュート以外に、アウェイチームの逆襲はありません。試合の興味は、今季プレミアリーグで10ゴールの大台に乗せたアルゼンチン代表FWのハットトリックぐらいです。84分、デブライネのインターセプトから、そのチャンスはやってきました。ジョエル・ウォードを駆けっこで抜き去ったアグエロは、GKヘネシーと向き合うと、自身の3点めを狙わず横を走っていたダヴィド・シルヴァにパス。相棒が労せずチームの4点めを決めるのをみて、エースはヘスス・ナバスに代わってしまいました。試合は、静かにタイムアップ。終わってみれば、マンチェスター・シティは楽勝でした。
プレミアリーグ5試合連続ノーゴールとなったクリスタル・パレスの攻撃陣は、やはり重度のゴール欠乏症を患っているようです。ニューカッスル時代もそうだったのですが、選手の力を最大限に引き出すのがうまいパーデューさんは、いいときは個々の能力の足し算を超えるチームを創るものの、選手たちの気持ちがひとたび切れると泥沼にはまることが多い監督でもあります。ここまでプレミアリーグ8位に踏ん張っていたチームは、ずるずると落ちてしまうのでしょうか。前半が終わるまでは、デルフが素晴らしい、さすがアグエロ、デブライネとダヴィド・シルヴァのコンビネーションがあまり見られない…などとマン・シティに目がいっていたのですが、後半は、萎んでしまったアウェイチームが心配になりました。ともあれ、今日の勝ち点3でマンチェスター・シティは暫定首位です。力の差があり、いい試合とはいえなかったものの、ペジェグリーニ監督にとってはコラロフの負傷以外は文句なしの一戦だったのではないでしょうか。
追記:川勝さんの解説、よかったと思います。気持ちよく観戦できました。ありがとうございました。
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デルフは運動量がありフェルナンジーニョ不在を感じさせませんでした
そしてアグエロはキレがあって文句のつけようがないです
久しぶりにシティらしい強さが見えた試合だったと思います
デルフがあの値段で取れたのはデカかったですね
HG枠を埋めるためとか言われてましたけど 普通に即戦力です
フェルナンジーニョが年なのでデルフには大成してもらいたいところ
イヘアナチョとアグエロのコンビ、悪く無いですよね
ボニーがイマイチですしアグエロはワントップ向きの選手ではないので もっと継続して欲しいです
シティさぽさん>
デルフは、このチームでは埋もれてしまうのでは?と心配だったのですが、よかったですね。アグエロは相変わらずやっかいです。止め方がわかりません。
シティズンさん>
私も、イヘアナチョに期待しています。アグエロとイヘアナチョの2トップ、中盤にスターリング、ダヴィド・シルヴァ、デブライネ、フェルナンジーニョという超攻撃的布陣はどうでしょう?やりすぎですかね。