もはやワールドクラスの100億円は当たり前!? サッカー選手の移籍金評価額ランキング
いや、ランキング自体を云々するのはやめましょう。24歳のマフレズが46位に入っているのに相方のヴァーディは100位圏外で、83位のファン・マタの2つ上にチェンバレンがいるのを見ると、やはり年齢という要素は大きいようです。移籍金は、5年契約であれば5分割で計上されるもので、30代になって下り坂にさしかかる選手は下落するのが通常ですので、ルーニーやイヴラヒモヴィッチは100位に入っておりません。年齢に加えて考慮されているのは、直近実績、実際の取引価格などでしょう。それにしても、メスト・エジルが27位、66億円で、28歳とひとつ年上のセスクの77億円より下というのはお買い得です。セスクについては、昨季プレミアリーグの18アシスト、パス成功本数No.1の実績ということなのでしょうか。
これを見て、あらためて思うのは、メッシやクリスティアーノ・ロナウドといったスペシャルな実績を残した選手でなくても、一流どころの移籍金に100億突っ込んでもペイする世の中になったのだなということです。売るほうは目いっぱい高く設定する移籍金は、買う側にとってプラスがあれば成立するわけです。金額の高騰をもたらしたのは、テレビとインターネットでしょう。アジア、アフリカ、北米に住んでいても普段のリーグ戦を観られるようになり、インターネットで関連情報が詳細に伝えられることにより、クラブと選手の認知度とブランド力が格段に上がったのです。それにしても、メッシの325億円は…。緻密に試算した評価額なのかバルサの言い値なのかはさておき、払いましょうというクラブは現われるのでしょうか。さすがに、この数字には頭が真っ白になります。
【サッカー選手の移籍金評価額トップ100】
1位/メッシ(バルセロナ) 2億5070万ユーロ(約325億円)
2位/ネイマール(バルセロナ) 1億5270万ユーロ(約198億円)
3位/アザール(チェルシー) 1億3050万ユーロ(約170億円)
4位/クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
1億1400万ユーロ(約148億円)
5位/ハリー・ケイン(トッテナム) 9130万ユーロ(約120億円)
6位/スターリング(マンチェスター・シティ) 8980万ユーロ(約117億円)
7位/グリーズマン(アトレチコ・マドリード) 8830万ユーロ(約115億円)
8位/スアレス(バルセロナ) 8630万ユーロ(約112億円)
9位/アグエロ(マンチェスター・シティ) 8210万ユーロ(約107億円)
10位/アレクシス・サンチェス(アーセナル) 8190万ユーロ(約106億円)
11位/マルシアル(マンチェスター・ユナイテッド) 7780万ユーロ(約101億円)
12位/ポグバ(ユヴェントス) 7730万ユーロ(約100億円)
13位/デブライネ(マンチェスター・シティ) 7300万ユーロ(約95億円)
14位/コウチーニョ(リヴァプール) 7300万ユーロ(約95億円)
15位/トマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン) 7130万ユーロ(約93億円)
16位/レヴァンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン) 6960万ユーロ(約90億円)
17位/ベイル(レアル・マドリード) 6910万ユーロ(約89億円)
18位/ルカク(エヴァートン) 6820万ユーロ(約88億円)
19位/ジエゴ・コスタ(チェルシー) 6550万ユーロ(約85億円)
20位/ディバラ(ユヴェントス) 6250万ユーロ(約81億円)
ちなみに、アジア人の最高は、トッテナムのFWソン・フンミンの62位、3540万ユーロ(約46億円)。残念ながら、香川真司と岡崎慎司は100位に入っておらず、彼らより実績で劣る吉田麻也、いい歳になった本田圭佑や長友佑都は言わずもがなです。実績はこれからのマルシアルやスターリングのお値段が気になる移籍金評価額トップ100、疑問があれば、私ではなくスイスにお願いいたします。
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