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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ムバッペを止めてくれ!本番で復活を遂げたハリー・マグワイアに前回王者のエース完封を期待!

「(メディアの記事は)正直いって、あんまり読まない。あれこれ出ているけど、家族は、自分以上に見てないんじゃないかな。ソーシャルメディアは見ないようにいっているんだけど、最近は多くの人が見なくなっているしね」

「でも、僕は今29歳で、マン・ユナイテッドのキャプテンで、母国の代表として52試合に出場している。もし自分が少年だったら、これは夢のような人生を送っていることになる。

「自分のキャリアを振り返ってみて、もし自分が少年だったらと考えると、夢のような日々を送っていることになる。あの頃、やりたかったことをすべてやっているのだから」

こう語るのは、イングランド代表で最終ラインの軸として活躍しているハリー・マグワイア。前回のロシア大会でレギュラーに抜擢されたCBは、ユーロ2020でも5試合出場で準優勝に貢献しています。

ガレス・サウスゲート監督の信頼は得ているものの、マンチェスター・ユナイテッドでは不安定なプレイが目立つようになり、今季プレミアリーグの先発は3試合のみ。リサンドロ・マルティネスとラファエル・ヴァランが元気なら、定位置はベンチです。

ご本人は、メディアの記事やSNSは見ないといっているものの、母国の優勝を期待するファンからの激烈なブーイングと極度の不振は無関係ではなかったはずです。4月のリヴァプール戦で4-0と大敗すると、自宅を爆破するという脅迫メールが届き、ドイツと戦った9月のネーションズリーグでPKを献上した際は、プレミアリーグOBの評論家やファンからの批判が殺到しました。

カタール大会の26人が発表されたときも、フィカヨ・トモリやマーク・グエイを選ばなかった指揮官が非難されています。マンチェスター・ユナイテッドで先発した公式戦は1勝3敗。何とかメンバーに滑り込んだものの、レギュラーはないと目されていたCBは、イラン戦でスタメンに抜擢されると、3年前に戻ったかのような安定したパフォーマンスを披露しました。

6-2圧勝の一戦は、デュエル6戦全勝。空中戦でも強さをアピールしたマグワイアは、アメリカ戦以降の3戦連続クリーンシートに貢献しています。本日の準々決勝の相手は、前回王者のフランス。カイル・ウォーカーとともに、4戦5発のムバッペを止めなければなりません。

「2018年に準決勝に進出したとき、若い選手たちは幸せだっただろう。準決勝で何が起ころうとも、帰国すればヒーローとして扱われ、誰もが背中を叩いて祝福してくれるとわかっていたからだ」

「今は、この大会に勝たなければならないという信念がある。メンタリティーが変わったのはいいことだ。もちろん、どれだけタフな大会になるかはわかっている。同じ信念を持つチームが、5~6チームはあるからね。2018年のわれわれは、そこに入るチームではなかった。でも今は、そのなかのひとつだ」

フランスメディアに「イングランドで最も弱い選手」「はっきりいって弱点」と酷評されたマグワイアは、エースを封じて見返すことができるでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドのサポーターとして、本番で復活を遂げたCBを目いっぱい応援したいと思います。


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