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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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冬の補強は早くも4人め!チェルシーの指揮官は、ジョアン・フェリックスをどこで起用するのか?

早くも4人め!2億7800万ポンド(約444億円)の投資で夏の主役となったチェルシーが、冬のマーケットでも独走しています。モナコのCBブノワ・バディアシルを3500万ポンドで引き入れた後、モルデのFWダヴィド・ダトロ・フォファナとヴァスコ・ダ・ガマの18歳MFアンドレイ・サントスの獲得に成功。今回、入団が発表されたのは、噂になっていたビッグネームです。

「チェルシーは世界で最も素晴らしいチームのひとつ。来ることができて、とてもうれしい。チームの目標達成に貢献したい。スタンフォード・ブリッジでプレイできるのを楽しみにしている」

クラブの公式サイトを通じてメッセージを発信したのは、アトレティコ・マドリードからやってきたジョアン・フェリックスです。19歳だった2019年の夏に、スペインのクラブがベンフィカに支払った移籍金は1億1200万ポンド(当時のレートで約154億円)。キリアン・ムバッペ、ネイマール、フィリペ・コウチーニョに次ぐ史上4番めの高額ディールでした。

ラ・リーガの初年度は、27試合6ゴール1アシスト。セカンドストライカー、あるいは右ウイングを持ち場としていたポルトガル代表は、2年め以降は左サイドとセンターフォワードとしての起用が増えています。マドリードで過ごした3年半で、131試合34ゴール18アシスト。高額の移籍金を投じたクラブの期待値を上回ったとはいえないスタッツです。

最初のシーズンからシメオネ監督との確執が報じられていたアタッカーは、今季はモチベーションを失ってしまったようです。開幕のヘタフェ戦で3アシストを記録したものの、その後は沈黙。7節のセヴィージャ戦からサブにまわっています。現地メディアは、「フェリックスと指揮官の関係は完全に破綻」とレポート。オフシーズンにどちらかが退団すると報じられました。

14試合4ゴール3アシストという数字は、過去3年と変わらないペースですが、勝利につながったゴールはエルチェ戦の先制点のみ。ポルト、クラブ・ブルッヘ、レヴァークーゼンという与しやすい相手と戦ったCLは、5試合ノーゴールで最下位敗退の原因のひとつとなってしまいました。

チェルシーへのローン移籍は、レンタルフィーが970万ポンドという高額で、サラリーもロンドンが負担と伝えられています。「アトレティコ・マドリードとの契約を2027年まで延長」「プレミアリーグのクラブは買い取りオプションなし」という条件を見たスペインのメディアは、「夏にシメオネが去る予兆」と煽っています。

グレアム・ポッター監督は、半年限りのお付き合いとなりそうなテクニシャンをどこで起用するのでしょうか。最もわかりやすいのは左サイドですが、オーバメヤンを蘇生させる2トッププランや、3-4-2-1でストライカーの後ろという可能性もあります。

プレミアリーグという新天地でリフレッシュするのか、マドリードでの不振を抱え続けるのか。ポッター戦術にはまるという理由で獲ったわけではなさそうなのが、気になるところですが…。いや、まずは見てみましょう。デビュー戦は、日曜日のクリスタル・パレスとのロンドンダービーでしょうか。最初の注目ポイントは、指揮官のフォーメーション選択です。


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