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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「この感覚がどれほど恋しかったか!」最後のゴールから5ヵ月、ジェイドン・サンチョ復活!

「彼はやってくれた。うれしいし、誇りに思う。難しい時期だったのは確かだ。しかし彼は、自分自身を発見し、信じるべきだ。彼は素晴らしいサッカー選手であり、適切なレベルに到達するよう力を注ぎ込めば、傑出した存在になれるだろう」

「彼を応援する。コーチも、チームもそうだろう。しかし最終的には、彼自身がやらなければならない。求めるものは既に、彼自身の手の中にある。彼が望むなら、できるはずだ。われわれは今、敵陣でプレイできるチームになっている。彼はそれが好きなんだ。狭いエリアでもプレイできる」

「今はいい気分だろう。その気持ちが彼を強くする。もっとがんばろうという気持ちにさせてくれる。正しい方向に進んでいるのは間違いない。この調子でいけば、もっと力を発揮して、われわれの目標達成に貢献してくれるだろう」

前半と後半の立ち上がりに2失点を喫したチームについては、「納得できない」といったエリック・テン・ハフ監督は、4ヵ月ぶりに結果を出したウインガーを手離しで称賛しています。0-2だった59分に、ガルナチョと代わったジェイドン・サンチョは、絶妙なタイミングでボックス左に通すスルーパスを駆使して、攻めあぐんでいたチームに変化をもたらしました。

感動的なゴールシーンは70分。縦パスでルーク・ショーを走らせた25番は、クロスのクリアを足元に収めると、GKメリエの右が空いているのを見て冷静に右足を振り抜きました。ついに2-2、同点。パス成功率92%、チャンスクリエイト3回を記録し、苛立っていたサポーターを熱狂させました。

ネットが揺れた瞬間は、うれしかったですね…!

ドルトムントで過ごした4シーズンは、公式戦137試合50ゴール64アシスト。2021年7月に、7300万ポンドで獲得したマンチェスター・ユナイテッドは、ウィークポイントだった右サイドの強化に成功したと思われていました。しかし、プレミアリーグ初年度は29試合3ゴール3アシストと不発。左サイドが多かったウインガーは、孤立して後ろに戻す姿ばかりが目立っていました。

2022-23は勝負のシーズン。9月までは8戦4発と好調だったのですが、10月に入るとテンションが落ちてしまいました。ワールドカップに行けなかったのがショックだったのか。心身ともに崩れたサンチョは、カタールから聞こえてくるニュースに背を向けて、オランダで長いリハビリテーションに入りました。

「フィジカルとメンタルの問題が重なっている、いつ戻れるかは、わからない」。ひたすら信じるしかないテン・ハフ監督も、指揮官からの報告に頼るしかないわれわれも、ラシュフォードやカゼミーロの素晴らしいプレイを称えながら、吉報を待つしかありませんでした。

ようやくベンチに入ったのは、22節のクリスタル・パレスとのホームゲーム。70分にカゼミーロがレッドカードをもらった瞬間、彼の出番はなくなりました。そして昨日、11試合ぶりの出場で、5ヵ月ぶりのゴール。「BBC」は、TOPニュースとしてサイモン・ストーン記者のレポートを掲げています。

「WOW!この数週間、僕を支えてくれたみなさん、特にファンの方々に、本当にありがとうといいたい。チームのために全力を尽くすことに集中している。再びピッチに立てて、とてもうれしいね」

「この感覚がどれほど恋しかったか!チームは素晴らしいキャラクターを発揮して試合に臨んだ。週末も行くよ」

暗闇の中を歩いている間、インスタグラムに掲載していた写真とコンテンツをすべて削除し、プロフィール画像を黒塗りにしていたサンチョは、ピッチに入る直前の動画とゴールセレブレーションの画像をUPしています。週末も、行こう!エランド・ロードに乗り込むリーズとの再戦でも、満面の笑顔を見られると信じています。


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