【Leicester×Norwich】ラスト1分でウジョア!諦めなかったレスター、優勝に近づく貴重な勝利!
12分、レスターの最初のチャンスは岡崎慎司からでした。オルブライトンからの縦パスを受けてドリブルで上がった岡崎が右にはたくと、エースのヴァーディがティム・クローゼを抜き去ってグラウンダーのラストパス。ヒールで狙った岡崎のシュートはいいアイデアでしたが、マーティンが足に当ててゴールを阻みます。珍しく、レスターが60%弱のポゼッションを取ったこともあり、岡崎慎司は今まででいちばんボールに絡んだゲームだったのではないでしょうか。カンテやドリンクウォーターが岡崎に預けようとするシーンが多く、岡崎のほうも周囲をうまく使えていたと思います。21分にティム・クローゼが真上に蹴ってしまったクリアミスを柔らかいトラップで足元に落とし、オルブライトンにミドルを打たせたプレイは絶品。26分にも最終ラインからのパスを敵陣でインターセプトし、ダイレクトでヴァーディにつないだプレイからマフレズのドリブルシュートが生まれました。
27分、オルブライトンの強烈なシュートは岡崎に当たって枠に飛ばず。32分、岡崎が倒されて得たFKは、オルブライトンがヴァーディの頭に合わせるものの、わずかに届かず。カウンターに活路を見出そうとするノリッジは、38分のCKがニアのジェロームにピタリと合い、コースを変えたボールがポストぎりぎりに飛びますが、惜しくも外です。前半は0-0、決定機が多いのはプレミアリーグ首位クラブでしたが、どう転ぶかわからない展開でした。
後半も、押しているのはレスターです。56分にヴァーディが正面から狙ったFKはGKラディが正面でキャッチ。60分に岡崎、カンテ、マフレズとつながって左サイドを崩したチャンスは、軽く浮かしたクロスが中の選手に合いません。69分、ラニエリ監督は岡崎慎司とカンテを下げ、キングとシュラップを投入。その10分後にはアマルティをウジョアと、リスクを取って攻める布陣を選びます。83分、ノリッジのレドモンドの強烈なミドルシュートは、打った瞬間入ったと思いました。これがぎりぎりで外に逃げていってくれたのは、幸運でした。すると89分、ついにラニエリ采配が的中します。マフレズからのボールを右サイドで受けたオルブライトンが丁寧なグラウンダー。ニアのヴァーディは間に合わなかったものの、ファーに走ったウジョアにはぴったりでした。1-0、最後に勝利を決めたレスターが首位をキープ。2位との勝ち点差を5とし、ノースロンドン勢にプレッシャーをかけました。
大きな大きな1勝です。ウジョアを投入し、オルブライトインを右にスイッチしたのは、まさにこういうゴールを狙ったからでしょう。勝つために的確な策を講じた指揮官、最後まであきらめずに走り抜いた選手たち、いずれも見事でした。ラスト11試合、つぶし合いを抱えるライバルたちに対して、レスターが残しているゲームの最上位は5位のマンチェスター・ユナイテッドです。(レオナルド・ウジョア 写真著作者/James Boyes)
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更新お疲れ様です(^∇^)
いや〜、すごく熱い試合でしたね。カンテや岡崎選手を変えてまで勝ち点3を取ろうとする執念が最高の形になって結実したと思います。ゴールが決まった瞬間深夜なのに嬉しくて叫びましたよ(笑)。
ノリッジは5バック気味の布陣でレスターの攻撃陣を封じていましたし、これからはレスターの事を研究してバーディやマフレズを抑えてくるチームも増えてくるでしょう。そんな中で岡崎選手には頑張って欲しいですし、シュラップやウジョアなどの控えの攻撃陣が鍵になってくるかもしれませんね。
なんにせよ、アーセナル戦での嫌な流れを逆に劇的な勝利で良い流れに持って行けそうで、すごく嬉しいです。レスターの選手たちには他のチームを気にせずこれからも自分たちのサッカーを伸び伸びやって欲しいですね。