2023.02.12 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【West Ham×Chelsea】ムドリク不発、遅かった交代策…追加点が遠いチェルシーは3戦連続ドロー!
開始2分、リース・ジェームズのFKはファビアンスキがキャッチ。ウェストハムの本拠地、ロンドンスタジアムで開催されたダービーに臨むチェルシーは、冬に獲得した5人がスタメンです。
カイ・ハヴェルツの後ろにムドリク、ジョアン・フェリックス、マドゥエケが並び、ロフタス=チークとコンビを組むのはエンソ・フェルナンデス。チアゴ・シウヴァとともに最終ラインの中央を仕切るのは、ブノワ・バディアシルです。2023年の公式戦7試合は1勝3分3敗。3ゴールしか決めていないチームは、ハマーズの守備陣を崩せるでしょうか。
9分にリース・ジェームズのスルーパスで抜け出したジョアン・フェリックスは、GKとの1対1からループシュートをポストに当て、自ら押し込むもオフサイド。序盤に肩を痛めたルーカス・パケタは、脱臼でしょうか。13分にエンソ・フェルナンデスがミドルを放った後、ソーチェクと交代となりました。
チェルシーの先制ゴールは16分。ククレジャからパスをもらったエンソ・フェルナンデスが、絶妙なロングフィードをラインの裏に落としました。右足でボレーを決めたのは、ジョアン・フェリックス。ブルースの次の目標はセーフティリードです。大量補強で作り直しを強いられているチームは、2ヵ月の長きにわたって、追加点をゲットしたことがありません。
22分と24分にラインの裏に出たカイ・ハヴェルツは、いずれもオフサイド。25分に縦パスを受けたボーウェンがボックス右を突破し、ニアにグラウンダーを送ると、マイケル・アントニオのラボーナはケパが胸でセーブしました。
28分、ハマーズの同点ゴールを生んだのは右サイドのツォウファル。ニアに浮かしたクロスをボーウェンが頭でファーに流すと、外から走り込んできたエメルソン・パルミエリが左足でプッシュしました。34分、リース・ジェームズから預かったマドゥエケが、アゲールをかわして左足でシュート。ゴール左への決定的な一撃は、ファビアンスキのビッグセーブに阻まれています。
40分、ジョアン・フェリックスが右隅にきわどいFK。ファーポストすれずれを襲ったボールは、ハマーズの守護神が左手を伸ばして弾き出しました。前半は1-1。注目のムドリクは、開始早々のファールをもらったドリブルと36分のカウンター以外に、見せ場がありません。
後半開始からしばらくは、互角の展開。52分にリース・ジェームズがクロスを入れると、オグボンナがスライディングでカットしたボールはGKが懐に収めました。2分後、デクラン・ライスのミドルは左にアウト。65分のベンラーマのFKは、壁にヒットして右に逸れていきました。
67分、ムドリク、ククレジャ、マドェエケが下がり、ツィエク、チルウェル、メイソン・マウント。プレミアリーグにフィットしていないように見えるムドリクは、もっと早く代えたほうがよかったのではないでしょうか。69分には、ボーウェンが右からクロスをフィード。ニアで競り勝ったソーチェクのヘッドは浮いてしまいました。
チルウェルのクロスに飛び込んだ74分のカイ・ハヴェルツのヘッドは、チェルシーが後半に放った最初のシュートでした。メイソン・マウントの唯一のハイライトは、78分にリース・ジェームズの縦パスで右から突破を図ったシーンです。クロスはファビアンスキが右足でクリア。ボックス手前からのエンソ・フェルナンデスのダイレクトショットは、右に流れていきました。
79分にロフタス=チークが下がり、コナー・ギャラガー。84分のFKからソーチェクが押し込んだシーンは、ヘディングシュートを打ったデクラン・ライスがVARに引っかかり、ジャッジはオフサイドです。メイソン・マウントはパス成功5本のみ、ツィエクのクロスが味方に通ったのは1回。コナー・ギャラガーは89分のシュートをブロックされただけと、交代策は空回りでした。
かくして1-1ドロー。シュート数は10対12、オンターゲットは5対4で、この着地は妥当でしょう。左右からドリブルで勝負していたメイソン・マウントに、もっと時間があれば…。新たな選手が加わるたびに、それまで機能していた主力がくすぶる悪循環に陥っているように見えます。
カンテとコヴァチッチが癒えたら、ロフタス=チークとチュクエメカは出番を失い、ウェズレイ・フォファナの復帰でトレヴォ・チャロバーの立場は微妙になります。オーバメヤン、プリシッチ、ツィエク、アスピリクエタ、クリバリは、次のステージを考え始めているのではないでしょうか。モチベーションが低い選手が増えれば、マネジメントの難易度は確実に上がります。
4位ニューカッスルも3戦連続ドローとお付き合いしてくれたため、その差は10ポイントで、チャンスは残されています。追加点が遠いチームは、最下位サウサンプトンとのホームゲームという絶好の場を活かせるでしょうか。ハマーズ戦では手を打つのが遅く、シュートを打てないチームを20分以上放置した指揮官の判断スピードもポイントのひとつです。
最近のパフォーマンスを見る限りでは、プレミアリーグ初ゴールを決めたジョアン・フェリックスの後ろに、メイソン・マウントとマドゥエケを配する布陣がベストでしょう。CBは3枚で、リース・ジェームズとチルウェルを高い位置で機能させる3-4-2-1…。いや、セインツの前にドルトムントと戦うCLですね。いずれにしても、ポッター監督の戦術とフォーメーションに注目です。
カイ・ハヴェルツの後ろにムドリク、ジョアン・フェリックス、マドゥエケが並び、ロフタス=チークとコンビを組むのはエンソ・フェルナンデス。チアゴ・シウヴァとともに最終ラインの中央を仕切るのは、ブノワ・バディアシルです。2023年の公式戦7試合は1勝3分3敗。3ゴールしか決めていないチームは、ハマーズの守備陣を崩せるでしょうか。
9分にリース・ジェームズのスルーパスで抜け出したジョアン・フェリックスは、GKとの1対1からループシュートをポストに当て、自ら押し込むもオフサイド。序盤に肩を痛めたルーカス・パケタは、脱臼でしょうか。13分にエンソ・フェルナンデスがミドルを放った後、ソーチェクと交代となりました。
チェルシーの先制ゴールは16分。ククレジャからパスをもらったエンソ・フェルナンデスが、絶妙なロングフィードをラインの裏に落としました。右足でボレーを決めたのは、ジョアン・フェリックス。ブルースの次の目標はセーフティリードです。大量補強で作り直しを強いられているチームは、2ヵ月の長きにわたって、追加点をゲットしたことがありません。
22分と24分にラインの裏に出たカイ・ハヴェルツは、いずれもオフサイド。25分に縦パスを受けたボーウェンがボックス右を突破し、ニアにグラウンダーを送ると、マイケル・アントニオのラボーナはケパが胸でセーブしました。
28分、ハマーズの同点ゴールを生んだのは右サイドのツォウファル。ニアに浮かしたクロスをボーウェンが頭でファーに流すと、外から走り込んできたエメルソン・パルミエリが左足でプッシュしました。34分、リース・ジェームズから預かったマドゥエケが、アゲールをかわして左足でシュート。ゴール左への決定的な一撃は、ファビアンスキのビッグセーブに阻まれています。
40分、ジョアン・フェリックスが右隅にきわどいFK。ファーポストすれずれを襲ったボールは、ハマーズの守護神が左手を伸ばして弾き出しました。前半は1-1。注目のムドリクは、開始早々のファールをもらったドリブルと36分のカウンター以外に、見せ場がありません。
後半開始からしばらくは、互角の展開。52分にリース・ジェームズがクロスを入れると、オグボンナがスライディングでカットしたボールはGKが懐に収めました。2分後、デクラン・ライスのミドルは左にアウト。65分のベンラーマのFKは、壁にヒットして右に逸れていきました。
67分、ムドリク、ククレジャ、マドェエケが下がり、ツィエク、チルウェル、メイソン・マウント。プレミアリーグにフィットしていないように見えるムドリクは、もっと早く代えたほうがよかったのではないでしょうか。69分には、ボーウェンが右からクロスをフィード。ニアで競り勝ったソーチェクのヘッドは浮いてしまいました。
チルウェルのクロスに飛び込んだ74分のカイ・ハヴェルツのヘッドは、チェルシーが後半に放った最初のシュートでした。メイソン・マウントの唯一のハイライトは、78分にリース・ジェームズの縦パスで右から突破を図ったシーンです。クロスはファビアンスキが右足でクリア。ボックス手前からのエンソ・フェルナンデスのダイレクトショットは、右に流れていきました。
79分にロフタス=チークが下がり、コナー・ギャラガー。84分のFKからソーチェクが押し込んだシーンは、ヘディングシュートを打ったデクラン・ライスがVARに引っかかり、ジャッジはオフサイドです。メイソン・マウントはパス成功5本のみ、ツィエクのクロスが味方に通ったのは1回。コナー・ギャラガーは89分のシュートをブロックされただけと、交代策は空回りでした。
かくして1-1ドロー。シュート数は10対12、オンターゲットは5対4で、この着地は妥当でしょう。左右からドリブルで勝負していたメイソン・マウントに、もっと時間があれば…。新たな選手が加わるたびに、それまで機能していた主力がくすぶる悪循環に陥っているように見えます。
カンテとコヴァチッチが癒えたら、ロフタス=チークとチュクエメカは出番を失い、ウェズレイ・フォファナの復帰でトレヴォ・チャロバーの立場は微妙になります。オーバメヤン、プリシッチ、ツィエク、アスピリクエタ、クリバリは、次のステージを考え始めているのではないでしょうか。モチベーションが低い選手が増えれば、マネジメントの難易度は確実に上がります。
4位ニューカッスルも3戦連続ドローとお付き合いしてくれたため、その差は10ポイントで、チャンスは残されています。追加点が遠いチームは、最下位サウサンプトンとのホームゲームという絶好の場を活かせるでしょうか。ハマーズ戦では手を打つのが遅く、シュートを打てないチームを20分以上放置した指揮官の判断スピードもポイントのひとつです。
最近のパフォーマンスを見る限りでは、プレミアリーグ初ゴールを決めたジョアン・フェリックスの後ろに、メイソン・マウントとマドゥエケを配する布陣がベストでしょう。CBは3枚で、リース・ジェームズとチルウェルを高い位置で機能させる3-4-2-1…。いや、セインツの前にドルトムントと戦うCLですね。いずれにしても、ポッター監督の戦術とフォーメーションに注目です。
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