2023.02.19 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Newcastle×Liverpool】アリソンがビッグセーブ連発!リヴァプールはアウェイで4位に快勝!
マージーサイドダービーは、カウンターから2発を決めて完勝。5試合ぶりに3ポイントを加えたリヴァプールに、ファン・ダイクが戻ってきました。プレミアリーグ24節は、4位ニューカッスルとのアウェイゲーム。レッズのベンチには、フィルミーノとジョッタの姿があります。
クロップ監督のスタメンのチョイスは、コンディション重視でしょう。GKアリソン、DFアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン、MFヘンダーソン、ファビーニョ、バイチェティッチ、3トップはサラー、コーディー・ガクポ、ダルウィン・ヌニェス。開始3分、イサクを走らせるトリッピアーの斜めのパスは、アリソンが鋭いダッシュで懐に収めました。
その1分後、ニューカッスルが最初の決定機を創りました。左からドリブルで斬り込んだサン=マクシマンが、ロバートソンの裏でフリーになっていたアルミロンにラストパス。中央に入ってアリソンと1対1になったアタッカーのシュートは、コースを読んでいたかのように差し出した左手に弾かれました。
押されていたレッズがワンチャンスを活かしたのは10分。ファビーニョのパスを右サイドで受けたサラーが、ハーフラインのアーノルドに戻すと、CBの間にいたダルウィン・ヌニェスに絶妙なロングフィードが通りました。つま先で引っかけ、胸に当ててGKポープの前に出たストライカーは、鋭いシュートをゴール左に突き刺しました。
ベンフィカから来たゴールゲッターは、プレミアリーグ6発め。ホームチームのアグレッシブな攻撃に、対応を強いられていたレッズは、攻める時間が増えています。追加点が決まったのは17分。バイチェティッチがドリブルで上がり、左のガクポに展開すると、ファビーニョに預けたアタッカーは最終ラインの裏に抜けようとしています。
セントラルMFがサラーにつなぐと、ダイレクトの浮き球がGKの前に出たガクポへ。右足のトラップを見て飛び出したポープは、脇を抜かれました。1月に加わったオランダ代表は、プレミアリーグで2戦連発。早い時間に1点を返したかったニューカッスルは、22分のレッドカードでさらに苦しくなってしまいました。
左からのFKをアリソンがキャッチし、すかさず前線にパント。ボックスから飛び出したポープが、ボールを追ってきたサラーの前でヘディングでクリアし、ピンチを脱するはずでした。ところが、頭で外に出せなかったGKは、サラーのタッチを拒否するようにボールを腕で抱え込んでしまいました。
意図的なハンドによる決定機阻止とジャッジしたアンソニー・テイラーさんは、躊躇せずにカードを突き付け、イングランド代表GKは肩を落としてピッチを離れました。エディ・ハウ監督は、エリオット・アンダーソンを下げ、ドゥブラフカをゴールマウスへ。10人で3ゴールは、あまりにも難易度が高いミッションです。
苦しくなったニューカッスルが、チャンスをつかんだのは31分。トリッピアーの縦パスが右に流れたサン=マクシマンに入り、ロバートソンとファン・ダイクを翻弄したドリブラーが左足でシュートを放ちました。決まっていれば、勝負はわからなくなっていたターニングポイント。アリソンは、よくぞ止めました。
サラーが仕掛けた37分のカウンターは、追い越していったダルウィン・ヌニェスがオフサイドでしたが、フラッグは挙がらず、ラインの裏に出たサラーを倒したアルミロンにイエローカード。42分のホームチームのCKは、ダルウィン・ヌニェスと競ったシェアのヘッドがクロスバーを叩きました。前半は0-2。10人のニューカッスルが、きわどいシーンを創り続けています。
後半に入っても、10人とは思えない攻撃を見せるホームチームは、2人なら平気でちぎるサン=マクシマンが脅威です。52分、右から上がったサン=マクシマンの高速グラウンダーがイサクに渡り、振り向きざまの左足シュートはクロスバーの上。レッズのパスワークはセーフティファーストで、前線を走らせるようなボールがありません。
57分、ロバートソンのフィードがダルウィン・ヌニェスに通り、カットインから右隅を狙ったシュートはドゥブラフカがビッグセーブ。クロップ監督は、59分に4枚代えを敢行しました。ヘンダーソン、ガクポ、バイチェティッチと肩を痛めたダルウィン・ヌニェスがアウト。代わって入ったのは、ミルナー、フィルミーノ、ジョッタ、エリオットです。
61分、単独ドリブルで左から上がったサン・マクシマンの左足シュートはニアポストの外。イサク、アルミロン、トリッピアーが下がり、カラム・ウィルソン、アンソニー・ゴードン、マーフィーが入った64分の交代策は、この先の戦い方を見据えたチョイスのように感じられます。足を痛めたジョエリントンは、71分にマット・リッチーに後を譲りました。
75分にジョッタ、ロバートソン、フィルミーノが仕掛けた美しい速攻は、エリオットのパスでドゥブラフカと向き合ったロバートソンが打たず、中央に走り込んだアーノルドへのパスがずれてしまいました。アーノルドが中央をスプリントした80分のカウンターは、右からフォローしたサラーが打たず、SBへのリターンをカットされました。
この日のMVPは、ストライカーではなくアリソンでしょう。アンソニー・ゴードンがドリブルで進んだ82分のピンチでも、左のカラム・ウィルソンに出た際の詰め方が完璧で、コースを失ったフィニッシュは当たり前のようにGKにヒットしました。
最終盤に何度もチャンスをつかんだジョッタは、決定的なヘッドもGKをかわして放ったシュートも決められずに終わりました。格段に動きがよくなった20番は、近いうちに決めてくれるでしょう。レッズ、0-2完勝。CLの前に試したかった選手を使えたクロップ監督は、笑みを浮かべて拍手しています。
プレミアリーグ4位との直接対決を制し、ギャップは6ポイントに縮まりました。ファン・ダイクは慣らし運転中に見えましたが、2人合わせてチャンスクリエイト7回を記録した左右のSBは、レアル・マドリード戦でもチャンスを創ってくれそうです。昨季のCLファイナリストは、リベンジマッチを制することができるでしょうか。アンフィールドの初戦が、今から楽しみです。
クロップ監督のスタメンのチョイスは、コンディション重視でしょう。GKアリソン、DFアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン、MFヘンダーソン、ファビーニョ、バイチェティッチ、3トップはサラー、コーディー・ガクポ、ダルウィン・ヌニェス。開始3分、イサクを走らせるトリッピアーの斜めのパスは、アリソンが鋭いダッシュで懐に収めました。
その1分後、ニューカッスルが最初の決定機を創りました。左からドリブルで斬り込んだサン=マクシマンが、ロバートソンの裏でフリーになっていたアルミロンにラストパス。中央に入ってアリソンと1対1になったアタッカーのシュートは、コースを読んでいたかのように差し出した左手に弾かれました。
押されていたレッズがワンチャンスを活かしたのは10分。ファビーニョのパスを右サイドで受けたサラーが、ハーフラインのアーノルドに戻すと、CBの間にいたダルウィン・ヌニェスに絶妙なロングフィードが通りました。つま先で引っかけ、胸に当ててGKポープの前に出たストライカーは、鋭いシュートをゴール左に突き刺しました。
ベンフィカから来たゴールゲッターは、プレミアリーグ6発め。ホームチームのアグレッシブな攻撃に、対応を強いられていたレッズは、攻める時間が増えています。追加点が決まったのは17分。バイチェティッチがドリブルで上がり、左のガクポに展開すると、ファビーニョに預けたアタッカーは最終ラインの裏に抜けようとしています。
セントラルMFがサラーにつなぐと、ダイレクトの浮き球がGKの前に出たガクポへ。右足のトラップを見て飛び出したポープは、脇を抜かれました。1月に加わったオランダ代表は、プレミアリーグで2戦連発。早い時間に1点を返したかったニューカッスルは、22分のレッドカードでさらに苦しくなってしまいました。
左からのFKをアリソンがキャッチし、すかさず前線にパント。ボックスから飛び出したポープが、ボールを追ってきたサラーの前でヘディングでクリアし、ピンチを脱するはずでした。ところが、頭で外に出せなかったGKは、サラーのタッチを拒否するようにボールを腕で抱え込んでしまいました。
意図的なハンドによる決定機阻止とジャッジしたアンソニー・テイラーさんは、躊躇せずにカードを突き付け、イングランド代表GKは肩を落としてピッチを離れました。エディ・ハウ監督は、エリオット・アンダーソンを下げ、ドゥブラフカをゴールマウスへ。10人で3ゴールは、あまりにも難易度が高いミッションです。
苦しくなったニューカッスルが、チャンスをつかんだのは31分。トリッピアーの縦パスが右に流れたサン=マクシマンに入り、ロバートソンとファン・ダイクを翻弄したドリブラーが左足でシュートを放ちました。決まっていれば、勝負はわからなくなっていたターニングポイント。アリソンは、よくぞ止めました。
サラーが仕掛けた37分のカウンターは、追い越していったダルウィン・ヌニェスがオフサイドでしたが、フラッグは挙がらず、ラインの裏に出たサラーを倒したアルミロンにイエローカード。42分のホームチームのCKは、ダルウィン・ヌニェスと競ったシェアのヘッドがクロスバーを叩きました。前半は0-2。10人のニューカッスルが、きわどいシーンを創り続けています。
後半に入っても、10人とは思えない攻撃を見せるホームチームは、2人なら平気でちぎるサン=マクシマンが脅威です。52分、右から上がったサン=マクシマンの高速グラウンダーがイサクに渡り、振り向きざまの左足シュートはクロスバーの上。レッズのパスワークはセーフティファーストで、前線を走らせるようなボールがありません。
57分、ロバートソンのフィードがダルウィン・ヌニェスに通り、カットインから右隅を狙ったシュートはドゥブラフカがビッグセーブ。クロップ監督は、59分に4枚代えを敢行しました。ヘンダーソン、ガクポ、バイチェティッチと肩を痛めたダルウィン・ヌニェスがアウト。代わって入ったのは、ミルナー、フィルミーノ、ジョッタ、エリオットです。
61分、単独ドリブルで左から上がったサン・マクシマンの左足シュートはニアポストの外。イサク、アルミロン、トリッピアーが下がり、カラム・ウィルソン、アンソニー・ゴードン、マーフィーが入った64分の交代策は、この先の戦い方を見据えたチョイスのように感じられます。足を痛めたジョエリントンは、71分にマット・リッチーに後を譲りました。
75分にジョッタ、ロバートソン、フィルミーノが仕掛けた美しい速攻は、エリオットのパスでドゥブラフカと向き合ったロバートソンが打たず、中央に走り込んだアーノルドへのパスがずれてしまいました。アーノルドが中央をスプリントした80分のカウンターは、右からフォローしたサラーが打たず、SBへのリターンをカットされました。
この日のMVPは、ストライカーではなくアリソンでしょう。アンソニー・ゴードンがドリブルで進んだ82分のピンチでも、左のカラム・ウィルソンに出た際の詰め方が完璧で、コースを失ったフィニッシュは当たり前のようにGKにヒットしました。
最終盤に何度もチャンスをつかんだジョッタは、決定的なヘッドもGKをかわして放ったシュートも決められずに終わりました。格段に動きがよくなった20番は、近いうちに決めてくれるでしょう。レッズ、0-2完勝。CLの前に試したかった選手を使えたクロップ監督は、笑みを浮かべて拍手しています。
プレミアリーグ4位との直接対決を制し、ギャップは6ポイントに縮まりました。ファン・ダイクは慣らし運転中に見えましたが、2人合わせてチャンスクリエイト7回を記録した左右のSBは、レアル・マドリード戦でもチャンスを創ってくれそうです。昨季のCLファイナリストは、リベンジマッチを制することができるでしょうか。アンフィールドの初戦が、今から楽しみです。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す