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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

テネリフェで家族旅行…クロップ監督の粋な計らいは、タイトなリヴァプールを蘇らせるか!?

インターナショナルマッチウィーク中にテネリフェで合宿をするという話は聞いており、以前に書かせていただいたのですが、こんな粋な話だとは知りませんでした。リヴァプールのクロップ監督は、各国の代表に招集されなかった選手たちだけでなく、家族やスタッフもスペインに招待し、リフレッシュできる時間を取ったそうです。イギリスメディア「デイリー・ミラー」によると、このプランをルーカス・レイヴァが激賞していたとのこと。特にブラジル人選手は、いつも空が灰色で太陽が見られないイングランドにはストレスを溜めていることでしょう。

「最高だね。こんなプランは初めてだ。代表に呼ばれていない選手だけでなく、スタッフも連れていくことを思いつくなんて、監督は凄いね。感謝している。家族旅行を楽しむいい機会になったし、ほかのメンバーと親しくなり、理解し合うきっかけになった。今季のプレミアリーグ終了に向かって、これから厳しい6週間が待っているわけだけど、その前に太陽を浴びることができてよかったよ」(ルーカス・レイヴァ)

ルーカスがいうとおり、プレミアリーグで最も多くの試合を残しているリヴァプールには、これからタイトなスケジュールが待っています。今夜のトッテナム戦を終えると、木曜日にはヨーロッパリーグのドルトムント戦。ここからがジェットコースターで、怒涛の中2日、中3日が5連発です。10日にプレミアリーグのストーク、14日はドルトムントとのセカンドレグ、17日がボーンマス、20日にマージーサイドダービー、締めくくりは23日のプレミアリーグ第35節、対ニューカッスル。5戦のうち4つまでをアンフィールドで戦えるとはいえ、EL出場権や降格回避などのミッション達成に燃えるクラブとの終盤戦に、楽なゲームはありません。

ホームゲームが多いここからの5戦を4勝1分で走れれば、リヴァプールには再度チャンピオンズリーグ出場権獲得のチャンスがやってきます。マンチェスター・シティはチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドはトッテナム、ウェストハムはアーセナル戦が目前に控えており、壮絶なつぶし合いを無傷で切り抜けられるチームはないでしょう。ここで勝負に持ち込むためにも、今日のトッテナム戦は重要です。フィルミーノとベンテケは負傷で間に合わないものの、スタリッジ、オリギ、ララナ、コウチーニョ、ミルナー、ヘンダーソン、エムレ・ジャンなら申し分ありません。この2週間、プレミアリーグで最も多くの代表選手を世界中に吐き出したチームが、トッテナムとの「走り合い」を制すれば、上はともかく4位争いのほうはよりおもしろくなります。

プレミアリーグ4位で終われれば、噂になっているマリオ・ゲッツェやヨナス・ヘクター獲得の際に大きなアピールポイントとなります。それが難しくても何とか5位に滑り込めれば、来シーズンのヨーロッパリーグ予選で工事中のアンフィールドが使えず、マウロンやイーウッド・パークを間借りする手間が省けます。リヴァプールはここが正念場。昨季はクーマン監督のサウサンプトンがバレンタインパーティーやスキー旅行の後に調子を崩し、ラニエリ監督が今年の2月に異例の1週間休暇に踏み切ると、レスターはそこからの5試合を4勝1分で走り抜けました。テネリフェは、吉と出るか、凶と出るのか。レッズの戦いぶりに注目しましょう。

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“テネリフェで家族旅行…クロップ監督の粋な計らいは、タイトなリヴァプールを蘇らせるか!?” への3件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新お疲れ様です。

    いよいよインターナショナルウィークも終わり、各国リーグ終盤戦ですね。
    プレミアは例年に類をみない混沌ぶりで、優勝、CL・EL権、降格の全ての争いで先が見えないとてもおもしろい展開になっています。
    しかし、強いチームが多いという印象よりは、むしろどのチームも足をすくわれる可能性があるハラハラした印象を受けますね。
    リヴァプールも上位チームに勝っては、ポイントのライバルや下位チームに負け、なかなか中位を抜け出せず、4月の成績いかんでは天国と地獄どちらに転ぶかわかりません。
    今季の感じだとスパーズに勝っても、ストーク、ボーンマスあたりにころっと負けそうです 笑。
    クロップ監督はきっとドルトムント戦にかなり熱を入れそうですが、セインツ戦のような試合を繰り返すことなくリーグ戦も気を引き締めて戦ってほしいです。
    まずは今日のスパーズ戦、肝はスターリッジとコウチのコンディション、あとはスパーズに走り勝てるかだと思います。
    楽しみです。

    —–
    更新ご苦労様です。
    いよいよリーグ戦再開ですね。これから面白くなってきますね。今シーズンは上も下も混戦模様で楽しさ倍増です(笑)
    さて、レッズですがこの連戦で自力が試されますね。ホームのアドバンテージをいかし返す返すもセインツ戦のような事がないよう願っております。今夜が楽しみです!

  2. K より:

    シティ、ハマーズ、ユナイテッドを抜くには残り8勝1分以上が必要と思われるんで、監督の言う通り80%トップ4は無理、今年は諦めました。

    そして今年の夏もチームを大きく変えるビッグネームがゲッツェ以外に取れそうにありませんので、来年はプレミア専念でも私はいいと思います。クロップ監督の育成力は間違い無いのでゲッツェ取ってコウチーニョをセンターに回して足りないCBとCHにはブラナガンとジョー・ゴメスの2人に1500分くらい経験積ませてGKに移籍金の8割突っ込んで欲しいです!CBもルーカスのコンバートを超える戦力は恐らく取れないでしょう。今のCFには高さがないし、ショートパスポゼッションを磨くのが1番と思うので足元も上手いFWとしてルーカス・アラリオやミリキ取ってスタリッジ依存から抜け出して来年のこの時期にはタイトル争うチームに育って欲しいですね。シティ、アーセナルはDF陣、ユナイテッドはCF、チェルシー、トッテナム、レスターは選手層と戦力残せるかと来季が万全なチームないですしね。

  3. makoto より:

    nyonsukeさん>
    中堅クラブに個人力が高い選手が揃ったのが大きいですよね。強豪といわれるクラブが理詰めでゲームを支配しても、イガロ、ワイナルドゥム、パイェ、マフレズ、アイエゥ、マネのような選手が一発で世界を変えてしまい、流れが傾く…というような。レッズ、きわどいですね。ELは見えてはいるのですが…。

    Mackiさん>
    いい試合だったのですが、惜しかったですね。サイドからのボールの精度と、シュートのタイミングがよければ勝利もあったかもと思いました。

    Kさん>
    GKとDF以外はビッグネームが必ずしも必要という状況ではないので、いったんしゃがんでじっくりチームづくりを、という方向性自体はなくはないと思います。問題は、上は結構がんばって補強し、強くなりそうということだけですね。「上位全体のレベルUP<レッズのレベルUP」という絵が描けるかどうかだと思います。今季のトッテナムは描き切りましたが。

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