【Liverpool×Everton】ミルナー、ミルナー、ルーカス…多彩な攻撃でリヴァプールが4発圧勝!
22分、レイトン・ベインズのパスを受けたルカクがペナルティエリア左から突進。プレミアリーグ19ゴールめは、左足の強烈なシュートかと思いきや、サコがスライディングでピンチを逃れます。23分、レッズはルーカスのミドルが枠を襲い、ロブレスがナイスセーブ。ナサニエル・クラインの低いクロスをニアで狙ったララナのヘッドは、GKが動けない見事な一撃でしたが、ボール1個分ポストの外でした。29分には自陣にいたミルナーが、最終ラインの裏に出ようとしたフィルミーノにロングボールをピタリと合わせ、GKと向き合って打ったシュートは足に当たって先制ならず。32分、ルーカスがわざと緩く出した縦パスで抜け出したララナの左足は、レイトン・ベインズがカットします。息をつく暇もない圧倒的なリヴァプールの攻撃が続き、ようやく歓喜の瞬間が訪れたのは、43分でした。
右サイドから左足で入れたミルナーのクロスは完璧。オリギが不調のジョン・ストーンズに完全に競り勝ち、左隅に飛んだヘディングシュートはロブレスの守備範囲ではありませんでした。せめてこれだけで終われれば後半に希望を託せたエヴァートンは、終了間際の47分に痛恨の2点めを奪われてしまいます。CKのクリアを拾い、ララナとのワンツーで左サイドを抜け出したのはまたもミルナー。ふわりと浮かした絶妙のクロスに、中央に残っていたサコがぽっかり空いていました。容赦ないヘッドがゴールに突き刺さり、2-0。枠内シュートゼロのエヴァートンは、これで完全にしびれたでしょう。ハーフタイムにベシッチが入りましたが、ゲームがひっくり返るとは思えません。
50分、フネス・モリがオリギのくるぶしを踏みつけ、一発レッド。まったく立てないオリギは担架で運ばれ、そのままスタリッジと交代です。何もできなかったロス・バークリーは58分にクレヴァリーとチェンジ。エヴァートンが完全に終わったのは60分、ジョン・ストーンズの不用意なパスミスからでした。インターセプトのチャンスを逃さなかったのはさすが、ルーカス。守備のスペシャリストは、スタリッジに通したスルーパスもスーパーでした。ノーマークでGKの前に立ったストライカーが、左足で流し込めばいいだけの絶好機を外すわけがありません。3-0、フィルミーノはお役御免でジョー・アレン。残る興味は、レッズが何点獲るかだけです。
72分、ミルナーのクロスをジョー・アレンがボレー。直後のミルナーのクロスは今度はファーで、コウチーニョがヘッドで折り返すとエヴァートン守備陣が先着。4点めは76分、右サイドからの崩しを諦め、ジョー・アレンが左に振ったパスからでした。オヴィエドは、コウチーニョに一発でいこうとしてはいけません。8番を軽くかわしたコウチーニョのシュートは右隅に一直線。4-0、エヴァートンにはまったくいいところがありません。81分、大量リードにもアップダウンをやめず、何度もきわどいクロスを上げていたミルナーがおつかれさま。調子を崩していたジョーダン・アイブは、2試合連続のプレミアリーグ出場です。7分の長い追加タイムは、ジョー・アレンを起点とした中央突破で、ララナのパスで最前線に飛び出してチップキックを見せたのがナサニエル・クラインだったのが最大のトピックスでしょう。結局、4-0のままタイムアップ。リヴァプールが完勝です。
数あるダービーのなかでも、マージ―サイドダービーはいちばんハズレがないという印象だったのですが、両者のコンディションがそのまま結果に出たようなワンサイドゲームでした。6試合勝利がなかったエヴァートンは攻撃もプレスも連携に欠け、何度も裏を取られた最終ラインにコントロール機能はありませんでした。ロベルト・マルティネス監督と選手たちの心は、週末のFAカップ準決勝に奪われていたのかもしれません。一方のリヴァプールは、ミルナーとルーカスが素晴らしい出来。彼らにララナ、コウチーニョ、フィルミーノが絡んだ崩しの形は多彩で、先制してからは安心して観ていられました。懸念は1点、オリギの足首。絶好調だったストライカーがヨーロッパリーグで元気な姿を見せてくれればと祈るのみです。クロップ監督のチームは、6戦負けなし。昨日ドローに終わったプレミアリーグ4位のマンチェスター・シティの背中が見えてきました。残り4戦、すべて勝てれば、もたつきが目立つ上位をまとめて抜き去る最高のフィニッシュを決められるかもしれません。
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更新ご苦労様です。
完勝でしたね。ゲームの早い時間帯にミルナーがカードをもらっていたので気になっておりましたが、カードもらってからは危なげないプレーでアシストも記録し、この選手は本当に良い選手です。あとは、オリギが心配ですね。大事に至っていないことを祈るばかりです。攻撃に厚みが出て、DFもしっかり対応してのクリーンシートと最高の状態ですね!
エバートンの選手って汚い人多いですよね。
オリギもそうですし、うちはパイエ バレンシア と調子の良かった二人を故意なタックルで怪我させらました。
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更新お疲れ様です。
ミルナーとレイヴァは本当によくやってくれました。ELもこの布陣で行くと思います。ルカクを警戒しつつ上がったSBのエリアまでカバーしていたロブレンも見事でした。
一つの懸念はオリジの負傷ですが、クロップに試合後笑顔を見せていたらしいので怪我が軽いものであると願います。
次節は調子のいいニューカッスルでベニテスアンフィールド帰還と何とも不気味な存在ですが勝ちきって欲しいです。
スタリッジとオリギが戻ってきてからは、コウチーニョ依存がだいぶ解消されて全体的なバランスが良くなってきましたよね。
ララーナ、ミルナーは相変わらずよく走るし、特にアレンが凄く調子良さそうな感じます。
ヘンド、ジャンの復帰がいつになるか分からない状態ですので、戻ってきたルーカスとアレンに頑張ってもらって、このまま終盤突っ走ってもらいたいです。
オリギが軽傷でありますように・・・。
Mackiさん>
ミルナーは大ヒットですよね。今日の活躍とドルトムント戦のクロスだけでも、モトを取ってるのではないかと思ってしまいます。
おハムさん>
フネス・モリのチャージはいただけなかったですね。反省もなかったようで、ああいうプレイには、きちんと出場停止を科していただきたいと思いました。
えじさん>
私も、デヤン・ロブレンのカバーリングは素晴らしいと思いました。気持ちが載っているのでしょうね。
ご さん>
ララナとミルナーがいると、崩しの引き出しが増えますよね。ルーカスは、攻撃への貢献度が高く、今のチームにはなくてはならない選手だなとあらためて思いました。
更新お疲れ様です。
結果には満足ですが、オリジの怪我が余計でした。
ちょっとフネス・モリの態度も悪く激怒した私は(彼の退場の時のエンブレムにキスをする行為はどういう意味だったのでしょう)、荒れたダービーになるかと思ったのですが、それは未熟な私の思い違いで、冷静な選手たちは4得点できっちり大勝してくれました。
ELを考えると、ヘンド、チャンに続いてオリジがいないのは痛いですが、それ以上に今のレッズはチームの雰囲気がいい気がします。
ですが相手はビジャレアル、オリジが軽傷であることを祈ります。
また、皆さんミルナーを絶賛しておりますが、私も同意です。
ヘンドの代わりに中盤の底をやっていた数試合前とは見違える動きで、このポジションで求められる動きと連携を確認できたのではと思います。
次はニューカッスル、ベニテスのアンフィールド帰還ですがきっちりと勝ち点3をとってELに挑みたいです。