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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

メイソン・マウント、コヴァチッチ…組織を刷新したチェルシーが主力の売却を推進中⁉

あまりにも厳しいシーズンを終えたチェルシーが、組織を刷新して巻き返しを図ろうとしてるようです。ビジネス担当の社長だったトム・グリックが10ヵ月足らずで辞任する一方で、クリス・ジュラセックがCEOに就任。3月にストーク退団が伝えられていたアンディ・カズンズがスカウトチームに加わっています。

ローレンス・スチュワートとポール・ウィンスタンリーの共同SD体制が確立し、テクニカルディレクターにはクリストファー・ヴィヴェル。プレミアリーグ最終節の翌日に就任が発表されたマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、ジーザス・ペレス、ダゴスティーノ、トニ・ヒメネス、息子のセバスティアーノといった腹心を連れてきています。

ビジネス部門とスカウティングの機能を強化したチェルシーは、既に新チームの構築に向けて動き始めています。最初に着手すべきは、余剰戦力の見極めと売却。「テレグラフ」のサム・ディーン記者によると、アトレティコ・マドリードのエンリケ・セレソ会長が「チェルシーの新監督はジョアン・フェリックスを信頼しておらず、不要という連絡があった」と漏らしたそうです。

スパーズの選手たちを死ぬほど走らせたポチェッティーノ監督は、プレミアリーグ16試合4ゴールというもの足りないスタッツに加え、守備における貢献度の低さを嫌ったのでしょう。ブルーズの近況に関するレポートを増やしている「テレグラフ」は、「マンチェスター・シティに対して、マテオ・コヴァチッチと話し合う許可を与えた」という話も掲載しています。

契約が残り1年となった29歳のクロアチア代表は、ペップ・グアルディオラとともにプレイしたがっているようで、交渉はスムーズに進むのではないでしょうか。さらにもうひとり、ウェストロンドンのクラブに別れを告げると報じられた選手がいます。

「メイソン・マウントがマンチェスター・ユナイテッドとの契約に合意」とレポートしたのは、「テレグラフ」のジェイソン・バート記者と ジェームズ・ダッカー記者。「Exclusive(独占)」と銘打たれた記事は、「クラブの幹部にマウント獲得を提言したテン・ハフ監督は、本人を説得できると確信していた」と伝えています。

この記事によると、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官が重要なターゲットとしているのは、ナンバー8で起用したいメイソン・マウントと、得点力を飛躍的に引き上げてくれるハリー・ケイン。スパーズのエースはハードな交渉となりそうですが、チェルシーの生え抜きMFとの条件のすり合わせは何の問題もなく決着したそうです。

リヴァプールやアーセナルが逆転するには、マン・ユナイテッドより好条件のオファーが必須です。ニューカッスルと戦ったプレミアリーグ最終節のスタンフォード・ブリッジで、サポーターに別れを告げているように見えたと噂されたアタッカーは、いずれにしても赤いシャツに着替えて新シーズンを迎えることになるでしょう。

1月にパリ移籍が破談になったツィエク、ミランと交渉中と報じられたロフタス=チーク、3人の監督にはまらなかったプリシッチも退団濃厚。サウジアラビアという話があるカンテと、スペイン復帰の噂があるアスピリクエタの去就も不透明です。最大15人ともいわれるチェルシーの売却候補は、どこまで整理されるのでしょうか。刷新された経営ボードの動向に注目しましょう。


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