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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

どうなる、チャンピオンズリーグ出場権⁉プレミアリーグ4位争い&残留バトルプレビュー

レスターの初優勝が決まり、プレミアリーグの興味は2位以下の争いと残留バトルにシフトします。2位トッテナムと3位アーセナルの「仁義なきノースロンドンの争い」は、勝ち点3差。週末に直接対決を残しているアーセナルとマンチェスター・シティも3差。マンチェスター・ユナイテッドはFAカップ上位進出により延期試合を残しており、1試合消化が少ないウェストハムに勝てば、マン・シティとは1差。逆にウェストハムがファン・ハール監督のチームを沈黙させれば、プレミアリーグ4位まで2差です。それぞれの対戦相手を見てみましょう。トッテナムは、次節がサウサンプトンとホーム、最終節がセント・ジェームズ・パークで残留争いのニューカッスル。いずれも不気味ですが、どちらかに勝てば、得失点差のアドバンテージで2位確定です。最終戦が最下位アストン・ヴィラのアーセナルは、マンチェスター・シティに勝てば3位。敗れれば、座り心地をよく知る4位に着地する可能性大です。

上位の並びを決めるのは、ラスト2戦のマンチェスター・シティの出来でしょう。本日、レアル・マドリードとチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグを戦うチームは、中3日で本拠地エティハドのアーセナル戦。ここで敗れて、マンチェスター・ユナイテッドがノリッジに勝てば暫定で1差となり、スウォンジーとアップトン・パークで戦うウェストハムも2差で続く可能性があります。5位と6位のプレミアリーグ35節延期試合は10日にあり、勝ったほうがマンチェスター・シティをかわして4位、ドロー決着ならマンチェスター・シティが上。最終節は、マン・シティがスウォンジーとアウェイ、マン・ユナイテッドはオールド・トラフォードでボーンマス、ハマーズは敵地ブリタニアでストーク。うーん、スリリングです。こういうお話は、言葉だとまどろっこしいですね。以下に、整理してみましょう。

■マンチェスター・シティVSアーセナルで、マンチェスター・シティが勝利
⇒トッテナムは、自身の大敗とライバルの大勝がなければ連敗でも2位
⇒マン・シティとアーセナルが勝ち点67で並び、最終節でマン・シティが勝てば3位、
 負けた場合はアーセナルがヴィラに負けることは考えにくく、マン・シティは4位以下
⇒マン・ユナイテッドとウェストハムは、最後にアーセナルとマン・シティが負ければ、
 3連勝で最高3位まであるものの、現実的には3連勝してマン・シティのコケ待ち

■マンチェスター・シティVSアーセナルで、アーセナルが勝利
⇒トッテナムは、残り2試合のいずれかを勝てば2位。両方で勝ち点を落とせば3位
⇒アーセナルは、トッテナムがコケなければ3位
⇒マンチェスター・シティは最終節を勝っても、
 マンチェスター・ユナイテッドとウェストハムのいずれかの3連勝で5位転落
 両者が勝ち点を落とせば4位
⇒マン・シティが最終節ドローなら、マン・ユナイテッドは2勝1分か、
 ハマーズに勝利条件の2勝1敗で4位
 ウェストハムはマン・ユナイテッドに勝利条件の2勝1分で4位
⇒マン・シティが最終節も負ければ、;マン・ユナイテッドとウェストハムは
 2勝すれば逆転。2者のうち、残り3戦の勝ち点が多いほうが4位

■マンチェスター・シティVSアーセナルがドロー
⇒トッテナムは、残り2試合のいずれかを引き分ければ2位。連敗すればおそらく3位
⇒アーセナルは、ヴィラに勝てば3位。トッテナム次第で2位
マン・シティが最終節ドローなら、マン・ユナイテッドは2勝1分で4位
 ウェストハムは3連勝で4位
⇒マン・シティが最終節で負ければ、
 マン・ユナイテッドはハマーズに勝利条件の2勝1敗で4位
 ウェストハムはマン・ユナイテッドに勝利条件の2勝1分で4位

と、こんな状況です。マンチェスター・シティがアーセナルに負けた場合が、いちばんエキサイティング。マンチェスター・ユナイテッドとウェストハムは、直接対決以外の2戦を連勝できれば、自力でプレミアリーグ4位に届きます。マン・シティの最終戦がリバティ・スタジアムのスワンズというのが、これまた不気味ですね。ウェールズのクラブは、アウェイではからきしながら、ホームでは4連勝中。チェルシーの後半戦無敗を止め、リヴァプールをボコボコに殴って完勝したチームです。ホーム最終戦で、マンチェスター・シティ相手にサポーターにいいところを見せたいというのは、大きなモチベーションになりえるでしょう。グイドリン監督就任で持ち直したスウォンジーが、「昨季のプレミアリーグ1位と2位が両方CL出場権を取れない」という、レスター優勝に続く番狂わせの主役になる可能性は充分です。

降格のほうに目を向けると、ニューカッスルが勝ち点33で残り2試合、サンダーランドが32で3試合、ノリッジが31で3試合。僅差のなか、3つのうち生き残るのはひとつという厳しいバトルです。ニューカッスルは、アストン・ヴィラとトッテナムに連勝ミッション。トッテナム戦を引き分ければ、サンダーランドとノリッジのどちらかが2勝1敗でアウトです。ノリッジは、マンチェスター・ユナイテッド、ワトフォード、エヴァートン。サンダーランドは、チェルシー、ワトフォード、エヴァートン。なるほど、カギを握るのはエヴァートンとワトフォードですね。どちらもあまり調子がいいとはいえず、チャンスはありそうなのですが、ノリッジもサンダーランドもプレミアリーグの直近10試合で2勝しかしておらず、ラスト3戦のうち2勝は相当難易度が高そうです。ニューカッスルが有利に見えますが、果たして…。プレミアリーグ4位争いと残留バトルの趨勢が見える37節は、5月7日・8日開催です。

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“どうなる、チャンピオンズリーグ出場権⁉プレミアリーグ4位争い&残留バトルプレビュー” への6件のフィードバック

  1. チェルシーサポ より:

    シティ→5位以下かつCL優勝、リバプール→5位以下かつEL優勝、ユナイテッド→4位以内かつFA杯優勝した場合だとCLに6チーム出れると思うのですが、そうなると来季EL出場権も混戦・・・の記事などあれば、嬉しいです!

  2. より:

    それは無理
    そうなったらユナイテッドがEL行きね

  3. makoto より:

    チェルシーサポさん>
    CLは最大5枠ですので、おっしゃることが実現した場合は、「レスター、トッテナム、アーセナルとCL優勝のマン・シティ、EL優勝のリヴァプールがCL」「マン・ユナイテッド、ウェストハム、セインツがEL」となりますね。

    あ さん>
    上記をおっしゃりたかったんですよね?

  4. おハム より:

    パレスに落ちてもらいたい
    サンダーランド ニューカッスルのどちらかがいないプレミアリーグは考えられません

  5. K より:

    今年の降格争いの安全圏は37ポイントと思ってますけど最終節までもつれる展開を希望です。

  6. makoto より:

    おハムさん>
    3連勝3連敗、厳しいですね…。

    Kさん>
    ニューカッスルの連勝は充分ありえます。サンダーランドとノリッジは、次戦でチェルシーとマンチェスター・ユナイテッドに負けたとしても連勝でいける可能性があるので、「諦めずに戦いぬけるか」が重要ですね。

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