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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マグワイアのハマーズ移籍は破談…マン・ユナイテッドは戦力整理と守備力強化を実現できるのか?

「ハリーはウェストハムをリスペクトしているけど、個人的な条件で合意していない。ユナイテッドに留まり、クラブを愛し、多くの出場機会を得られると信じている」

マンチェスター・ユナイテッドとウェストハムが合意に至った移籍金は3000万ポンド。個人条件もクリアしたという報道があったのですが、本人は首を縦に振っておらず、デヴィッド・モイーズ監督とも話していないと伝えられています。

冒頭で引用したマグワイアに近い関係者のコメントは、ファブリツィオ・ロマーノさんが配信したものです。トランスファーマーケットに精通しているジャーナリストと、記事にする前に裏を取る「アスレティック」、ネットワークが広い「スカイスポーツ」が揃って破談というなら、破談なのでしょう。

マンチェスター・ユナイテッドのサポーターとしては、複雑です。いや、マグワイアのファンや、所属選手は大事にすべきだという人は、ほっとしているのかもしれません。私は、既に気持ちを切り替えてしまっていたのです。マグワイアの移籍はほぼ決まりなので、パヴァールかトディポか、新戦力に期待しよう、と。

近年のマグワイアのパフォーマンスに納得していなかったサポーターや、CBのレベルアップを図ってほしいと思っていた人も、言葉を失っているのではないでしょうか。3000万ポンドを手に入れられなければ、キム・ミンジェと同様に、バイエルンを退団すると目されていたパヴァールとの交渉は止まるはずです。

プレミアリーグの開幕戦では、フロントスリーとブルーノ・フェルナンデス、メイソン・マウントが連携するプレスがはまらず、ウルヴスの中央突破を喰らって何度もピンチに陥りました。CBもさることながら、獲得の噂があるソフィアン・アムラバトのように、CBの前のスペースをカバーできるMFを引き入れるべきでしょう。

FFPの基準をクリアしようとしているクラブは、CBを諦めてアンカーに絞るとしても、余剰戦力の売却が必要です。ディーン・ヘンダーソンは残留する見通し。具体的な話が進んでいるのは、ベシクタシュと個人合意と伝えられたエリック・バイリーと、レアル・ソシエダかアヤックスにローン移籍するといわれているファン・デ・ベークぐらいです。

彼らとマルシアルのいずれかを早期に売却できれば、ソフィアン・アムラバトに対するアプローチが本格化するのではないかと思われます。中央の守備の強化が必須のマン・ユナイテッドは、2週間で新戦力獲得に漕ぎ着けられるでしょうか。ハリー・マグワイアの奮闘を祈りつつ、トランスファーマーケットのライブブログや記者のツイートをつぶさにチェックする日々が続きます。


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