2023.11.12 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×Burnley】素晴らしきトロサール!セットピースを活かしたアーセナルが3発快勝!
チャンピオンズリーグでセヴィージャを撃破し、ノックアウトラウンド進出にリーチをかけたアーセナル。プレミアリーグ12節の相手は、19位に沈むバーンリーです。ジェズスとウーデゴーアを欠いたアルテタ監督は、カイ・ハヴェルツとトロサールを先発させています。右にまわってもフィット感を高められないドイツ代表は、指揮官の期待に応えられるでしょうか。
GKラヤ、DF冨安健洋、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ。MFジョルジーニョ、デクラン・ライス、カイ・ハヴェルツ、FWサカ、トロサール、マルティネッリ。立ち上がりのビルドアップは、冨安と2人のCBが後方に並び、ジンチェンコが中央にいます。冨安が右のサカに展開した5分のアタックは、ゴールライン際に入ったカイ・ハヴェルツのクロスをカットされてCKです。
病気で欠場となったベン・ホワイトのポジションに入った冨安は、サイドに張らずサリバの脇でパスをまわしています。8分のアムドゥニのミドルは、ラヤが左に反応してセーブ。両者ともに楔のボールが入らず、サイドで詰まるシーンが目立ちます。18分、富安のサイドチェンジがマルティネッリへ。落としを受けたジンチェンコのクロスは、カイ・ハヴェルツに合いません。
20分の波状攻撃で冨安のシュートがブロックされると、ボックス右の混戦でミスパスを拾ったサカの右足は、GKトラフォードがぎりぎりで上に弾き出すビッグセーブ。サカとジンチェンコが右サイドで絡んだ24分の仕掛けは、折り返しのクリアをトラップしたカイ・ハヴェルツのシュートがブロックされました。
30分のCKに競り勝ったカイ・ハヴェルツのヘッドは、クロスバーの上。ハーフライン付近でサリバのタッチを奪われたカウンターは、ジンチェンコをかわしたグズムンドソンのフィニッシュをラヤが冷静にストップしました。左サイドで2~3人に囲まれ、打てる形に持ち込めないマルティネッリは、クロスを味方に通せません。
35分に敵陣で奪ったのはデクラン・ライス。前を向いてもらったカイ・ハヴェルツは躊躇し、左にいたトロサールのシュートはトラフォードがセーブしました。左のマルティネッリがジンチェンコに戻し、クロスが右に上がったのは45分。サカがヘッドで折り返すと、トラフォードに先着したトロサールのヘッドがネットを揺らしました。
ポストに腕をぶつけた19番は、前半が終わる直前にピッチに戻っています。ハーフタイムまでのシュート数は10対4、しかしオンターゲットは3対4。後半の立ち上がりにサリバを抜きかけたコレオショは、打つ寸前にスライディングでクリアされました。冨安の背後を狙う19歳の快足ドリブラーは要注意です。
53分、自陣ボックス右でコレオショと競った冨安が転倒。ニアに入った折り返しのクリアを叩いたブラウンヒルのシュートは、ディフレクションでラヤの逆を突いて枠に飛び込みました。1-1となった直後の57分、トロサールのCKをGKの前でヘッドで決めたのはウィリアム・サリバ。アルテタ監督は59分にカイ・ハヴェルツを下げ、ファビオ・ヴィエイラを投入しました。
65分、カットインしたコレオショのミドルは左にアウト。67分にドリブルで中央を突破したトロサールが止められると、後ろからフォローしたデクラン・ライスのコントロールショットは、右ポストの脇を抜けていきました。73分のトロサールのCKは12本め。ショートを使わないのは、ゴール前に落ちてくるボールのクオリティが高いからでしょう。
ゴール前の競り合いでオシェイに当たったボールがバーにヒットして戻ってくると、後ろで待ち構えていたジンチェンコがジャンピングボレー。右隅に飛んだ予測不能の一撃に、トラフォードは反応できませんでした。81分にサカとトロサールが下がり、エンケティアとネルソン。1分後、スパイクの裏でブラウンヒルを蹴ってしまったファビオ・ヴィエイラは1発レッドです。
88分に足がつって寝転がったマルティネッリは、キヴィオルにチェンジ。クロス9本、ドリブルチャレンジ7回、デュエル17戦のウインガーはCKを何度も獲得しており、勝利の立役者のひとりといっていいでしょう。混戦で出血したジョルジーニョに代わって、エルネニーが入るかと思いきや、101分にラヤがゴールキックを蹴ったところでマイケル・オリヴァーの笛が鳴りました。
3-1、ガナーズ快勝。MVPは、体を張った先制ゴールと素晴らしいCK連発のトロサールでしょう。前半は左右バランスよく攻めていたホームチームが、後半は左サイド偏重になったのは、やっかいなコレオショをケアする必要があったからでしょうか。マルティネッリ、ジンチェンコ、トロサールの必死のアタックは、セットピースからの2発という形で結実しました。
失点シーンで、冨安がファールを取ってもらえなかったのは不運でした。同点のまま終盤に突入するとカウンターの脅威が高まりますが、すぐにサリバが決めてくれたので、ピッチの空気を変えずにすみました。カイ・ハヴェルツは…チェルシーにいた頃は、ショートカウンターでデクラン・ライスからパスをもらったシーンでは、左足を振り抜いていたのではないでしょうか。
コースがあったのに打とうとせず、トロサールの裏でフリーになっていたマルティネッリも見えず、マーカーが着いていた19番にバッドタイミングで預けたプレイに余裕のなさを感じました。チャンピオンズリーグの最終節が消化試合になったら、最前線でリフレッシュという手もあるのではないかと思います。
インターナショナルブレイクが明けたら、ジェズス、ウーデゴーア、スミス・ロウが戻ってきます。現状の中盤のベストチョイスはウーデゴーア、ジョルジーニョ、デクラン・ライスで、ジェズスが調子を上げてくれれば得点力を高められるでしょう。1月にトロサールとジョルジーニョを獲ったのは成功でしたね。タイトな日程の年末年始も、彼らを必要とする試合があるはずです。
GKラヤ、DF冨安健洋、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ。MFジョルジーニョ、デクラン・ライス、カイ・ハヴェルツ、FWサカ、トロサール、マルティネッリ。立ち上がりのビルドアップは、冨安と2人のCBが後方に並び、ジンチェンコが中央にいます。冨安が右のサカに展開した5分のアタックは、ゴールライン際に入ったカイ・ハヴェルツのクロスをカットされてCKです。
病気で欠場となったベン・ホワイトのポジションに入った冨安は、サイドに張らずサリバの脇でパスをまわしています。8分のアムドゥニのミドルは、ラヤが左に反応してセーブ。両者ともに楔のボールが入らず、サイドで詰まるシーンが目立ちます。18分、富安のサイドチェンジがマルティネッリへ。落としを受けたジンチェンコのクロスは、カイ・ハヴェルツに合いません。
20分の波状攻撃で冨安のシュートがブロックされると、ボックス右の混戦でミスパスを拾ったサカの右足は、GKトラフォードがぎりぎりで上に弾き出すビッグセーブ。サカとジンチェンコが右サイドで絡んだ24分の仕掛けは、折り返しのクリアをトラップしたカイ・ハヴェルツのシュートがブロックされました。
30分のCKに競り勝ったカイ・ハヴェルツのヘッドは、クロスバーの上。ハーフライン付近でサリバのタッチを奪われたカウンターは、ジンチェンコをかわしたグズムンドソンのフィニッシュをラヤが冷静にストップしました。左サイドで2~3人に囲まれ、打てる形に持ち込めないマルティネッリは、クロスを味方に通せません。
35分に敵陣で奪ったのはデクラン・ライス。前を向いてもらったカイ・ハヴェルツは躊躇し、左にいたトロサールのシュートはトラフォードがセーブしました。左のマルティネッリがジンチェンコに戻し、クロスが右に上がったのは45分。サカがヘッドで折り返すと、トラフォードに先着したトロサールのヘッドがネットを揺らしました。
ポストに腕をぶつけた19番は、前半が終わる直前にピッチに戻っています。ハーフタイムまでのシュート数は10対4、しかしオンターゲットは3対4。後半の立ち上がりにサリバを抜きかけたコレオショは、打つ寸前にスライディングでクリアされました。冨安の背後を狙う19歳の快足ドリブラーは要注意です。
53分、自陣ボックス右でコレオショと競った冨安が転倒。ニアに入った折り返しのクリアを叩いたブラウンヒルのシュートは、ディフレクションでラヤの逆を突いて枠に飛び込みました。1-1となった直後の57分、トロサールのCKをGKの前でヘッドで決めたのはウィリアム・サリバ。アルテタ監督は59分にカイ・ハヴェルツを下げ、ファビオ・ヴィエイラを投入しました。
65分、カットインしたコレオショのミドルは左にアウト。67分にドリブルで中央を突破したトロサールが止められると、後ろからフォローしたデクラン・ライスのコントロールショットは、右ポストの脇を抜けていきました。73分のトロサールのCKは12本め。ショートを使わないのは、ゴール前に落ちてくるボールのクオリティが高いからでしょう。
ゴール前の競り合いでオシェイに当たったボールがバーにヒットして戻ってくると、後ろで待ち構えていたジンチェンコがジャンピングボレー。右隅に飛んだ予測不能の一撃に、トラフォードは反応できませんでした。81分にサカとトロサールが下がり、エンケティアとネルソン。1分後、スパイクの裏でブラウンヒルを蹴ってしまったファビオ・ヴィエイラは1発レッドです。
88分に足がつって寝転がったマルティネッリは、キヴィオルにチェンジ。クロス9本、ドリブルチャレンジ7回、デュエル17戦のウインガーはCKを何度も獲得しており、勝利の立役者のひとりといっていいでしょう。混戦で出血したジョルジーニョに代わって、エルネニーが入るかと思いきや、101分にラヤがゴールキックを蹴ったところでマイケル・オリヴァーの笛が鳴りました。
3-1、ガナーズ快勝。MVPは、体を張った先制ゴールと素晴らしいCK連発のトロサールでしょう。前半は左右バランスよく攻めていたホームチームが、後半は左サイド偏重になったのは、やっかいなコレオショをケアする必要があったからでしょうか。マルティネッリ、ジンチェンコ、トロサールの必死のアタックは、セットピースからの2発という形で結実しました。
失点シーンで、冨安がファールを取ってもらえなかったのは不運でした。同点のまま終盤に突入するとカウンターの脅威が高まりますが、すぐにサリバが決めてくれたので、ピッチの空気を変えずにすみました。カイ・ハヴェルツは…チェルシーにいた頃は、ショートカウンターでデクラン・ライスからパスをもらったシーンでは、左足を振り抜いていたのではないでしょうか。
コースがあったのに打とうとせず、トロサールの裏でフリーになっていたマルティネッリも見えず、マーカーが着いていた19番にバッドタイミングで預けたプレイに余裕のなさを感じました。チャンピオンズリーグの最終節が消化試合になったら、最前線でリフレッシュという手もあるのではないかと思います。
インターナショナルブレイクが明けたら、ジェズス、ウーデゴーア、スミス・ロウが戻ってきます。現状の中盤のベストチョイスはウーデゴーア、ジョルジーニョ、デクラン・ライスで、ジェズスが調子を上げてくれれば得点力を高められるでしょう。1月にトロサールとジョルジーニョを獲ったのは成功でしたね。タイトな日程の年末年始も、彼らを必要とする試合があるはずです。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す