リーグ最少の10失点…ヴィルジル・ファン・ダイクの復活を物語る5つのスタッツ!
リヴァプールのゲームをしっかり見ている人ほど、今季プレミアリーグで最少失点という事実に驚いているのではないでしょうか。12試合のうち半分の6試合で先制を許しており、1試合あたりのファール12.2回はリーグ4位。マック・アリスター、ファン・ダイク、カーティス・ジョーンズ、ジョッタが積み上げたレッドカード4枚は、当然のワーストです。
最終ラインは負傷が多く、コナテの先発は5試合。アーノルドはハムストリングを痛めて2試合欠場、ロバートソンは肩の負傷で1月までスカッドを離れる見通しです。ジョー・ゴメスの奮闘とジャレル・クアンサーの台頭がなければ、マンチェスター・シティと1ポイント差の2位というポジションにはいられなかったでしょう。
これまで10失点に抑えられた要因として、守護神アリソンとキャプテンのファン・ダイクのハイレベルなパフォーマンスも外せません。とりわけファン・ダイクの復活は、リヴァプールが巻き返しを果たすうえで欠かせないパーツです。彼のレッズでのキャリアは、黄金期と苦闘期に分かれます。CLとプレミアリーグを制覇した2018年からの2シーズンは圧巻でした。
スパーズに勝ってビッグイヤーを獲得した2018-19シーズンは、ドリブルで一度も抜かれておらず、CLファイナルのマン・オブ・ザ・マッチ、PFA最優秀選手、DFとして史上初のUEFA欧州最優秀選手を受賞。2018年3月にニューカッスルのMFメリーノに突破を許してから、2019年8月にジェズスにかわされるまで、公式戦65試合をドリブル突破ゼロで抑えています。
世界最強のCBが苦しむきっかけとなったのは、2020年10月17日のマージーサイドダービーで起こったアクシデントです。開始5分にピックフォードの無謀なタックルを受け、右膝の前十字靭帯損傷という重傷でリタイア。2021年7月のヘルタ・ベルリンとのテストマッチでピッチに立つまで、285日という過酷なリハビリの日々を過ごしました。
それからの3年は、以前の彼ではありませんでした。欧州と国内を制した2シーズンは、ドリブル54回のうち1回しか成功させなかったCBは、2020-21からの3シーズンは89回中23回も抜かれています。2018-19シーズンのプレミアリーグでは失点22だったレッズは、昨季は47ゴールを決められ、6年キープしてきたTOP4の座から滑り落ちてしまいました。
クラブもキャプテンも復権をめざす2023-24シーズンは、ニューカッスル戦のイサクへのチャージでレッドカードを突き付けられたものの、出場したプレミアリーグ10試合では1度も抜かれていません。デュエルは66勝16敗で勝率80%、空中戦は51勝11敗で82%。いや、シンプルに数字を並べるより、サリバやルベン・ディアスと比較したほうが納得感が高まるでしょう。
ロングフィードの成功率は、ファン・ダイクが79.7%、サリバが59.2%、ルベン・ディアスは60.0%。デュエルと空中戦で8割以上の勝率を誇るレッズのCBに対して、サリバはデュエルが62.5%、空中戦は54.5%。ルベン・ディアスも53.9%と52.9%と大きく下回っています。彼の素晴らしさを語る事実をもうひとつ挙げましょう。これはレッズにおける彼以外の数字です。
1試合あたりのドリブルで抜かれた回数を見ると、ショボスライが1.9でリーグ6位、マック・アリスターは1.7で9位、アーノルドは1.5で12位。中盤にいる選手たちがかわされると、ファン・ダイクと相棒がフォローしなければなりません。レッズの数字を追うと、サラー、アリソン、ファン・ダイクといった歴戦のキーマンがいかに重要な役割を果たしているかがよくわかります。
直近のリーグ戦4試合はわずか1失点。セインツ時代から好きだったCBの復活を実感し、テンションが上がる日々が続いています。クラブレベルで獲得できるタイトルをすべて手に入れているのに、どの大会でも2度めの優勝がないファン・ダイクには、次なる栄冠を勝ち取ってもらえればと思います。願わくばペップに2~3回、直接対決の敗戦の理由を語らせる完璧なシーズンとして。
最終ラインは負傷が多く、コナテの先発は5試合。アーノルドはハムストリングを痛めて2試合欠場、ロバートソンは肩の負傷で1月までスカッドを離れる見通しです。ジョー・ゴメスの奮闘とジャレル・クアンサーの台頭がなければ、マンチェスター・シティと1ポイント差の2位というポジションにはいられなかったでしょう。
これまで10失点に抑えられた要因として、守護神アリソンとキャプテンのファン・ダイクのハイレベルなパフォーマンスも外せません。とりわけファン・ダイクの復活は、リヴァプールが巻き返しを果たすうえで欠かせないパーツです。彼のレッズでのキャリアは、黄金期と苦闘期に分かれます。CLとプレミアリーグを制覇した2018年からの2シーズンは圧巻でした。
スパーズに勝ってビッグイヤーを獲得した2018-19シーズンは、ドリブルで一度も抜かれておらず、CLファイナルのマン・オブ・ザ・マッチ、PFA最優秀選手、DFとして史上初のUEFA欧州最優秀選手を受賞。2018年3月にニューカッスルのMFメリーノに突破を許してから、2019年8月にジェズスにかわされるまで、公式戦65試合をドリブル突破ゼロで抑えています。
世界最強のCBが苦しむきっかけとなったのは、2020年10月17日のマージーサイドダービーで起こったアクシデントです。開始5分にピックフォードの無謀なタックルを受け、右膝の前十字靭帯損傷という重傷でリタイア。2021年7月のヘルタ・ベルリンとのテストマッチでピッチに立つまで、285日という過酷なリハビリの日々を過ごしました。
それからの3年は、以前の彼ではありませんでした。欧州と国内を制した2シーズンは、ドリブル54回のうち1回しか成功させなかったCBは、2020-21からの3シーズンは89回中23回も抜かれています。2018-19シーズンのプレミアリーグでは失点22だったレッズは、昨季は47ゴールを決められ、6年キープしてきたTOP4の座から滑り落ちてしまいました。
クラブもキャプテンも復権をめざす2023-24シーズンは、ニューカッスル戦のイサクへのチャージでレッドカードを突き付けられたものの、出場したプレミアリーグ10試合では1度も抜かれていません。デュエルは66勝16敗で勝率80%、空中戦は51勝11敗で82%。いや、シンプルに数字を並べるより、サリバやルベン・ディアスと比較したほうが納得感が高まるでしょう。
ロングフィードの成功率は、ファン・ダイクが79.7%、サリバが59.2%、ルベン・ディアスは60.0%。デュエルと空中戦で8割以上の勝率を誇るレッズのCBに対して、サリバはデュエルが62.5%、空中戦は54.5%。ルベン・ディアスも53.9%と52.9%と大きく下回っています。彼の素晴らしさを語る事実をもうひとつ挙げましょう。これはレッズにおける彼以外の数字です。
1試合あたりのドリブルで抜かれた回数を見ると、ショボスライが1.9でリーグ6位、マック・アリスターは1.7で9位、アーノルドは1.5で12位。中盤にいる選手たちがかわされると、ファン・ダイクと相棒がフォローしなければなりません。レッズの数字を追うと、サラー、アリソン、ファン・ダイクといった歴戦のキーマンがいかに重要な役割を果たしているかがよくわかります。
直近のリーグ戦4試合はわずか1失点。セインツ時代から好きだったCBの復活を実感し、テンションが上がる日々が続いています。クラブレベルで獲得できるタイトルをすべて手に入れているのに、どの大会でも2度めの優勝がないファン・ダイクには、次なる栄冠を勝ち取ってもらえればと思います。願わくばペップに2~3回、直接対決の敗戦の理由を語らせる完璧なシーズンとして。
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