爆発ノースロンドン!アーセナルはヴァイキングに0-8大勝、トッテナムはインテルを6発で粉砕!
先に終わったオスロのトッテナムVSインテルから、ゴールシーンを振り返ってみましょう。開始早々にPKをもぎ取ったのは、アンサルディのパスカットに絡んでいったカイル・ウォーカーの積極的なチェックでした。右に強く蹴ったハリー・ケインのキックは文句なし、トッテナムが先制です。ところが24分、カイル・ウォーカーは縦パス一発でペリシッチに置いていかれ、左足の同点ゴールを許します。GKフォルムはコースが読めなかったのか、クロスに飛んだボールに反応できませんでした。ここからの15分は、インテルが勝負を争った時間でしたが、美しい2つのゴールが決まると、イタリアの名門は沈黙したまま試合を終えることになります。
カイル・ウォーカー、デル・アリ、ハリー・ケインとつながり中央に出たボールを、見事なカーブで右隅に決めたラメラの一撃は、プレミアリーグ本番にとっておきたかったぐらいのきれいな弾道。51分のゴールがまた、圧巻でした。デル・アリが縦にぶつけたボールがポストプレーで足元に戻り、迷いなくダイレクトで放ったシュートが右隅に決まったのですが、10年来のコンビのようにポストの役割を果たしたのは、後半からピッチに入ったフィンセント・ヤンセンでした。トリッピアーのクロスをヘッドで狙ったハリー・ケインのシュートがポストに当たった直後の57分、ラメラのラストパスをペナルティエリア右でもらったプレミアリーグ得点王は、今度は容赦なく右足の強烈なシュートをゴール左に叩き込みます。
フィンセント・ヤンセンがオランダリーグ得点王らしい抜け目のなさを見せたのは、65分。デル・アリがドリブルで中央に斬り込み2人をかわすと、3人めで引っかかり、ボールはラインの裏に転がります。これにいち早く反応するあたりが、さすがストライカー。GKのポジションをみて冷静に流し込んだインサイドには、ハンダノヴィッチはノーチャンスでした。最後のゴールは、右から中央に持ち込んだフィンセント・ヤンセンがラメラをフリーにする素晴らしいパスを通したところで勝負あり。折り返しを若いハリソンが難なく押し込み、ゴールショーはお開きとなりました。スパーズが連れてきた新しいストライカーは、ハリー・ケインに負けないペースでゴールを積み重ねるかもしれません。2人の得点王が前線に張り、エリクセン、ラメラ、デル・アリからパスが出る布陣を敷かれたら脅威です。順調な仕上がりを見せたトッテナムは、昨季に続いて優勝争いに顔を出すはずです。
オスロから南西に300キロ超、北海沿岸にあるスタヴァンゲルでゲームに臨んだアーセナルは、開始早々にもらったPKをカソルラが外してしまいます。17分にCKに合わせたエルネニーのヘディングシュートや、22分にカソルラのロングフィードを頭でファーに折り返したギブスの秀逸なラストパスも実らず。33分の先制ゴールは、再度CKを叩いたエルネニーのヘッドでしたが、ゴール前に走り込んだジョエル・キャンベルが触らなければ、ポストを叩いて外に弾かれていたでしょう。押しまくったガナーズの前半のゴールは、これ1本だけでした。しかし後半、開始5分にカソルラが左足を振り抜き素晴らしいミドルを突き刺すと、アーセナルの怒涛のラッシュが始まります。
53分、右サイドから仕掛けたジョエル・キャンベルの優しいグラウンダーをウォルコットがズドン。55分にゴール前のハウコスが押し込んでしまったオウンゴールは、カソルラの完璧なスルーパスと、キレキレのジョエル・キャンベルのクロスが生んだ1点でした。その4分後、イオビが足の裏で後ろに流したボールを受け、左サイドにまわり込みながらバーの下を叩く強烈なシュートを決めたのは、ジョエル・キャンベル。フィニッシュもラストパスもクオリティが高かった28番は、マフレズなんていらないだろうとクラブやマスコミにアピールしているかのようです。
72分に敵陣で奪ったボールをカソルラが受け、すぐ左を走るイオビに転がすと、GKの脇を抜いたシュートがネットに刺さり、0-6。イオビは81分にも速攻から左に飛び出し、フェイントでDFを翻弄した後、右足のシュートを決めています。最後はベジェリンのミドルをGKが弾いたところをアクポムがさらって0-8。ここまでゴールを積み上げれば、ガナーズの面々は気分よくロンドンに帰れるでしょう。アーセナルの心臓はやはりカソルラだと再確認するとともに、ジョエル・キャンベルがコンスタントに今日のプレイを披露できるのならば、リヤド・マフレズに使うお金までラカゼットの目の前に積んでもいいのかもしれないと心が揺れました。この試合のレフティを見て、ヴェンゲル監督がストライカーとCB以外に手を出すのはドラクスラーだけと腹をくくったなら、それが最大の収穫なのかもしれません。誤算があるとすれば、ビエリクとガブリエウのCBコンビに想像以上に仕事がなかったことではないでしょうか。
ノースロンドンの2チームが、今季のプレミアリーグでも彼ららしいアグレッシブなサッカーを見せてくれるのだなとテンションが上がる2試合でした。ブックメーカー「ウイリアムヒル」のオッズは本命ペップ、対抗モウリーニョですが、少なく見積っても5チームが絡む優勝争いがどうなるかは、皆目見当がつきません。いやー、おもしろい!
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カソルラがいればと昨シーズンは思いましたからね。キャンベルそして今年はチェンバレンのブレイクを期待しています。とりあえず、ほぼ決まっていたケレチ・ヌワカリが決まりました。本当にドラクスラーお好きなんですね
カソルラ・キャンベルは文句なしの出来だったのはもちろんのこと、ヤングガナーズの躍動も目につきます。レベルの高い相手に対してどれくらいやれるか見てみたいところですが、とりあえずFAやキャピタルワンでアピールして欲しいですね。
期待はビエリク、ホールディングのCBコンビですが、局面によっては活きそうなアクポムやゼラレムにも期待しています。
最後に補強に関しては、多少時間はかかっていいので、ムスタフィ&ラカゼットをとってほしいです。 1位以外は要らないので、妥協せずに補強しプレミアを制することを願っています。
ヤンセンは泥臭く球際で粘るプレーもポストプレーも光っていました。非常に良かったです。
予想外の収穫としてはウィンクスが非常に良かったです。ボールの散らし方、絶品のスルーパス、足元の技術と全て良かったです。正直、昨季あまり見ていなかった(見る機会がなかった)選手なのですが、今季は出番が増えると期待してしまいます。
更新お疲れ様です。
昨シーズン終盤、ユーロ敗退の悪い空気は無いと思ってもいいのかなと思える爆発っぷりでしたね。ヤンセンが馴染めてるのはオランダリーグ出身選手が多い事も関係してると思います。シーズン開幕が非常に楽しみになってきました。
相手チームとの実力差は大きかったとはいえ
起用されど得点に絡むことの少なかったキャンベルとイウォビの両WGが
得点をあげられたのは嬉しかったです
アーセナル絡みの記事はコメントが多い笑。
日本人のグナ率の高さを感じます。
ボスがビエリクとホールディングでシーズンを
乗り切ろうと思っていない事を切に願います。
やはり大量得点の試合はおもしろいですね。
アーセナルに関しては、格下であるものの
ストライカーの獲得無くして開幕もありだと思います。また、トッテナムに関しては、新戦力の開幕からの活躍に期待がかかりますね。昨シーズンの2位、3位が順調な滑り出しになることに期待してます
大勝に気を良くして、ボスが補強不要と思わないでほしいです。マフレズでもラカゼットでもドラクスラーでもムスタフィでも…とにかく、インパクトがほしいです。ただこの状況は、補強が立ち遅れて2–8でユナイテッドに大敗してからのパニックバイを思い出します。好選手も取りましたが、アンドレサントスやパクチュヨンなどどうにもならない選手も獲得してしまいました。
だしまるさん>
ヌワカリは、3年後に期待ですね。ドラクスラーは、選手として好きというのもあるのですが、それ以上にアーセナルにぴったりなのではないかという思いがあります。
新参さん>
今日のサッカーをコンスタントにやれるのであれば、マフレズはいらないですね。開幕からの難敵を乗り切れれば、出遅れる可能性もあるマンチェスター勢よりも上で終わるのもない話ではありません。
ホタさん>
ポチェッティーノさんは、若手を着実に伸ばしますね。他が派手なのであまり話題になっていないのですが、今季のスパーズも期待できると思います。
にわかスパーズファンさん>
ヤンセン、やってくれそうですね。2トップがおもしろいのではないかと思いました。
ゆうまさん>
イオビ、成長しましたね。ヴェンゲル監督は、CFアレクシス、左イオビという形を増やすかもしれません。
Davinciさん>
一説によると、日本でいちばんファンが多いクラブだそうです。ボスがビエリクとホールディングでシーズンを 乗り切ってしまうところを見てみたい気持ちも少々あります。ガナーズらしい…。
トトさん>
アレクシスをトップでも起用すると腹をくくるなら、ない話ではないですね。いずれにしても、「トップのクオリティには妥協せず」かと思います。
凹んでさん>
あのときのことは、アルテタとメルテザッカーを獲れたプラスのほうだけ覚えておけばいいのではないでしょうか。ベナユンも今イチでしたが、あの獲り方で2勝3敗ならまずまずです。