【Liverpool×Leicester】圧巻フィルミーノ!レスターから4ゴールを奪ったレッズが圧勝!
レスターの攻撃が一段落した7分、レッズが最初のチャンスをつかみます。左からフィルミーノがドリブルで仕掛け、ワンツーからスタリッジが裏に抜け出しかけると、読んでいたモーガンがクリア。リズムをつかみ始めたホームチームは、11分にもワイナルドゥムが縦に通したパスを持ち込んだフィルミーノが、守備網の手前からミドルを放ちます。すると1分後、ルーカス・レイヴァが左のミルナーを走らせると、前線に侵入したフィルミーノへの縦パス1発で先制ゴールが入りました。11番は、マーカーのフートをあっさりかわすと、シュマイケルが重心を移したところで逆を突く左隅へ。堅守で奇跡を起こしたプレミアリーグ王者は、優勝に貢献したCBコンビと守護神が2タッチで翻弄され、何もできませんでした。
マフレズを中心に反撃に出たレスターは、岡崎慎司とヴァーディががちがちに抑えられ、ミドルレンジまで埋められると可能性の低いクロスしか打開策はありません。26分、またもレッズに決定機。ララナとのワンツーでサディオ・マネがゴールライン際までえぐり、フリーのスタリッジに優しいグラウンダーを出すと、右足で打ったスタリッジはシュマイケルにぶつけてしまいました。29分には、今度はスタリッジが右から突破に成功しますが、角度のないところからの強引なシュートはGKがキャッチ。押しまくっていたリヴァプールは、31分にダイレクトパスで中央を破り、2点めをゲットします。最終ラインからの速い楔をフィルミーノが落とすと、よく見ていたヘンダーソンが出した縦へのロングボールでスタリッジとマネがフリー。DFに寄られたスタリッジがヒールでマネに渡すと、チップキックはシュマイケルの手に当たりながらもゴール右隅に吸い込まれました。マネは今季プレミアリーグで2点め。彼のネームをシャツに入れるサポーターが、ますます増えるのではないでしょうか。
37分、スタリッジが右から仕掛けた速攻は、パスをもらったワイナルドゥムのダイレクトシュートがバーの上。完全にペースを握られていたレスターは打つ手なしでしたが、39分にルーカスから望外のプレゼントをもらいました。ペナルティエリア脇でミニョレからパスを受けたCBは、岡崎慎司に詰められるとタッチミスを犯し、慌てて蹴ったボールはヴァーディへの最高のラストパスとなってしまいました。ゴール正面にいたレスターのエースが、ど真ん中に蹴り込み2-1。この後、ミニョレのゴールキックを追いかけたスタリッジがシュマイケルと1対1になるも、勇敢にボックスを飛び出したGKがキックを体に当てて3点めを防ぎます。前半は2-1。最後はレスターに押されたレッズは、再び自分たちのペースを思い出さないといけません。
前半にシンプソンを負傷で失い、新戦力のルイス・エルナンデスを入れたラニエリ監督は、後半頭から2枚めを投入。アーメド・ムサに後を譲った岡崎慎司は、シュートゼロでは致し方ありません。後半の立ち上がりは、互角の展開。54分にはワイナルドゥムが自陣でヴァーディにボールをさらわれ、あわや同点のピンチを招くも、ゴール前まで戻ったヘンダーソンがカットして事なきを得ます。55分、フィルミーノのパスでスタリッジがシュマイケルと1対1となり、角度を消されてセーブされると、1分後にはスタリッジのスルーパスで前線に出たワイナルドゥムが右にいたララナに流し、20番が強烈なミドルを左隅に決めて3-1。マフレズのスルーパスでヴァーディが左に抜け出し、ミニョレと向き合った絶好機は、GKがビッグセーブを披露して2点差をキープします。
65分、オルブライトンが下がり、ウジョア登場。マフレズのCKをボックスの外でもらったドリンクウォーターが思い切りよくボレーを狙うなど、レスターの攻勢が強まると、クロップ監督が腰を上げます。76分、ワイナルドゥムとスタリッジがアウト、コウチーニョとスチュワートがピッチへ。78分、左からのマイナスのグラウンダーにフリーで走り込んだヘンダーソンは、ボレーを打ち上げ、4点めはなりません。87分、右から突破を図ったフィルミーノがマネの上がりに合わせて優しいパスを出すと、ラインの裏に出たマネのシュートはシュマイケルがセーブ。しかしその2分後、カウンターから縦パスが前線に出ると、飛び出したシュマイケルをマネが抜き去り、DFを引きつけたマネが無人のゴールの前まで走り込んだフィルミーノに打たせて4-1。リヴァプ―ルが、ボリュームアップしたアンフィールドのファンの声援を受けながら、昨季プレミアリーグチャンピオンを粉砕しました。
昨日の本ブログで、「リヴァプールが4-2で圧勝、マネが活躍」と予想していたのですが、当たらずとも遠からずで、想像していた展開に近い試合になりました。レッズ圧勝の根拠は、レスターのフートとフクスの調子が上がらず、特にマネを止められないのではないかと考えたからなのですが、ラニエリ監督のチームはやはりフクスのサイドを完全に破られ、何度もピンチに陥っていました。フィルミーノの先制ゴールに対して無力だったフートともどもベンチに下げ、チルウェルとルイス・エルナンデスを起用するという荒療治に出てもいいかもしれません。ライバルチームのサポーターとしては、リヴァプールでいちばん脅威なのは、ゴール前でのプレイが多彩なフィルミーノです。次戦のプレミアリーグはフライデーナイトのチェルシー戦ですが、守備力に定評がある彼らをもってしても、11番を止めるのは大変なのではないでしょうか。破壊力抜群のレッズは、調子に乗せると手がつけられなくなりそうです。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
ルーカスのCBはもう見たくないですね。
あと早くカリウスに戻って来てもらいたいです。
更新ご苦労様です。
完勝でしたが、やはりルーカスのCBは怖いですね。(苦笑)あとGKも不安定の所がチラホラ出てましたね。ヴァーディのシュートをストップするなど、ミニョレらしいプレーもありましたが、カリウスデビューが待ち遠しいです。攻撃陣は文句なしです。LSBミルナーが更にパワーアップした感があります。兎に角満点に近いゲームでした。
ヘンダーソンの守備でのコーチングや読みの鋭さとスペースへのパスや組立の上手さを活かしてピルロ型レジスタにコンバートしたのが最高にハマった試合でしたね
前向いて貰えた時は良いパス出すし、下手なのを自覚して危ない時はセーフティ。
パス成功率が去年の78%から今の所88%に改善され、散らす役割だとチーム1の上手さを発揮しました
トラップ下手、ドリブル下手、シュート下手、対人DFも弱い選手ですが、IQが高い彼にこんな使い方があったとは! 痺れました。あっさり掌返しです
ワイナルドゥムのボール運びとスペースへの飛び出し、スタリッジの身体のキレが最初の3試合とは別物でした
両翼の2人は守備での貢献が高く、マネのスピードはヘンドのパスが輝くし、フィルミーノは全てが成長していて、とにかく視野が広いですね
スペース潰しが上手いチェルシーをアウェーで叩ければ本物でしょう、次も楽しみです
お見事!これは予想を的中させたと言い切っていいでしょう笑
1点目のパスがもっと見たいので、やはりヘンダーソンはもっと前でプレーしてほしい気がしますが、今日のような引いてくる相手にはアンカーもありかもしれません。
それと、ミニョレはセービングはいいですが相変わらず飛び出して触れなかったりゴールキックで自陣の相手にパスしたりと課題が全く解決できていないので、カリウスがチャンスを得る日はそう遠くなさそうです。
フィルミーノ…いや〜、まさに圧巻、王様でしたね。状況判断、プレーの選択、それを実現するテクニック。すべてにおいて圧巻でしたね〜。何をしてくれるかワクワクしてしまいます。ボールロストが多かったプレミア1年目の昨季から見違える余裕っぷりにビックリしてます(笑)。今のレッズの攻撃面で最も欠いてはならない男ですね。フィルミーノ最高です。
マネも素晴らしかったし、昨日のスタリッジは強引なシュートに走らずアシストしたり素晴らしかったですね。いや〜本当にララーナは…ヘンドも…長くなります(笑)楽しいゲームでした。
プレミアリーグ大好き!さん>
やっちゃいましたね、ルーカス。早くロリス・カリウスが観たいですね。
Mackiさん>
ロリス・カリウスとロブレンが戻ってくれば、落ち着くと思います。マネ、素晴らしいですね。
Kさん>
マネのゴールを呼んだ縦へのフィードと、ワイナルドゥムのパスミスを帳消しにしたカバーリングが秀逸でした。応援している選手ですので、この調子でがんばってほしいです。
NA28さん>
ありがとうございます!ダービー・カウンティ戦からロリス・カリウスでしょうか。せっかちな監督なので、チェルシー戦でさっそくいくプランもあると思います。
what a hitさん>
フィルミーノは風格が出てきましたね。ララナは、代表ではミドルを外すシーンが目立つのですが、昨日の一発は最高でした。
P.S. I Love Lallana & Henderson.
返信ありがとうございます。
「…」を使ってしまったためにララーナ&ヘンドに不満があるっぽい書き方になってしまったかなと不安になり追記させていただきました(汗)ララーナ&ヘンドは特に好きな選手なので名前だけでも書きたかった次第でございます(大汗)
ララーナは誰と組んでもOKな適応力と豊富な運動量でクロップサッカーの核だと思ってます。予測不能のくねくねターンが最高ですね。昨日の一発はしびれました。
ヘンドは僕が一番好きな選手なので、昨日の活躍は嬉しかったですね。正確なロングフィードがたまらなかったです。素晴らしい才能を持った選手なので持ち前のガッツでレギュラーを勝ち取ってほしいですね。
とにかく昨日はみんな良かったと思います。ルーカスも新アンフィールドで苦い思い出かもしれませんが、それ以外はよくがんばってたと思います。
いらない追記失礼しました(滝汗)
P.P.S. I Love NY
what a hitさん>
ララナはすごいですよね。「連携」「視野の広さ」といった長所が、目で見てわかりづらいので他クラブのファンはピンとこないかもしれませんが。という私も他クラブのファンですが(笑)
更新お疲れ様です。
コメント遅くなり皆様が私の感動を代弁してくれました 笑。
素晴らしい試合で、この状態をどれだけ維持できるかが今後の見所ですね。
昨季はコウチがいなければどうにもならなかった攻撃がコウチなしでのこのパフォーマンスはとても期待させてくれます。
とにかく管理人さんの予想のおかげでの大勝、お礼申し上げます。
チェルシー戦もこの調子でいきたいです。
遅くなりましたが、この試合をコップスタンドで現地観戦してきました。
何よりも印象的だったのは、ミニョレが処理をもたつく度に繰り返された、ほぼほぼブーイングの声援です(笑)。
そろそろ現地サポーター達の我慢も限界まできているようです。
あとララナのシュートが私の席の方向に飛んでくる弾道だったので、かなり興奮しました。
細かいところでは、マネは開幕の頃よりはミスがあるかなとは思いますが、その分ワイナルがいいプレーが多くなってきたように感じました。
結果は出ましたが、現在の攻撃の組み立て方だと、やはりスタリッジよりもフィルミーノがトップの方が球の回りはいいように感じました。
レスター以外だとスタリッジでは厳しいのかもしれません。
あと最後にモレノを投入したにも関わらず、ミルナーがLSBのままだったことが、仲間内では話題になっていました。
nyonsukeさん>
マネの加入で、攻めの引き出しが増えましたね。やれることが多いとより輝くララナがそれを証明しているように思います。これでワイナルドゥムがランパードや往年のヤヤ・トゥレ的に機能すれば、とんでもないチームになります。
イスタンブールよりさん>
おお、素晴らしい!GKはロリス・カリウス、トップは当面フィルミーノ、スタリッジはカップ戦+後半のジョーカーといった感じでしょうか。後はエムレ・ジャンとデヤン・ロブレンが早く戻ってきてくれれば、ですね。