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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ウルヴス戦の劇的ゴール、圧巻のリヴァプール戦…18歳のメイヌーをイングランド代表に抜擢!

グレーター・マンチェスターのストックポート生まれで、現在は18歳。マンチェスター・ユナイテッドに入団したのは9歳のときでした。プロ契約を結んだのは2022年5月、トップチームデビューは2023年1月10日。カラバオカップ準々決勝のチャールトン戦で60分プレイしたコビー・マイヌーは、5週間後のレスター戦でプレミアリーグデビューを果たしました。

「ファンがたくさんいてくれて、素晴らしい気分だった。ずっと試合を見てきたオールド・トラフォードで、ついにピッチに立つことができたと思った。もちろん少し緊張したけど、いつもどおりプレイしようとした。トップレベルでプレイできるのは最高なことだと感じた」(2024年2月、クラブの公式サイトのインタビューでデビュー戦について問われて)

2022-23シーズンは、ジミー・マーフィー年間最優秀若手選手賞を受賞。子どもの頃のアイドルはロナウジーニョ、最強のチームメイトはブルーノ・フェルナンデスというセントラルMFは、順調に目標に近づいていました。しかし…今季はプレシーズンから注目されていたのですが、ウルヴスとの開幕戦のスカッドに、彼の名前はありませんでした。

ヒューストンで開催されたツアー2023のレアル・マドリード戦で痛めた膝と足首は、全治4カ月の重傷で、チームに合流したのは10月末のマンチェスターダービー。今は親友と呼べるアレハンドロ・ガルナチョは、この頃はまったく英語を話せず、お互いのことをよくわかっていなかったといいます。13節のエヴァートン戦は、9ヵ月ぶり通算2試合めのプレミアリーグでした。

それから5ヵ月。公式戦20試合2ゴールと経験を積んだメイヌーは、イングランド代表に選出されました。「BBC」によると、当初はU-21の代表だったのですが、最近のパフォーマンスが評価されて大抜擢となったとのこと。リヴァプールとのFAカップ準々決勝では、ドリブル成功4回、タックル2回、インターセプト3回、デュエル10戦7勝という素晴らしいスタッツを残しています。

ジュード・ベリンガム、コナー・ギャラガー、ジョーダン・ヘンダーソン、ジェームズ・マディソン、デクラン・ライス、コール・パルマーといった錚々たるメンバーが揃うチームでは、いきなり出番は得られないかもしれません。しかし19歳になる直前の招聘は、ガーナ代表を選べることを忘れさせる効果はありそうです。

自らのお気に入りのゴールを問われると、「Wolves. Wolves, definitely(絶対ウルヴス!)」と即答。左サイドでジョアン・ゴメスとキルマンをかわし、右隅に決めた美しいコントロールショットは、96分まで3-3でドロー寸前だったチームを救う劇的な1発でした。ラシュフォード、マクトミネイ、メイヌーとユース出身が3ゴールのゲームは、忘れられない勝利のひとつです。

「本当に、ウルブズのゴールはクレイジーだった。何百回も見たけど、今になって身に沁みてきたね!正直いって、セレブレーションについては何も考えてなかった。ただ、決めた瞬間は来た!と感じた。素晴らしい手応えだったんだよ。わかるでしょう?」

若い選手たちが次々に結果を出してくれたことが、今季のマンチェスター・ユナイテッドにとって最大の収穫だったと思います。メイヌー、ホイルンド、ガルナチョ、そしてアマド・ディアロ!


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