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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「トッテナムがイヴァン・トニー獲得をめざして4000万ポンドでオファー」って、ホントですか?

「フットボール・トランスファーズ」「フットボール365」など、小さなメディアしか触っていない情報で、実際にどんな状況になっているのかは定かではありません。いや、「スカイスポーツ」「アスレティック」「ガーディアン」など、トランスファーマーケットに詳しい記者がいるメディアがスルーしているので、むしろガセネタという前提で楽しむほうがいいのかもしれません。

「BBC」のゴシップのカテゴリーで、うっかり見つけてしまいました。「トッテナムがイヴァン・トニー獲得をめざして4000万ポンドでオファー」「ブレントフォードは拒否」「クラブとストライカーは既に個人合意に到達」。多くのプレミアリーグファンの注目を集めそうな、インパクトがある情報です。

そんな動きがあれば、ファブリツィオ・ロマーノ、デヴィッド・オーンスタイン、ジェイコブ・スタインバーグ、カヴェ・ソルヘコルといったトランスファーマーケットのスペシャリストたちが、全員ノータッチはないでしょう。彼らが執筆するメディアが取り上げているスパーズに関する話題は、「コナー・ギャラガーを獲るのか?」「エンドンベレ退団」といったあたりです。

とはいえ、ここ数日「マンチェスター・ユナイテッドの最優先ターゲット」とまで伝えられたイングランド代表FWの動向は、大いに気になります。「フットボール365」によると、スパーズのオープニングオファーは4000万ポンドで、ブレントフォードは6500万ポンドを要求しており、落としどころは5500万ポンド(約110億円)だそうですが…。

今のイヴァン・トニーに5500万は、高いですよね?「契約期間は残り1年」「既に28歳」「イングランド代表の実績は3試合1ゴールのみ」「昨季プレミアリーグのラスト12試合はノーゴール」。2022-23シーズンのプレミアリーグで、33試合20ゴール4アシストという素晴らしい数字を叩き出したというプレゼンに、ネガティブな要素を吹き飛ばすほどのパワーはありません。

アントニーの獲得交渉でアヤックスの術中にはまったマンチェスター・ユナイテッドは、さすがに同じようなルートには乗らないはずです。「OneFootball」は、「マン・ユナイテッドは契約が残り12ヵ月の選手に4000万ポンド以上は払わない」と伝えています。ジェームズ・マディソンを4500万、ブレナン・ジョンソンを5000万で獲ったスパーズも、5000万超えはNGでしょう。

彼に関する目下の興味は「ブレントフォードはどこまで値崩れを許容するのか?」「納得のいく移籍先が見つからずに残留という着地はあるのか?」。本人は移籍希望で、クラブは既に後任を押さえにいっているといわれています。獲りたいクラブは、デッドラインデー間近まで引っ張り、フリーで手離すわけにはいかないクラブが弱気になるのを待つのではないでしょうか。

どこからどう見ても怪しい情報ですが、後にスパーズがオファーを提示して帳尻が合ってしまう可能性は充分にあります。だとしても今は、この話は笑ってスルーですね。「そんなこといって、アレコレ読んじゃってますね?」というツッコミには、「あなたもここまで読んじゃいましたね?」とお返ししましょう。すみません。取るに足らない話だったようで。


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