2024.07.10 移籍ニュース2024-25移籍ニュース
「マンチェスター・ユナイテッドがレニー・ヨロ獲得でリールと合意」という報道を喜べない理由。
月曜日に報じられた2度めのオファーは、予想通り拒否されました。マンチェスター・ユナイテッドが獲得をめざしているジャラッド・ブランスウェイトのお話です。4500万ポンドとアドオン500万ポンドで、総額5000万ポンド(約103億円)は精一杯でしょう。今の彼らは、ザークツィーの契約解除に必要な3400万ポンドを、値下げしてもらえないか検討するようなクラブです。
6500万ポンド以上を要求するエヴァートンに、歩み寄る理由はありません。これは、破談でしょう。バイエルンのマタイス・デ・リフトと個人条件合意と伝えられたクラブは、2人めのCBについては新たなターゲットを決める必要があります。クリスタル・パレスのマーク・グエイか。いや、彼の移籍金も、ブランスウェイトと同じような額になるはずです。
そんななかで、目を疑うようなニュースが飛び込んできました。「マンチェスター・ユナイテッドが、リールのCBレニー・ヨロとの契約に基本合意」。スカイスポーツのダルメッシュ・シェス記者が、リールは4250万ポンド(約88億円)のオファーを受け入れており、本人の承諾があればディールは成立と伝えています。
フランスのU-21代表に選出された18歳のCBは、デュエル成功率62%とパス成功率91%という数字が示す通り、マンマークとパスワークを強みとしています。190cmの長身で、空中戦もOK。1発で刈り取るか、コースを切るかの判断も的確で、3年後にはウィリアム・サリバとプレミアリーグNo.1を争う存在と評されていてもおかしくありません。
クラブ間合意という報道が事実だとしても、無邪気に喜ぶわけにはいかないでしょう。レニー・ヨロは、以前からレアル・マドリードしか見えていないと伝えられています。スペインの名門は、リールの希望額より低い額を提示し、折れるのを待っているようです。契約は、残り1年。この夏に決着しなければ、リールは移籍金ゼロで逸材を手離すことになります。
ファブリツィオ・ロマーノさんは、「レアル・マドリードは、2021年のカマヴィンガと同じ状況と見做している。彼らはリラックスしており、自分たちの条件で契約が成立すればハッピー。あるいは、2025年にフリーで獲得となっても喜ばしい」といっています。つまり、本人の決意は変わらないと高をくくっているということです。
リールのファーストチョイスは、要求額をクリアしたマンチェスター・ユナイテッドで、レニー・ヨロに受け入れるよう促しているそうです。コミュニケーションがうまくいかず、へそを曲げられてしまえば、チームに残って契約延長交渉を拒否し、フリーでマドリード行きという最悪のシナリオが待っています。
われわれにとっても、微妙です。何とか獲得に漕ぎ着けたとしても、1~2年で開花したところをマドリードに摘み取られるという冴えない未来が待っているように感じられます。経営ボードとしては、「高額のブランスウェイトより、レニー・ヨロ」なのかもしれませんが…。一途に見える18歳が、「マンチェスター、いいかも!」と翻意してくれるのを期待するしかありません。(レニー・ヨロ 写真著作者/Supporterhéninois)
6500万ポンド以上を要求するエヴァートンに、歩み寄る理由はありません。これは、破談でしょう。バイエルンのマタイス・デ・リフトと個人条件合意と伝えられたクラブは、2人めのCBについては新たなターゲットを決める必要があります。クリスタル・パレスのマーク・グエイか。いや、彼の移籍金も、ブランスウェイトと同じような額になるはずです。
そんななかで、目を疑うようなニュースが飛び込んできました。「マンチェスター・ユナイテッドが、リールのCBレニー・ヨロとの契約に基本合意」。スカイスポーツのダルメッシュ・シェス記者が、リールは4250万ポンド(約88億円)のオファーを受け入れており、本人の承諾があればディールは成立と伝えています。
フランスのU-21代表に選出された18歳のCBは、デュエル成功率62%とパス成功率91%という数字が示す通り、マンマークとパスワークを強みとしています。190cmの長身で、空中戦もOK。1発で刈り取るか、コースを切るかの判断も的確で、3年後にはウィリアム・サリバとプレミアリーグNo.1を争う存在と評されていてもおかしくありません。
クラブ間合意という報道が事実だとしても、無邪気に喜ぶわけにはいかないでしょう。レニー・ヨロは、以前からレアル・マドリードしか見えていないと伝えられています。スペインの名門は、リールの希望額より低い額を提示し、折れるのを待っているようです。契約は、残り1年。この夏に決着しなければ、リールは移籍金ゼロで逸材を手離すことになります。
ファブリツィオ・ロマーノさんは、「レアル・マドリードは、2021年のカマヴィンガと同じ状況と見做している。彼らはリラックスしており、自分たちの条件で契約が成立すればハッピー。あるいは、2025年にフリーで獲得となっても喜ばしい」といっています。つまり、本人の決意は変わらないと高をくくっているということです。
リールのファーストチョイスは、要求額をクリアしたマンチェスター・ユナイテッドで、レニー・ヨロに受け入れるよう促しているそうです。コミュニケーションがうまくいかず、へそを曲げられてしまえば、チームに残って契約延長交渉を拒否し、フリーでマドリード行きという最悪のシナリオが待っています。
われわれにとっても、微妙です。何とか獲得に漕ぎ着けたとしても、1~2年で開花したところをマドリードに摘み取られるという冴えない未来が待っているように感じられます。経営ボードとしては、「高額のブランスウェイトより、レニー・ヨロ」なのかもしれませんが…。一途に見える18歳が、「マンチェスター、いいかも!」と翻意してくれるのを期待するしかありません。(レニー・ヨロ 写真著作者/Supporterhéninois)
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