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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

獲得交渉中が6人、売却決定と検討中が7人…超速で動くマン・ユナイテッドの現状を一旦、整理!

ジョシュア・ザークツィーはメディカルチェックを終えて「Done Deal」。あとは正式発表を待つのみだそうです。マンチェスター・ユナイテッドは、デ・リフト獲得にシフトしており、バイエルンと条件交渉を続けています。ジョニー・エヴァンスは契約を1年延長。テン・ハフ監督の信頼を得た36歳のベテランは、CBが数人加わったとしても出番ありとジャッジされたようです。

…以前から「偏愛的プレミアリーグ見聞録」を読んでいただいている方には、私がマン・ユナイテッドを愛しているから記事の本数が偏っているわけではないと、ご理解いただけるでしょう。新たな体制でスタートを切ったクラブは、突如フルスロットルでチームの改変を推進し始め、毎日のように新たなトピックスが入ってくるのです。それにしても、速い。速すぎます。

木曜日には、ジェイドン・サンチョがキャリントンに戻ってきました。月曜日からトレーニングを始めているオナナ、カゼミーロ、メイソン・マウント、ラッシュフォード、ジョニー・エヴァンスらとともに、グループのセッションで汗を流しています。テン・ハフ監督とポジティブな会談ができたと報じられたウインガーは、それでも放出候補であることは変わりません。

サンチョが帰ってきた日に、ファン・デ・ベークのジローナ移籍が決まりました。さらに金曜日には、19歳のウィリー・カンブワラがビジャレアルに移籍するという話が舞い込んできました。デ・リフトは決着までもうひと押し、リールのレニー・ヨロはクラブ間合意、ブランスウェイトは3度めのオファーを検討と、3枚のCBの獲得交渉をパラレルで進めている最中なのに…!

フツーのクラブなら、新戦力を押さえてから始める話でしょう。ファブリツィオ・ロマーノさんは、「移籍金は1000万ユーロ(約850万ポンド)で、買い戻し条項がある」とポストしています。フィオレンティーナからローンで引き入れたアムラバトを獲得するか否かは、月曜日以降に決まる予定。本人は、オールド・トラフォードに残りたいと考えているそうです。

週末のトレーニング風景の写真を見ると、オランダのゴー・アヘッド・イーグルスを指揮していたレネ・ハケと、1年前にPSVの監督を辞任したファン・ニステルローイが、アシスタントマネージャーとして仕事を始めているのを確認できます。指揮官と彼らは、さっそく密にコミュニケーションを取っているようです。

来週になれば、パリのマヌエル・ウガルテを巡る交渉に進展があるのではないでしょうか。MFの獲得を急いでいるのは、カゼミーロがアル・イテハドに移籍する可能性が高まっているからかもしれません。グリーンウッドを獲ろうとしているマルセイユに加えて、ワン=ビサカもウェストハムが狙っているとのこと。マンチェスター・ユナイテッドは容認する方針といわれています。

これほど一気にいろいろなことが動いているなかで、「シャビ・シモンズがマン・ユナイテッドに7000万ポンドで電撃移籍」などという「ザ・サン」のゴシップがかぶさると、「今は忙しいから、またにしてくれ」といいたくなります。ザークツィーを押さえた後は、CBと中盤センターで、その他のポジションは余剰戦力の売却の目処が立ってからでしょう。

この稿だけでも獲得候補が6人、売却決定と検討中が7人、契約延長が1人とトータル14人の名前が挙がっています。そのうち11人は具体的なアクションが報じられており、週明けから何らかの続報がありそうです。ダン・アシュワースSDの着任が発表されてから、11日しか経っていませんが、改革のスピード感は明らかに変わっています

最後に、先月から大規模なリニューアルが始まったキャリントンで、次のシーズンに備えた短期改修が完了したことも添えておきましょう。テン・ハフ監督は、「プロフェッショナルの施設。素晴らしい仕事をしてくれた」とテンションが上がっています。今度こそ、期待していいのではないでしょうか。10年の愚行にピリオドが打たれ、新たな時代が到来する、と。


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