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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

エンケティア、オビ=マルティン、スミス・ロウ、パティーノ…アーセナルユース出身の最新事情!

ボローニャのカラフィオーリは獲得に近づいているものの、レアル・ソシエダのミケル・メリノにはオファーしておらず、アトレティコ・マドリードに先行されていると伝えられています。最前線と中盤を強化するといわれているアーセナルの補強は、想定よりも遅れているのではないでしょうか。目下の話題は、アカデミー出身の3人の売却です。

「ガーディアン」によると、スミス・ロウに対するフラムのオファーはアドオン込みで3000万ポンド。後から参入したクリスタル・パレスは、移籍金3000万ポンドに500万ポンドのアドオンというプランを準備しているといわれています。フラムが拒否されたときは、「アルテタ監督が残留を希望」と報じられましたが、本人が行きたいといえば交渉が始まるはずです。

フラムの2度めのオファーで決まるか、クリスタル・パレスが逆転するか、あるいは残留か。突如キックオフとなったロンドンダービーは、オリヴァー・グラスナー監督が獲得を熱望しているイーグルスが、出場機会を減らしている10番を口説き落とすのではないでしょうか。アーセナルのスタンスは、「選手、家族、関係者全員が納得するなら容認」だそうです。

土曜日にレイトン・オリエントと戦った非公開のフレンドリーマッチで、後半開始早々にスミス・ロウが決めたゴールは、最後の一撃なのか、残留につながる号砲となるのか。トロサール、マルティネッリ、カイ・ハヴェルツ、ファビオ・ヴィエイラ、デクラン・ライスが揃う左サイドに新戦力が加わったら、どのポジションでも3番手以下になってしまうかもしれませんが…。

スミス・ロウに続いて、エディ・エンケティアにもオファーが届いているそうです。「フットボールロンドン」によると、ロベルト・デ・ゼルビを招聘したマルセイユの提示額は2600万ポンド。マンチェスター・ユナイテッドから出るしかなかったグリーンウッドが2660万ポンドなら、契約が3年残っているエンケティアは3000万以上を主張できるでしょう。

アーセナルの最前線にはジェズスとカイ・ハヴェルツがいて、さらに新たなストライカーを獲得するといわれています。昨季プレミアリーグで先発10試合のエンケティアは、カラバオカップ以外でキックオフを迎えられなくなるかもしれません。クラブにしてみれば、移籍金の額がそのまま利益となる生え抜きの売却は、今後の強化を推進するための原資を得られるチャンスです。

グーナーのみなさんのなかには、スミス・ロウやエンケティアを売ってほしくないという人もいるでしょう。2021-22シーズンを思い出すと、スミス・ロウは悩ましいですね。フラムやクリスタル・パレスのオファーが納得できる条件だったとしても、買い戻し条項を付けてもらえないかと思います。しかしエンケティアは、今こそが売り時なのではないでしょうか。

一方、チド・オビ=マルティンについては、退団の報に憤りを覚えた人が多いのではないでしょうか。15歳からU-18でプレイしていた神童は、16歳になった昨シーズンにU-18プレミアリーグで18試合32ゴールという素晴らしい数字を叩き出しています。最終盤は9戦連続ゴールで、そのうち5戦はハットトリック。ノリッジ戦の7発は圧巻のひとことです。

「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者とローリー・ウィットウェル記者は、マンチェスター・ユナイテッドが争奪戦のトップランナーと報じ、先週キャリントンを訪れたオビ=マルティンは既に話し合いを始めているとレポートしています。ジャック・ウィルシャーが絶賛した逸材は、年が明ける頃にはトップチームデビューを果たしているかもしれません。

昨年の夏にモナコに移籍したフォラリン・バログンの移籍金は3440万ポンド。スミス・ロウとエンケティアに同等のオファーがあれば、アーセナルは話を進めるでしょう。アメリカツアーのメンバーに入っていなかったチャーリー・パティーノは、退団となるのでしょうか。そしてラムズデール、ネルソン…課題山積のトランスファーマーケットは、残り6週間を切っています。


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