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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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現地記者がレポート!ミケル・メリノを獲りたいアーセナルが、未だオファーを出さない3つの理由。

「エドゥとミケル・アルテタは、マーケットにおけるMFとFWの選択肢を評価している。彼らは、自分たちのレベルを向上させられる選手のプールが浅いことをよく理解している。従って、忍耐強く慎重に行動する構えが取れている。今週、エミール・スミス・ロウがフラムのクラブレコードとなる移籍を成立させるかもしれない。最終的な条件を決めれば、合意となる」

「マルセイユは、エディ・エンケティアとリース・ネルソンの評価額にまだ近づいていない。彼らには、レスターを含む複数の獲得希望者がいる。しかし、まだ際立ったオファーは受け取っていない。全体的には、アーセナルにとってシナリオ通りに進んでいるといえる」(「スカイスポーツ」メリッサ・レディ)

ボローニャのリカルド・カラフィオーリを獲得したアーセナルは、次なるターゲットを押さえるべく、動き出しています。いや、以前から根気強く進めていたディールを一気に決めようとしているといったほうが適切でしょう。トランスファーマーケットに精通するマッテオ・モレノとファブリツィオ・ロマーノの両氏は、ミケル・メリノの獲得に近づいているといっています。

「アーセナルはポジティブなコンタクトを経て、今週中にミケル・メリノ陣営との交渉を進める準備ができている。彼はリストに名前が載っているだけでなく、いいポジションにいる。レアル・ソシエダが要求する価格がカギとなるだろう。アルテタは彼を高く評価しており、エミール・スミス・ロウが去り次第、前進するだろう」(ファブリツィオ・ロマーノ)

未だオファーに至っていない理由は、3つあるといわれています。ひとつは、カラフィオーリ獲得を巡る交渉に集中していたから。もうひとつは、スミス・ロウをはじめ現有戦力の売却が実現するかどうかの見極めが必要だったから。3つめは、ライバルと目されていたバルセロナとアトレティコ・マドリードに動きがなかったからです。

「フットボールロンドン」のトム・コーリー記者は、カタルーニャ発の情報として、「メリノ自身は、すべてが計画通りに進めばアーセナルに加入する意向。彼は既にバルセロナとアトレティコ・マドリードからの好条件のアプローチを断り、アルテタ監督の下でプレイすることだけを考えている」と伝えています。

ドルトムントとニューカッスルで成長を遂げ、レアル・ソシエダで6シーズンを過ごしたセントラルMFは、公式戦242試合27ゴール30アシストという数字を残し、スペイン代表でも印象的なパフォーマンスを見せています。既に28歳で、契約は残り1年。バスクのクラブは引き留めようとしておらず、2500万ポンド程度で獲得できるお買い得案件です。

近年のアーセナルは、若手メインの補強にシフトしており、28歳と聞くと違和感があるかもしれません。しかし、アルテタ就任以降の中盤センターの強化を見ると、トーマス、ジョルジーニョ、デクラン・ライスと経験・実績重視のラインナップです。候補となっていた選手も、ティーレマンス、ドゥグラス・ルイス、ブルーノ・ギマランイスなど実力者が揃っています。

獲得時は21歳だったサンビ・ロコンガの空転が、人選に影響を与えているのか。あるいは、指揮官とSDのポリシーか。いずれにしても、今のアーセナルにうってつけのタレントであるのは間違いありません。先ほど「スカイスポーツ」がスミス・ロウについて、総額3400万ポンドでフラムと合意に至ったと報じています。次なるオファーは、間近に迫っているといっていいでしょう。

ほとんどのメディアが「決まりそう」と伝えており、「エクスプレス」のチャーリー・パーカー・ターナー記者は「ミケル・メリノは当確で、ダニ・オルモへの関心を強めるかもしれない」と暴走しています。現地メディアの声がこれほど揃うと、99%決定と叫びたくなりますが、今週いっぱいは静かに動向を見守ることとしましょう。


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