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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ワン=ビサカがハマーズと合意、マズラウィ獲得間近…マン・ユナイテッドの守備力強化は進むのか?

レニー・ヨロは中足骨の骨折で10月末までアウト、ハムストリングを痛めたラスムス・ホイルンドは6週間のリタイア。アーセナル戦で負傷した若手2人は思いのほか重傷で、マンチェスター・ユナイテッドは厳しい状況に陥っています。3-2で勝ったレアル・ベティス戦の前線はサンチョ、ラシュフォード、アマド・ディアロ。CBはマグワイアとリンデロフでした。

負傷者続出、低調な中盤…苦しかった昨シーズンが脳裏をよぎります。ユーロに出場したザークツィーとメイヌー、コパ・アメリカを制したリサンドロ・マルティネスは、スロースタートとなるでしょう。ベティス戦でセットピースからゴールを決めたカゼミーロは、CBの負担を軽減できるのか。マグワイア、リンデロフ、ジョニー・エヴァンスで守り切れるのか…。

「スカイスポーツ」のメリッサ・レディ記者は、守備力強化のために補強を急ぐべきと主張し、マタイス・デ・リフトの名を挙げています。既に個人条件合意と伝えられているCBは、バイエルンも移籍を容認と伝えられており、獲得するためのアクションが加速する可能性があります。しかし、3人めと4人めのニューフェイスは、SBとストライカーになりそうです。

アーセナルのオファーを拒否して退団となったチド・オビ=マーティンは、ファン・ニステルローイが語る育成プランに納得し、合意に至ったと伝えられています。昨季のU-18プレミアリーグで18戦32発。16歳のワンダーキッドには、ドイツから高額オファーが届いているようで、早期のディール成立が求められています。

同時進行で獲得をめざしているのは、バイエルンの右SBヌサイル・マズラウィ。こちらは、前提条件とされていたワン=ビサカのウェストハム入りが決まりそうで、一気に動く可能性が高まっています。「Goal」によると、2019年の夏に移籍金5000万ポンドでマンチェスターにやってきたSBは、ハマーズと個人条件合意に至ったそうです。

イーストロンドンの提示額は1000万ポンドで、マンチェスターの要求は1800万ポンド。こう書くと、ギャップが埋まるまでに時間がかかりそうですが、ハマーズに希望に近い額で着地する見通しといわれています。マズラウィのほうは、バイエルンとの間で2100万ポンドで合意済みという報道があり、プレミアリーグサイドが動けばスムーズに決着するでしょう。

オールド・トラフォードで戦った5シーズンで、プレミアリーグ130試合2ゴール10アシスト。当初はレギュラーだったワン=ビサカは、ベン=ホワイトのように攻撃力を高めることができず、「タックルはうまいけど」という評価のままで、チームに別れを告げることになりそうです。マズラウィは、ガルナチョの個人力に頼りがちだった右サイドの活性化を期待されています。

マン・ユナイテッドに来たがっているウガルテのディールは、5900万ポンドというパリのオーダーに対して、検討に値するオファーを出せずに膠着状態となっているようです。「売らなければ獲れない」状態となっているクラブは、狙い通りの補強を実現することができるでしょうか。マクトミネイ獲得をめざすフラムが2000万ポンド超を提示といわれていますが…。(ヌサイル・マズラウィ 写真著作者/Nawfel Ajari)


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