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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

激動ハマーズ!フェルクルク、サマーヴィル、ギド・ロドリゲス獲得でワン=ビサカはインテルが奪取?

「ボルシア・ドルトムントの ストライカー、ニクラス・フェルクルグは、土曜日にウェストハムのメディカルチェックを受けるため、ロンドンに到着する。クラブはアドオン込みで2750万ポンドの契約に合意した。フェルクルクの契約は3年で、さらに1年のオプションが付く」(「スカイスポーツ」ダルメシュ・シェス記者)

「ウェストハムは、リーズのFWクリセンシオ・サマーヴィルの獲得交渉を進めている。個人条件は5年契約で確定。アメリカでのプレシーズンツアーへの合流を視野に入れて、メディカルチェックが設定された。ドルトムントのフェルクルクとの契約も、サマーヴィルとともにアメリカに行けるように進められている」(「アスレティック」ナンシー・フロストン記者)

「 ウェストハムは、土曜日にギド・ロドリゲスのメディカルチェックを行い、その後契約書にサインする!ベティスを退団し、フリーエージェントとなったギド・ロドリゲスは、6月にバルサと口頭合意に至ったものの、その後破談になっている。本日、ウェストハムが提示した条件に合意し、メディカルチェックの準備が整った。Here we go」(ファブリツィオ・ロマーノ)

フラン・ロペテギ監督を招聘したウェストハムが、プレミアリーグの開幕を目前にして猛チャージを仕掛けています。31歳のベテランFWニクラス・フュルクルクは、昨季ブンデスリーガで31試合12ゴール8アシストという数字を残した長身のゴールゲッター。34歳になったマイケル・アントニオのポジションを補強すべく、白羽の矢が立った即戦力です。

ブレーメン、グロイター・フュルト、ニュールンベルク、ハノーヴァー96、ブレーメン、ドルトムントと、母国のクラブのみで13年。ワールドカップカタール大会直前のドイツ代表選出は、29歳280日で、2002年に33歳だったマルティン・マックスに次ぐ史上2番めの遅咲きと話題になりました。代表でも22戦13発と結果を出しており、ユーロ2024では2ゴールをゲットしています。

すぐにフィットしてほしいフェルクルクに対して、リーズで頭角を現したサマーヴィルは、将来の主軸という位置づけでしょう。左サイドを主戦場としながら、逆サイドもこなす快足ウインガーは、昨季チャンピオンシップで43試合19ゴール9アシスト。三笘薫よりも獰猛というべきか、粗削りというべきか。2列めの層が薄いチームゆえ、早期にチャンスを得られるでしょう。

フリーで獲得できるギド・ロドリゲスは、母国アルゼンチンの名門リーヴェルプレートからメキシコに渡り、レアル・ベティスで5シーズンを過ごした30歳のベテランです。守備力を武器とするセントラルMFは、3年前にはアーセナルのターゲットとなっており、ハムストリングを痛めたエドソン・アルバレスの穴を埋めてくれるはずです。

パルメイラスのFWギリェルメ、ウルヴスでキャプテンを務めていたCBマックス・キルマン、シェフィールド・ユナイテッドのGKフォデリンガムを押さえていたクラブは、新戦力が一気に倍増となりそうです。この先のターゲットは、ヴィラのFWジョン・デュラン、ビジャレアルのFWアレクサンダー・セルロート、そしてワン=ビサカ。SBは獲得間近といわれていたのですが…。

昨日、複数のメディアが「インテルがワン=ビサカのハイジャックを画策」と報道。ハマーズと合意に至っていた守備のスペシャリストは、第一希望のクラブからの急襲を知って、考え直そうとしているようです。マンチェスター・ユナイテッドの要求額1500万ポンドに対して、1000万ポンド強でオファーしていたハマーズは、インテルに積まれると絶望的になります。

デ・リフトとマズラウィの早期獲得を目論んでいたマンチェスター・ユナイテッドとしては、移籍金が吊り上がったとしても決着が遅れる痛しかゆしのサプライズです。ワン=ビサカは、海外を選ぶのではないでしょうか。ベン・ジョンソンを手離したハマーズは、リストアップを急がなければならなくなりそうです。インテルのダンフリースは契約延長濃厚といわれています。

以上、ウェストハムの補強に関する最新トピックスを紹介しました。昨季プレミアリーグで下から4番めの74失点を喫したチームが、守備力とカウンターの切れ味を高めたらやっかいです。とはいえ、今のプレミアリーグは、余剰戦力化している右SBが少なく、ワン=ビサカを獲り逃したら激痛でしょう。アグレッシブな補強を続けるイーストロンドンの次なる一手に注目です。(ニクラス・フェルクルク 写真著作者/Silesia711)


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