2024.08.21 移籍ニュース2024-25移籍ニュース
ファブリツィオ・ロマーノが「100%退団決定」。ギュンドアンがマン・シティに復帰するとは…!
ニコ・ウィリアムズを逃したバルセロナがラシュフォードを狙っている…「エクスプレス」のゴシップが目に入った瞬間、「何でやねん!」と叫んでしまいました。マンチェスター・ユナイテッドは、マヌエル・ウガルテを獲得するためには既存戦力の売却が必要と苦闘中ですが、ダニ・オルモを悠々と獲ったバルセロナは、毎年恒例の「選手を登録できない問題」で騒がれています。
2020年10月、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が解任されたときの負債総額は13億5000万ユーロ(当時のレートで約1737億円)。メッシ、コウチーニョ、ウスマン・デンベレ、グリーズマンらに巨額のサラリーを支払っていたバルサは、2022年に首が回らなくなり、メッシを手離すという決断を強いられました。
その後もレヴァンドフスキ、フェラン・トーレス、ハフィーニャ、ジュール・クンデ、ギュンドアン、ヴィトール・ロケ、ダニ・オルモといったワールドクラスを獲得できているのは、将来のテレビ放映権料の売却や、「バルサヴィジョン」という子会社設立による巨額のコマーシャル収入など、アクロバティックな資金調達を進めてきたからです。
バルサの経営状況をリサーチした「アスレティック」のダーモット・コリガン記者によると、2021年の会長選挙で敗れたヴィクトル・フォント氏が「バルサの財政は、ラポルタが会長に就任した時よりも悪化している」と非難しているとのこと。「問題をできるだけ先送りしようとしている」という指摘に、異論をはさむジャーナリストはいないでしょう。
この夏も、イニゴ・マルティネスとヴィトール・ロケを登録できず、ダニ・オルモのバレンシア戦出場も見送りとなっています。サラリーの負担を軽減したいクラブは、生え抜きのシャディ・リアド、マルク・ギウ、エスタニス・ペドロラを売却。セルジーニョ・デスト、マルコス・アロンソ、ロメウも手離し、人件費を削減しようとしています。
ここまでは、プレミアリーグにとっては対岸の火事。マルク・ギウを獲得したチェルシーや、シャディ・リアドを引き入れたクリスタル・パレスに「いいお買い物でしたね」といって終わる話です。問題は、ここから。さらなる経費削減を実現したいバルサは、高額サラリーのフェラン・トーレス、ハフィーニャ、ギュンドアンを放出しようとしているようです。
そんな話が聞こえてきた矢先に、ファブリツィオ・ロマーノさんが衝撃のポスト。「バルセロナはイルカイ・ギュンドアンをフリーで放出すると100%決定。マンチェスター・シティは現在、イギリスに来たギュンドアンの代理人とディールの詳細を詰めている。ペップ・グアルディオラはイエスと言っている。ギュンドアンがOKなら…」。これは、やばい。マジでやばいです。
2016年の夏、ペップ・グアルディオラと同じタイミングでマン・シティに加わったギュンドアンは、以来7シーズンで公式戦304試合60ゴール40アシスト。プレミアリーグでは188試合44ゴール16アシストというスタッツを残し、14のタイトルを獲得しています。圧巻だったのは2020-21シーズン。年末年始の12戦11発という確変で、出遅れていたチームを首位に引き上げました。
ギュンドアンがコヴァチッチに代わり、ゴール前の厚みと中盤の得点力はダウンしたと胸をなでおろしていたのですが…。ハンジ・フリック監督と話し合い、自らが構想外であることを確認したといわれるMFにとって、古巣からの熱意ある誘いは渡りに船でしょう。バルサには、「ラシュフォードとかいってる場合じゃないでしょう!」と八つ当たりをしておきましょう。
昨季のバルサでは、公式戦51試合5ゴール14アシスト。33歳という年齢は気にしなくてよさそうです。フリーエージェントですか。夏のマーケットの収支は9270万ポンドのプラスでリーグTOPだそうで、うらやましい限りです。ここは気を取り直して、32歳という年齢が気になり始めたカゼミーロの復活を期待しましょう。てか、バルサ…!
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