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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ノースロンドンダービーを堅守で勝ち切れるのか?ダヴィド・ラヤ&サリバのスゴい数字に注目!

キックオフは、日曜日の13時。トッテナム・ホットスパー・スタジアムで開催されるノースロンドンダービーは、アーセナルにとって最悪のタイミングといえるでしょう。ブライトン戦でレッドカードのデクラン・ライスはサスペンデッド。骨折したミケル・メリノの復帰は10月で、ネーションズカップのオーストリア戦で足を痛めたウーデゴーアも間に合いそうにありません。

中盤のレギュラーが全員不在のスクランブルで、最大の希望は守護神と最終ラインの安定感です。昨季プレミアリーグでゴールデングローブのダヴィド・ラヤは、新シーズンも素晴らしいパフォーマンスを披露しています。セーブ率90%は、未だ無失点のアリソンに次ぐ2位。アストン・ヴィラ戦とブライトン戦は、彼のビッグセーブがなければ負けていたのではないでしょうか。

アマドゥ・オナナのシュートがクロスバーに当たって体勢を崩された瞬間、オリー・ワトキンスがプッシュしたダイビングヘッドを左に弾き出すビッグセーブ。シュートのこぼれ球がフリーのアヤリの足元にこぼれたのは1-1の76分で、最初の一撃に反応して倒れ込んだラヤが足で止めなければ、10人のチームはビハインドを背負ったまま、タイムアップを迎えていたかもしれません。

昨季プレミアリーグのクロス阻止率12.2%は1位で、今季の17.1%はロベルト・サンチェスに次ぐ2位。ゴールキックの平均距離59.4ヤードは最長です。リーグ屈指のショットストッパーは、守備範囲とキックの精度もトップクラスで、最終ラインの負担を軽くしています。さらにもうひとり、守備の貢献度では、世界一のCBという声も多いウィリアム・サリバも負けていません。

ヴィラ戦は獅子奮迅という言葉がぴったりで、ボールタッチ104回、パス成功87本、成功率98.9&、タックル成功4回、デュエル8勝がすべて1位でした。ストライカーと対峙した際の強さは際立っており、2022年のプレミアリーグデビュー以来、90分あたりのドリブルで抜かれた回数は0.16。この数字は、ヴィルジル・ファン・ダイクも及ばないNo.1です。

昨シーズンの開幕から、5回を記録しているラストマンタックルもリーグTOP。ブライトン戦でヤンクバ・ミンテに裏を取られ、シュートのこぼれ球をジョアン・ペドロに押し込まれたシーンも、ウインガーの足元につま先が届くスライディングでラヤの守備範囲に打たせています。負傷が癒えたソランケが間に合ったとしても、サリバをかわして決めるのは至難の業です。

中盤の主力を欠いたアーセナルが、堅守で勝利を手繰り寄せるのか。リーグNo.1のポゼッションとトランジションを誇るトッテナムが、速攻を炸裂させて押し切るのか。アルテタ監督のスターティングラインナップ、ポステコグルー監督の戦い方、セットピースの攻防、勝負どころの交代策と、今季のノースロンドンダービーも見どころ満載です。


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