2024.09.17 チームの話題(全体・他クラブ)
ハーランド、ジョン・デュラン、ハーヴィー・バーンズ…3つの逆転劇を生んだスーパーショットに注目!
インターナショナルブレイク明けの4節は、プレミアリーグのおもしろさと難しさを詰め込んだスリリングなバトルばかりでした。10試合のうち、唯一2点差以上で勝ったマンチェスター・ユナイテッドも、オナナのPKストップがなければポイントを落としていたかもしれません。他の9試合は3つがドロー、3つが1-0で、残る3つは逆転勝利です。
マンチェスター・シティ2-1ブレントフォード、アストン・ヴィラ3-2エヴァートン、ウルヴス1-2ニューカッスル。ビハインドを背負った強者の逆転劇は、スーパーショット連発でした。エティハドの最初の衝撃は、開始22秒。アイエルが右からクロスを上げ、ファーのルイスポッターが頭で折り返すと、ジョン・ストーンズのクリアミスでボールはファーポスト際に浮いています。
フリーだったウィサのヘッドがネットに届き、まさかの0-1。勢いに乗ったアウェイチームの攻勢が10分で終わり、マン・シティがペースをつかむと、19分に同点ゴールが決まりました。右から上がったカイル・ウォーカーがクロスと見せかけ、ボックス中央にいたデブライネにパス。プレーメイカーが縦に出したボールは、コリンズに当たって右に逸れたのですが…。
追いついたハーランドの選択は、右足のダイレクトショットを左隅。腰の回転が速く、予想以上に鋭いボールにGKフレッケンは手を伸ばしただけでした。何とか足に当てたものの、ネットが揺れるのを確認するしかなかったピノックは、31分の逆転ゴールでもストライカーの引き立て役になってしまいました。エデルソンのロングパントに、先に反応したのですが…。
ボールがハーフラインを越えたときは、並んで走っていたのですが、落下する寸前にハーランドがピノックに腰をぶつけて弾き飛ばし、GKと1対1になりました。左足でふわりと浮かしたシュートに、フレッケンは触れず。エデルソンのプレミアリーグ4アシストは、GKとして史上2位で、あとひとつで元リヴァプールのポール・ロビンソンのレコードに追いつきます。
ハーランドの開幕から4戦で9ゴールは、既にリーグレコードですが、あとひとつ決めれば3戦連続ハットトリックという大記録も手に入るところでした。タイムアップ後の悔しそうな表情は、80分にデブライネのラストパスを叩いた左足ボレーがポストに阻まれたからでしょうか。ポゼッション54%と、彼ららしくない戦い方に終始したチームは、エースの爆発で4連勝です。
ヴィラパークにエヴァートンを迎えたウナイ・エメリのチームは、いきなり2点を先行される苦しい展開となりました。16分にアマドゥ・オナナが自陣でマクニールに奪われ、そのままドリブルで上がったレフティの美しいシュートが右隅へ。27分には、右からゴール前に上げたマクニールのFKをカルヴァート=ルーウィンにヘッドで決められました。
1点差に迫ったのは36分、ボックス左からファーに浮かしたディーニュのクロスはパーフェクト。マイケル・キーンに競り勝ち、頭で押し込んだオリー・ワトキンスは、今季プレミアリーグ初ゴールです。1-2で折り返した後半、先に決定機を迎えたのはエヴァートン。マクニールが縦に出したスルーパスで、完全に抜け出したカルヴァート=ルーウィンは、今でも自らの判断を悔いているでしょう。
エミリアーノ・マルティネスの前で減速したのが悪手で、左にかわそうとした瞬間、間に合ったコンサにクリアされてしまいました。その3分後、自陣ボックスに入ってきたロングフィードをクリアしようとしたジャック・ハリソンが、中途半端に触ったボールがオリー・ワトキンスの前に出てしまいました。エースが右足で叩き込んで2-2。直前に1-3にしていれば…!
66分の決勝ゴールは、今季プレミアリーグのゴール・オブ・ザ・シーズンでしょう。ジョン・デュランのロングシュートは、25メートルぐらいでしょうか。左足アウトにかけて左隅に突き刺したキックを見たエミリアーノ・マルティネスは、頭を抱えて驚愕の表情を浮かべています。ヴィラの経営ボードは、売らなくてよかったと胸をなでおろしているのではないかと思われます。
3-2となった80分、またもマクニールの縦パスがラインの裏へ。パウ・トーレスを抜き去ってゴールに迫ったカルヴァート=ルーウィンは、コンサが足を出す寸前にシュートを放つも、ボールはクロスバーを叩いて同点はなりませんでした。2人のストライカーが3発ゲットのホームチームに対して、ビッグチャンスを2回逃しては、この結果もやむなしです。
ウルヴスに先制されたニューカッスルも、美しいミドルで勝利を手繰り寄せました。7分にラインの裏を取ったジェイコブ・マーフィーのシュートは、サム・ジョンストンが上に送り出すビッグセーブ。23分に左サイドで2人抜いたアンソニー・ゴードンは、角度のないところからの右足の一撃がファーポストにヒットしました。
快調だったホームチームは、徐々にウルヴスに押され始め、36分にカウンターを喰らってリードを許します。ボックス手前でパスをカットしたジョアン・ゴメスが右のマテウス・クーニャに預け、サイドに流れていたヨルゲン・ラルセンに縦パスが通ると、味方の上がりを待った9番はニアに走り込んだジョアン・ゴメスに絶妙なグラウンダーを入れました。
フリーだった8番は、中央のレミナが有利と見てスルー。シェアは振り回され、無人のゴールに流し込むだけでした。ハーフタイムは0-1、イサクは前半で負傷リタイア。後半頭からウィロック、トナーリ、ハーヴィー・バーンズ投入と勝負に出たエディ・ハウ監督は、53分にレミナの縦パスからラルセンのシュートがポストを叩いた瞬間、敗戦が脳裏をよぎったのではないでしょうか。
残り15分、ブルーノ・ギマランイスのパスを受けたのはCBのシェア。狙いすましたミドルはドーソンの頭に当たり、GKの指先を越えて左のサイドネットを揺らしました。さらに80分、左からカットインしたハーヴィー・バーンズが右足を振り抜くと、ボールは右隅に飛び込み、モリニューに乗り込んだアウェイサポーターの絶叫が響き渡りました。
というわけで今回は、3つの逆転劇のスーパーショットを紹介させていただきました。3位のニューカッスルと5位のアストン・ヴィラは、今季もビッグ6を悩ませる存在になりそうですが、彼らも集中力を欠けば、下位チームに足をすくわれるでしょう。チェルシーが8位、マン・ユナイテッドが10位、スパーズが13位のリーグは、これからもスリリングなバトルが続くはずです。
マンチェスター・シティ2-1ブレントフォード、アストン・ヴィラ3-2エヴァートン、ウルヴス1-2ニューカッスル。ビハインドを背負った強者の逆転劇は、スーパーショット連発でした。エティハドの最初の衝撃は、開始22秒。アイエルが右からクロスを上げ、ファーのルイスポッターが頭で折り返すと、ジョン・ストーンズのクリアミスでボールはファーポスト際に浮いています。
フリーだったウィサのヘッドがネットに届き、まさかの0-1。勢いに乗ったアウェイチームの攻勢が10分で終わり、マン・シティがペースをつかむと、19分に同点ゴールが決まりました。右から上がったカイル・ウォーカーがクロスと見せかけ、ボックス中央にいたデブライネにパス。プレーメイカーが縦に出したボールは、コリンズに当たって右に逸れたのですが…。
追いついたハーランドの選択は、右足のダイレクトショットを左隅。腰の回転が速く、予想以上に鋭いボールにGKフレッケンは手を伸ばしただけでした。何とか足に当てたものの、ネットが揺れるのを確認するしかなかったピノックは、31分の逆転ゴールでもストライカーの引き立て役になってしまいました。エデルソンのロングパントに、先に反応したのですが…。
ボールがハーフラインを越えたときは、並んで走っていたのですが、落下する寸前にハーランドがピノックに腰をぶつけて弾き飛ばし、GKと1対1になりました。左足でふわりと浮かしたシュートに、フレッケンは触れず。エデルソンのプレミアリーグ4アシストは、GKとして史上2位で、あとひとつで元リヴァプールのポール・ロビンソンのレコードに追いつきます。
ハーランドの開幕から4戦で9ゴールは、既にリーグレコードですが、あとひとつ決めれば3戦連続ハットトリックという大記録も手に入るところでした。タイムアップ後の悔しそうな表情は、80分にデブライネのラストパスを叩いた左足ボレーがポストに阻まれたからでしょうか。ポゼッション54%と、彼ららしくない戦い方に終始したチームは、エースの爆発で4連勝です。
ヴィラパークにエヴァートンを迎えたウナイ・エメリのチームは、いきなり2点を先行される苦しい展開となりました。16分にアマドゥ・オナナが自陣でマクニールに奪われ、そのままドリブルで上がったレフティの美しいシュートが右隅へ。27分には、右からゴール前に上げたマクニールのFKをカルヴァート=ルーウィンにヘッドで決められました。
1点差に迫ったのは36分、ボックス左からファーに浮かしたディーニュのクロスはパーフェクト。マイケル・キーンに競り勝ち、頭で押し込んだオリー・ワトキンスは、今季プレミアリーグ初ゴールです。1-2で折り返した後半、先に決定機を迎えたのはエヴァートン。マクニールが縦に出したスルーパスで、完全に抜け出したカルヴァート=ルーウィンは、今でも自らの判断を悔いているでしょう。
エミリアーノ・マルティネスの前で減速したのが悪手で、左にかわそうとした瞬間、間に合ったコンサにクリアされてしまいました。その3分後、自陣ボックスに入ってきたロングフィードをクリアしようとしたジャック・ハリソンが、中途半端に触ったボールがオリー・ワトキンスの前に出てしまいました。エースが右足で叩き込んで2-2。直前に1-3にしていれば…!
66分の決勝ゴールは、今季プレミアリーグのゴール・オブ・ザ・シーズンでしょう。ジョン・デュランのロングシュートは、25メートルぐらいでしょうか。左足アウトにかけて左隅に突き刺したキックを見たエミリアーノ・マルティネスは、頭を抱えて驚愕の表情を浮かべています。ヴィラの経営ボードは、売らなくてよかったと胸をなでおろしているのではないかと思われます。
3-2となった80分、またもマクニールの縦パスがラインの裏へ。パウ・トーレスを抜き去ってゴールに迫ったカルヴァート=ルーウィンは、コンサが足を出す寸前にシュートを放つも、ボールはクロスバーを叩いて同点はなりませんでした。2人のストライカーが3発ゲットのホームチームに対して、ビッグチャンスを2回逃しては、この結果もやむなしです。
ウルヴスに先制されたニューカッスルも、美しいミドルで勝利を手繰り寄せました。7分にラインの裏を取ったジェイコブ・マーフィーのシュートは、サム・ジョンストンが上に送り出すビッグセーブ。23分に左サイドで2人抜いたアンソニー・ゴードンは、角度のないところからの右足の一撃がファーポストにヒットしました。
快調だったホームチームは、徐々にウルヴスに押され始め、36分にカウンターを喰らってリードを許します。ボックス手前でパスをカットしたジョアン・ゴメスが右のマテウス・クーニャに預け、サイドに流れていたヨルゲン・ラルセンに縦パスが通ると、味方の上がりを待った9番はニアに走り込んだジョアン・ゴメスに絶妙なグラウンダーを入れました。
フリーだった8番は、中央のレミナが有利と見てスルー。シェアは振り回され、無人のゴールに流し込むだけでした。ハーフタイムは0-1、イサクは前半で負傷リタイア。後半頭からウィロック、トナーリ、ハーヴィー・バーンズ投入と勝負に出たエディ・ハウ監督は、53分にレミナの縦パスからラルセンのシュートがポストを叩いた瞬間、敗戦が脳裏をよぎったのではないでしょうか。
残り15分、ブルーノ・ギマランイスのパスを受けたのはCBのシェア。狙いすましたミドルはドーソンの頭に当たり、GKの指先を越えて左のサイドネットを揺らしました。さらに80分、左からカットインしたハーヴィー・バーンズが右足を振り抜くと、ボールは右隅に飛び込み、モリニューに乗り込んだアウェイサポーターの絶叫が響き渡りました。
というわけで今回は、3つの逆転劇のスーパーショットを紹介させていただきました。3位のニューカッスルと5位のアストン・ヴィラは、今季もビッグ6を悩ませる存在になりそうですが、彼らも集中力を欠けば、下位チームに足をすくわれるでしょう。チェルシーが8位、マン・ユナイテッドが10位、スパーズが13位のリーグは、これからもスリリングなバトルが続くはずです。
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