2024.10.27 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【MAN.CITY×Saints】最下位と19位の連戦は接戦…停滞マン・シティは無敗をキープできるのか?
7勝2分で暫定首位に立ったチームを、停滞と表現するのは違和感があるのかもしれません。しかし今のマンチェスター・シティは、好調時とは違うチームに見えます。ロドリがシーズンアウトとなった後のプレミアリーグは、3勝1分。悪い戦績ではありませんが、フラム、ウルヴス、サウサンプトンの3試合はすべて1点差の勝利です。
前節のウルヴス戦は、タイムアップ寸前のCKをジョン・ストーンズがヘッドで押し込んだぎりぎりの3ポイント。開始7分にセメドのアーリークロスをヨルゲン・ラーセンにプッシュされると、19分にもカウンターを喰らい、エデルソンの前に飛び出したセメドのタッチミスに助けられました。2-0となっていたら、ドローが精一杯だったのではないでしょうか。
昨日のサウサンプトン戦は、自らのスタイルに徹したラッセル・マーティン監督と選手たちの健闘を称えるべき一戦。ショートパスを駆使して、マン・シティのプレスをかわした立ち上がりは期待感充分でした。ホームチームの最初のチャンスは5分。左サイドのベルナルド・シウヴァがボックス脇に斜めのパスを通すと、マテウス・ヌネスのクロスが中央に上がりました。
ベドナレクを腕で押さえ、倒れ込みながら左足で合わせたハーランドのハーフボレーがラムズデールの頭上をすり抜けて1-0。3試合連続ノーゴールだったエースが、ようやく沈黙を破りました。今季プレミアリーグで、キックオフから10分以内の先制は初めて。テンションが上がったシティズンたちは、ハットトリックを期待したのではないでしょうか。
しかしここからの時間は、「マン・シティと戦うなら攻めの姿勢は捨てるべし」というプレミアリーグのマニュアルを打破しようとするセインツのパスワークが目を引きました。10分のサヴィーニョのミドルがブロックされてGKの正面に飛んだ後、攻めあぐんだマン・シティは、前半終了間際までチャンスを創れませんでした。
サヴィーニョのクロスのクリアをグヴァルディオルが拾った44分のアタックは、ラストパスを受けたコヴァチッチの強烈なミドルをラムズデールが左に弾き出しています。セインツの決定機は追加タイム1分。ハーフライン手前でダウンズのパスを受けたスティーブンスがラインの裏に送ると、キャメロン・アーチャーが独走となりました。
ボックス左に侵入したアタッカーは、グヴァルディオルに追いつかれる前にエデルソンと向き合い、左足でシュート。GKの左を抜けたボールはクロスバーを叩き、スコアは変わりません。前半のシュートは10対1ですが、ポゼッションは52%対48%で、パス本数は253対243。プレミアリーグ19位のチームは、敵陣になかなか入れなかったものの、自分たちの戦い方を貫いています。
後半開始直後の46分、右からカットインしたフォーデンのミドルは惜しくもポストの右。50分のCKで競り勝ったハーランドのヘッドは、ゴールライン上にいたハーウッド=ベリスにクリアされました。2分後、右にいたサヴィーニョのクロスがファーポスト際に流れると、ハーランドはラムズデールを気にしたのか、左足のワンタッチを外してしまいました。
63分のサヴィーニョのクロスも危険なコースでしたが、ハーランドが頭に当てたボールに誰も反応せず、ベドナレクがクリア。ペップが86分まで手を打たなかったのは、ジェームズ・マカティー以外にアタッカーがいなかったからでしょう。アカンジのミドルがGKの正面にいった直後、マテウス・ヌニェスに代わってギュンドアン。1-0のままで、タイムアップが近づいています。
ハーランドのラストチャンスは96分。フォーデンのラストパスでラムズデールの前に出ると、右足のシュートはあっさりブロックされてしまいました。プレミアリーグ32戦連続無敗。エティハドで最後に負けたのは2年前の11月、ブレントフォード戦まで遡ります。シュート数は22対5、オンターゲットは8対2。危なげない勝利に見える数字が並んでいるのですが…。
22本からハーランドのスタッツを抜くと、シュート14本でオンターゲット4本、ボックスのなかから放ったシュートはコヴァチッチ、フォーデン、マテウス・ヌニェス、サヴィーニョが1本ずつ。ハーランド頼みに見えるのは、左右のウインガーとベルナルド・シウヴァが打てるエリアに入ってくるシーンが少ないからでしょう。
ドリブル成功6回のサヴィーニャは、チャンスクリエイト5回、クロス成功4回と役割を果たしているのですが、プレミアリーグで未だノーゴール。同じくチャンスクリエイト5回でパスの精度が高かったフォーデンは、調子を上げているからそろそろ今季プレミアリーグ初ゴールが決まるはずと、前向きに捉えればいいのでしょうか。
降格ゾーンのクラブとの連戦はいずれも接戦でトータル3ゴール。モヤモヤ感が残るマン・シティは、次節からボーンマス、ブライトン、トッテナム、リヴァプール、ノッティンガム・フォレストと、好調のクラブとの連戦となります。グリーリッシュ、ドク、デブライネが戻れば変わるのか、フリアン・アルバレスの離脱とロドリ不在は激痛なのか。真価を問う戦いが目前に迫っています。
前節のウルヴス戦は、タイムアップ寸前のCKをジョン・ストーンズがヘッドで押し込んだぎりぎりの3ポイント。開始7分にセメドのアーリークロスをヨルゲン・ラーセンにプッシュされると、19分にもカウンターを喰らい、エデルソンの前に飛び出したセメドのタッチミスに助けられました。2-0となっていたら、ドローが精一杯だったのではないでしょうか。
昨日のサウサンプトン戦は、自らのスタイルに徹したラッセル・マーティン監督と選手たちの健闘を称えるべき一戦。ショートパスを駆使して、マン・シティのプレスをかわした立ち上がりは期待感充分でした。ホームチームの最初のチャンスは5分。左サイドのベルナルド・シウヴァがボックス脇に斜めのパスを通すと、マテウス・ヌネスのクロスが中央に上がりました。
ベドナレクを腕で押さえ、倒れ込みながら左足で合わせたハーランドのハーフボレーがラムズデールの頭上をすり抜けて1-0。3試合連続ノーゴールだったエースが、ようやく沈黙を破りました。今季プレミアリーグで、キックオフから10分以内の先制は初めて。テンションが上がったシティズンたちは、ハットトリックを期待したのではないでしょうか。
しかしここからの時間は、「マン・シティと戦うなら攻めの姿勢は捨てるべし」というプレミアリーグのマニュアルを打破しようとするセインツのパスワークが目を引きました。10分のサヴィーニョのミドルがブロックされてGKの正面に飛んだ後、攻めあぐんだマン・シティは、前半終了間際までチャンスを創れませんでした。
サヴィーニョのクロスのクリアをグヴァルディオルが拾った44分のアタックは、ラストパスを受けたコヴァチッチの強烈なミドルをラムズデールが左に弾き出しています。セインツの決定機は追加タイム1分。ハーフライン手前でダウンズのパスを受けたスティーブンスがラインの裏に送ると、キャメロン・アーチャーが独走となりました。
ボックス左に侵入したアタッカーは、グヴァルディオルに追いつかれる前にエデルソンと向き合い、左足でシュート。GKの左を抜けたボールはクロスバーを叩き、スコアは変わりません。前半のシュートは10対1ですが、ポゼッションは52%対48%で、パス本数は253対243。プレミアリーグ19位のチームは、敵陣になかなか入れなかったものの、自分たちの戦い方を貫いています。
後半開始直後の46分、右からカットインしたフォーデンのミドルは惜しくもポストの右。50分のCKで競り勝ったハーランドのヘッドは、ゴールライン上にいたハーウッド=ベリスにクリアされました。2分後、右にいたサヴィーニョのクロスがファーポスト際に流れると、ハーランドはラムズデールを気にしたのか、左足のワンタッチを外してしまいました。
63分のサヴィーニョのクロスも危険なコースでしたが、ハーランドが頭に当てたボールに誰も反応せず、ベドナレクがクリア。ペップが86分まで手を打たなかったのは、ジェームズ・マカティー以外にアタッカーがいなかったからでしょう。アカンジのミドルがGKの正面にいった直後、マテウス・ヌニェスに代わってギュンドアン。1-0のままで、タイムアップが近づいています。
ハーランドのラストチャンスは96分。フォーデンのラストパスでラムズデールの前に出ると、右足のシュートはあっさりブロックされてしまいました。プレミアリーグ32戦連続無敗。エティハドで最後に負けたのは2年前の11月、ブレントフォード戦まで遡ります。シュート数は22対5、オンターゲットは8対2。危なげない勝利に見える数字が並んでいるのですが…。
22本からハーランドのスタッツを抜くと、シュート14本でオンターゲット4本、ボックスのなかから放ったシュートはコヴァチッチ、フォーデン、マテウス・ヌニェス、サヴィーニョが1本ずつ。ハーランド頼みに見えるのは、左右のウインガーとベルナルド・シウヴァが打てるエリアに入ってくるシーンが少ないからでしょう。
ドリブル成功6回のサヴィーニャは、チャンスクリエイト5回、クロス成功4回と役割を果たしているのですが、プレミアリーグで未だノーゴール。同じくチャンスクリエイト5回でパスの精度が高かったフォーデンは、調子を上げているからそろそろ今季プレミアリーグ初ゴールが決まるはずと、前向きに捉えればいいのでしょうか。
降格ゾーンのクラブとの連戦はいずれも接戦でトータル3ゴール。モヤモヤ感が残るマン・シティは、次節からボーンマス、ブライトン、トッテナム、リヴァプール、ノッティンガム・フォレストと、好調のクラブとの連戦となります。グリーリッシュ、ドク、デブライネが戻れば変わるのか、フリアン・アルバレスの離脱とロドリ不在は激痛なのか。真価を問う戦いが目前に迫っています。
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