チャンスは訪れず…プレミアリーグ出場11分のシュナイデルランに、エヴァートン移籍合意報道!
ファン・ハール監督に見初められ、レギュラーとして活躍した初年度は、プレミアリーグ29試合出場1ゴール。キャリックよりも多くの出場機会を得ていたものの、サウサンプトン時代の自在な配球は鳴りを潜め、中盤のスペースを埋める役割に終始しました。私は、1年めのシュナイデルランについては、「ある程度自由を許したほうが力が発揮できるタイプ。ファン・ハール監督の細かいポジション指示をこなすことで精一杯だったのだろう」と見ており、モウリーニョ監督の下で伸び伸びとプレイできるはずと期待していました。しかし、2016-17シーズンになると、彼は自分の居場所を完全に失ってしまったのでした。
序盤戦はポグバとフェライニ。4-3-3にシフトしてからはキャリックが舵取り役を担い、35歳が不在の際はエレーラがフォロー。ドイツ代表で主将まで務めたシュヴァインシュタイガーを「試合に出場することは不可能とまではいわないが、難しいだろう」と語っていたモウリーニョ監督は、シュナイデルランにも同じジャッジを下していたようです。左右への正確なロングフィードや前線への的確な楔など、セインツ時代の武器を携えていれば、彼のキャリアは変わっていたのでしょうか。自分のスタイルを主張するほど強くなく、さまざまなオーダーにすぐに応えられる器用さもなかったセントラルMFは、強いポグバと器用なエレーラの後塵を拝し、実力をアピールするチャンスすらありませんでした。
クーマン、ファン・ハール、モウリーニョと毎年ボスが変わり、新しい戦術をインストールしなければならない環境は、さぞやしんどかったことでしょう。「チャンピオンズリーグに出たい」と語ってビッグクラブにチャレンジしたシュナイデルランの目標は、「試合に出たい」にまでスケールダウンしてしまいました。とはいえ、新天地の指揮官は、2年前に信頼してくれていたロナルド・クーマン。相棒のグイェが守備の負担を吸い取ってくれるエヴァートンは、リスタートするチームとしてはうってつけでしょう。セインツ時代のプレイに惚れ惚れとしていた私は、悔しさと無念さを収めるのに時間がかかりそうですが、「新天地で、がんばれ!」と明るく送り出したいと思います。今週中にメディカルチェックを受けると報じられたシュナイデルランの移籍が正式に発表されるのは、週末のプレミアリーグ、マンチェスター・シティ戦の前と思われます。
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移籍は残念ですね。
長期政権が生まれ変わる時には、多量の出血を伴うのでしょうか。
まずまずの1年目。
監督交代に伴う不完全燃焼の2年目。
苦しんだのは香川だけではないですね。。
チャレンジは結果が全てではないと信じ、今後のシュナイデルランに期待します。
セインツ時代のシュナイデルランとワニャマのボランチコンビは、当時プレミア最高だったと思っているので、最近の境遇は勿体無いと思ってました。
クーマン指揮のもと伸び伸びとプレイする姿がまた見たいですね。
復活に期待です!
シュナイデルランの移籍、良い移籍になればいいですね!爪楊枝さんがおっしゃっているようにセインツ時代のワンニャマとのボランチは超強力でした。彼には恩師クーマンさんの元で、ほぼ同年代のガナーズ コクランとフランス代表の座を争って、カンテを脅かす存在になって欲しいです!
アイクさん>
監督が短期間で何度も変わったのが不運でしたね。もう少し、チャンスを与えてほしいと思っていたのですが…。
爪楊枝さん ヤンガナ大好き!さん>
セインツ時代は素晴らしかったですよね!あのプレイが戻ることを祈っていたのですが、時間切れになってしまったようです。エヴァートンで復活するのではないかと期待しています。