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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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マルセイユがパイェの移籍金増額、フォンテ獲得報道…ウェストハムは冬も激動!?

オリンピックスタジアム移転、大量補強とさまざまな話題を提供し、プレミアリーグ開幕前には主役の一角だったウェストハムが、冬のマーケットでも激しく動くかもしれません。マスアク、アルベロア、クイナ、ギョクハン・トレ、フェグリ、ノルトヴェイト、エジミウソン・フェルナンデス、アイェウ、アシュリー・フレッチャー、トニ・マルティネス、カジェリ、シモーネ・ザザ…ハマーズが夏に連れてきた選手を覚えるだけでもひと苦労ですが、このなかで今季プレミアリーグで先発10試合以上は何とゼロ!とりわけ深刻なのがアタッカーの不振で、アイェウ、フェグリ、ギョクハン・トレを含む7人でプレミアリーグ2ゴールでは、チームが12位に沈むのも無理はありません。

まったくフィットしていなかったシモーネ・ザザはさっそくローン解除となり、ユーヴェはバレンシアに再レンタルしています。ビリッチ監督にとっては得点力UPは喫緊の課題ですが、夏に派手に動いたチームだけに、冬は補強に頼らず現有戦力を鍛えてがんばるのかと思っておりました。ところが…。

年明け早々、ディミトリ・パイェの移籍志願騒動が勃発。当初報道されたアーセナルは、ヴェンゲル監督が「パイェは評価しているが、新しいプレーヤーを探すポジションではない」と獲得を否定しており、パイェの目当ては2回のオファーを拒否されたといわれるマルセイユ1本のようです。トレーニングをボイコットしているチャンスメーカーについて、クラブは売る気はないとしていますが、マルセイユが2500万ポンド(約35億5000万円)まで引き上げると報じられた移籍金が3000の大台を越えれば、モチベーションが下がった選手を売りさばくことも検討するのではないでしょうか。その場合は、代わりとなるアタッカーを物色する可能性もあるでしょう。

前線の戦力を守る一方で、ハマーズは最終ラインの強化に乗り出すとも伝えられています。「スカイスポーツ」が「West Ham poised to sign Jose Fonte from Southampton(ウェストハムはサウサンプトンのジョゼ・フォンテとサインする)」という記事を掲載。セインツのピュエル監督は、「ジョゼにはさまざまな可能性がある。それらを見て検討し、最終的な結論を出そうとしており、その結果は数日でわかるだろう」と移籍を容認しており、ハマーズとフォンテが話をまとめれば、すぐにでも決まりそうです。3バックで戦うなら、ウィンストン・リード、オグボンナ、コリンズだけでは明らかに足りません。カバーリングに長けたフォンテが来れば、最終ラインは確実に締まり、10戦連続無敗まであった昨季プレミアリーグの後半戦と同等の戦績を残せるかもしれません。

フォンテの移籍が決まれば、セインツはリヴァプールのママドゥ・サコにオファーを出すのでしょうか。ファン・ダイク、エンゾンジ、ラキティッチと名前は挙がりながらも続報が聞こえてこないマンチェスター・シティも不気味です。プレミアリーグの冬の移籍市場も残すところ2週間弱。上位・下位とも激戦が続くなか、このまま静かな冬では終わらないでしょう。ビッグネームが動くとすれば、これからです。

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“マルセイユがパイェの移籍金増額、フォンテ獲得報道…ウェストハムは冬も激動!?” への2件のフィードバック

  1. おはむ より:

    以前 コンテの戦術から3バックは流行るだろうとコメントをさせていただきました、しかしサッカー文化の薄い日本人のみなさんから総スカンをくらい、3バックはやっぱり無いのかなって思ってたんですが、ウェストハムも3バック採用するみたいですね〜。
    サッカーってわからないもんですね。
    昨年のように 怒涛の連勝を期待しています。

  2. makoto より:

    おはむさん>
    ちょっとニュアンスが変わってますね。3バックに関しては、ロジャース監督や開幕当初のペップ(=チェルシーより先)が既に使っており、ウェストハムも秋には導入していました。このコメント欄で語られていたのは「チェルシーのサッカーが流行るかどうか」です。今のところは3と4の併用のクラブが多いので、回帰するのか、3にシフトするのか、複数戦術で戦うチームがメインストリームになるのかはこれからだと思います。

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