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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

決勝ゴールはエリオット!7連勝で首位キープのリヴァプールはCLベスト16のストレートインが決定!

おめでとう、リヴァプール!チャンピオンズリーグ2024‐25シーズンのリーグフェイズ7節でリールに2‐1で勝ち切り、開幕から7連勝でノックアウトラウンドのストレートインが決まりました。タイムアップの笛が鳴った直後のアンフィールドは厳かで、簡単ではなかった一戦の余韻を漂わせているようでした。

プレミアリーグで17戦連続無敗で首位を走るリヴァプールに対して、好調のリールは公式戦トータル21戦連続無敗です。キックオフの直後に、後方からのロングフィードを追ったグドムンドソンが、ブラッドリーをつぶしてカットイン。クアンサーにコースを切られた5番のシュートは左に外れますが、21歳コンビで対応するサイドからの速攻は要注意です。

レッズの最終ラインは右がブラッドリー、左はツィミカス。ファン・ダイクが仕切るビルドアップはいつもより慎重です。7分に右から仕掛けたサラーは、グドムンドソンをかわして放った左足ミドルがGKシュバリエの正面。カーティス・ジョーンズの絶妙なフィードでルイス・ディアスが左から上がった31分のアタックは、クロスに合わせたサラーのボレーが右に流れていきました。

プレミアリーグのクラブから注目されているジョナサン・デイヴィッドが、右からドリブルで中に入ったのは34分。着いていったツィミカスのスライディングは的確でした。こぼれ球を拾ったフラーフェンベルフがカーティス・ジョーンズにつなぐと、自陣から縦に出したロングスルーパスもパーフェクトでした。

マイボールになった瞬間、すかさずグドムンドソンの裏に走ったサラーは、飛び出してきたシュバリエを見てダイレクトでシュート。左足で浮かしたボールは左隅に収まりました。冷静に決めたレフティだけでなく、早い動き出しでサラーと並走したダルウィン・ヌニェスも見事。44分に自陣左の奥から長いボールを逆サイドに上げたのは、ルイス・ディアスです。

左足のアウトで触れる美しいトラップでグドムンドソンを制したサラーは、ボックス右に持ち込んでシュバリエと1対1。左隅を狙ったシュートは、惜しくもポストの脇を抜けていきました。開始早々のグドムンドソンのシュートの後、ハーフタイムまでリールはシュートゼロで過ごしています。スロット監督は、フラーフェンベルフとカーティス・ジョーンズを45分で下げています。

後半からピッチに入ったのは、エリオットとマック・アリスター。47分にダルウィン・ヌニェスのパスを受けたサラーは、カットインからファーを狙ったコントロールショットが枠にいきません。58分には、ブラッドリーの縦のスルーパスでボックス右に抜け出したダルウィン・ヌニェスが、GKと向き合って打ったシュートをブロックされました。

その1分後、マンディに2枚めのイエロー。リヴァプールのハーフコートマッチかと思いきや、62分のゴールはリールでした。カベッラとのパス交換でゴールライン際に上がったグドムンドソンが中央に折り返すと、ハラルドソンのダイレクトショットはツィミカスがブロック。こぼれ球を押し込んだのは、やはりジョナサン・デイヴィッドでした。

1‐1となった直後にショボスライが下がり、遠藤航がピッチへ。ここから決勝ゴールまでの4分、アンフィールドは素晴らしい雰囲気でした。67分にCKを蹴ったのはツィミカス。クリアがボックスの外にいたエリオットの前に落ちると、左足の鋭いボレーがムカウに当たって右隅に飛び込みました。10人のチームにとっては、2‐1は厳しいスコアです。

74分にルイス・ディアスと代わったフェデリコ・キエーザは、ボックス左から強烈なシュートを2本放ち、次に期待をつなげました。チーム内の競争を活性化したい指揮官は、ツィミカス、カーティス・ジョーンズ、エリオット、遠藤航と彼のパフォーマンスに満足しているのではないでしょうか。

勝てばストレートインに近づいたアストン・ヴィラは、モナコに1‐0で敗れて暫定8位。今日の試合でブレスト、バイエルン、ACミランのいずれかが勝てば、自力でのTOP8フィニッシュの可能性がなくなります。3位のアーセナルは、ザグレブに勝てば8位以内がほぼ確定。24位のマン・シティは、26位に沈んでいるパリとのアウェイゲームが「残留決定戦」になるかもしれません。

プレミアリーグで上位を争うクラブにとっては、試合を2つ減らせるかどうかは重要な問題です。リーグフェイズにおける4つのクラブの残り試合は6となりました。すべて勝ち切り、3チームのストレートインと来季の5枠めゲットを実現していただければと思います。リヴァプールは、負傷者が出なければビッグイヤーも期待できるのではないでしょうか。モー・サラー、さすがです!


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