イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【MAN.CITY×Newcastle】マルムシュ、怒涛のハットトリック!4発完勝の昨季王者は復活するのか?

チェルシーがブライトンに3-0で敗れたため、2ポイント下で並ぶマンチェスター・シティとニューカッスルのシックスポインターは、4位争奪戦となりました。イサク、アンソニー・ゴードン、ジェイコブ・マーフィー、ブルーノ・ギマランイス、ウィロック、トナーリ…当然ながら、エディ・ハウが選んだ11人は現状のベストメンバーです。

ペップ・グアルディオラのチョイスも、今の最強の布陣といっていいのでしょうか。GKエデルソン、DFリコ・ルイス、フサノフ、ジョン・ストーンズ、グヴァルディオル。中盤センターはニコ・ゴンザレスとギュンドアン、2列めにサヴィーニョ、マルムシュ、フォーデン、最前線にハーランド。ベルナルド・シウヴァ、コヴァチッチ、デブライネはベンチスタートです。

キックオフから、マン・シティのビルドアップはリスキーなパスが目立っています。5分に左に出たハーランドがドリブルでゴールに向かうと、ダン・バーンがスライディングで止めてCK。リコ・ルイスが中盤に加勢し、3‐2-4-1になっているホームチームに対して、アウェイチームはジェイコブ・マーフィーが最終ラインに入る5-4-1で対抗しています。

右から仕掛けたサヴィーニョがゴール前に出たのは11分。フェイントで振られたルイス・ホールが体を入れ、ドゥブラフカに任せました。16分にグヴァルディオルのパスをボックスの手前で受けたマルムシュは、左からのシュートがクロスバーの上。エデルソンのフィードを追ったトリッピアーが頭を越されたのは19分で、ラインの裏に出たのはマルムシュです。

ボックスから飛び出そうとしたドゥブラフカは思い止まり、中途半端なポジションとなってしまいました。右足のループシュートは、プレミアリーグ初ゴール。23分にトリッピアーとジェイコブ・マーフィーの間でギュンドアンの縦パスを受けたマルムシュは、トリッピアーをかわして思い切りよく右足を振り抜き、ゴール左に2点めを突き刺しました。

28分に右から上がったサヴィーニョは、フォーデンとのワンツーからダイレクトショットを放ちますが、コースが甘くドゥブラフカがセーブ。1分後、マルムシュの縦パスでボックス左にスプリントしたハーランドは、フォーデンへのグラウンダーをダン・バーンにカットされています。ウィロックが敵陣でニコ・ゴンザレスから奪ったのは30分。縦パスをもらったのはイサクです。

右から上がってジョン・ストーンズと勝負したストライカーは、厳しいアングルからのシュートを足に当てられ、ボールはゴール前を横切っています。サヴィーニョが右から上がったのは33分。グラウンダーのタイミングは完璧で、フリーだったマルムシュがど真ん中に蹴り込み、ハットトリックを達成しました。

今日のアウェイチームは、カラバオカップでアーセナルを完封したとは思えないローテンションです。39分の右からのショートコーナーで、トリッピアーがファーポスト際にハイクロスを入れると、ブルーノ・ギマランイスのヘッドはエデルソンの頭上にアウト。43分のカウンターで左からゴールに近づいたウィロックは、ジョン・ストーンズにあっさり止められてしまいました。

前半はシュート2本でオンターゲットゼロだったニューカッスルは、戦い方を変えなければなりません。エディ・ハウ監督は、ハーフライムでトリッピアーとウィロックを下げ、リヴラメントとルイス・マイリーを投入しました。今季のマン・シティなら、ひとたびゴールを決めれば世界を変えられる可能性があります。

後半立ち上がりの47分にFKを得たマグパイズは、波状攻撃で打てるエリアにボールを運べず。ゴール前のダン・バーンからハーランドが奪った55分のアタックは、サヴィーニョのミドルがドゥブラフカの正面です。1分後、CKで競り勝ったハーランドのヘッドはGKがキャッチ。サヴィーニョは前半と変わらず、右サイドを制圧しています。

59分のフォーデンのミドルシュートは、リヴラメントの背中にヒット。60分にブルーノ・ギマランイスの縦パスを受けたリヴラメントは打てず、落としを受けたルイス・ホールがボックス右に鋭いスルーパスを通すと、ルイス・マイリーの左足のシュートはエデルソンがパンチングでクリアしました。後半のニューカッスルのシュートは、この1本だけです。

レアル・マドリードとの決戦を控えたペップは、ベルナルド・シウヴァとデブライネを温存したかったのでしょう。最初のカードは76分という遅い時間で、フォーデンとマルムシュに代えてジェレミー・ドクとジェームズ・マカティーです。4点めをゲットしたのは84分。左からのCKをニアのハーランドが後ろに逸らすと、左足で押し込んだのはジェームズ・マカティーでした。

85分に右足を押さえてピッチに倒れ込んだハーランドは、打撲ではなさそうです。ピッチの脇にはコヴァチッチ、オライリー、マテウス・ヌネスが並んでおり、ギュンドアンとグヴァルディオルも役割を終えています。マンチェスター・シティが4-0で勝ち、4位に浮上。シュート3本のニューカッスルは、ルイス・マイリーの1発が唯一の見せ場でした。

マルムシュは14分でハットトリック、エデルソンはプレミアリーグレコードとなるGKのシーズン3アシスト。フサノフは今日もずっと「陰キャ顔」で、表情から気持ちは読み取れませんが、ここでやれるという手応えを得たのではないでしょうか。ハーランドのリタイア以外に、不安なき一戦。マルムシュが左、サヴィーニョが右でトップ下にフォーデンがベストの布陣でしょう。

後半の反撃もなく敗れたニューカッスルは、直近のプレミアリーグで1勝3敗。トリッピアーの起用と、ジェイコブ・マーフィーを後方に下げる戦い方は裏目に出てしまいました。次節はノッティンガム・フォレスト、中2日でアンフィールド。CL出場権を獲得するためには、ここで踏ん張らなければなりません。

プレミアリーグ2024‐25シーズンは、残り13試合。優勝争いは2強に絞られ、10位ブライトンまでの8チームでTOP4を争う展開になっています。マン・シティは、今回の完勝を復活のきっかけにできるでしょうか。サンティアゴ・ベルナベウの後、リヴァプール、トッテナム、ノッティンガム・フォレストと続く激戦に注目です。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“【MAN.CITY×Newcastle】マルムシュ、怒涛のハットトリック!4発完勝の昨季王者は復活するのか?” への1件のコメント

  1. asu より:

    陰キャ顔わろた

コメントを残す