2025.02.27 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Nottingham Forest×Arsenal】中盤は空転、前線は不発…沈黙のアーセナル、183分ノーゴール!
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GKはもちろんダヴィド・ラヤ。最終ラインはティンバー、サリバ、ガブリエウ、カラフィオーリで、ハマーズ戦ではトーマスだったアンカーはジョルジーニョに代わっています。インサイドのウーデゴーアとデクラン・ライスがどれだけシュートレンジに入れるかが、ゲームの展開を左右するのではないでしょうか。キックオフからしばらくは、ホームチームのポゼッションです。
3分にいきなり、カラフィオーリにイエローカード。5分のCKはショートで、ジョルジーニョのクロスはミケル・メリノに届きません。赤いシャツは寄せが速く、工夫する余裕がないウーデゴーアとデクラン・ライスは、味方の足元に出し続けています。10分の右からのロングフィードはギブス・ホワイト。頭上を越されたサリバは、クリス・ウッドのシュートをブロックしました。
15分にヌワネリのパスでボックス脇を突破したウーデゴーアは、ニアのティンバーにラストパスを通しますが、右足のシュートはブロックされています。直後のデクラン・ライスのミドルは、ニコラス・ドミンゲスが背中に当ててCK。22分に右サイドでカラフィオーリを抜いたハドソン=オドイは、ボックス右で再度SBと接触して転倒しますが、PKを示す笛は鳴りませんでした。
23分、トロサールの縦パスがボックス左に入ったカラフィオーリへ。ニコラス・ドミンゲスをかわして放った右足のコントロールショットは、ファーポストにヒットしました。ヌワネリが持つとすぐに囲まれ、フォローがなければ奪われてしまいます。41分に左にまわったヌワネリは、カラフィオーリの縦パスでターンし、ミレンコヴィッチとオラ・アイナの間を突き抜けました。
目の前にはGKセルスのみだったのですが、タッチがひとつ多く、左足のシュートに寄せてきたムリーリョの足が間に合ってしまいました。前半のポゼッションは36%対64%でシュート数は2対7、しかしオンターゲットは1対0。中央に入るシーンも多かったウーデゴーアはいい形でもらえず、アタッキングサードに通したパスは3本だけです。
アルテタ監督は、イエローをもらっていたカラフィオーリをハーフタイムで下げ、ティアニーを投入。前半は押されていたノッティンガム・フォレストは、後半立ち上がりのラッシュで一気に決めようとしていたようです。しかし5分も経たないうちに、アーセナルペース。ホームチームの希望は、エランガとハドソン=オドイが仕掛けるカウンターとセットピースになりそうです。
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69分に自陣からFKを蹴ったのはセルス。右に出ていたクリス・ウッドが競り勝って落とし、ギブス・ホワイトからリターンをもらって左足でニアを狙うと、ラヤが外に弾き出して事なきを得ました。70分にジョルジーニョが下がり、ジンチェンコ。1分後、ギブス=ホワイトが右から仕掛けたカウンターは、必死のクリアをクリス・ウッドに拾われたサリバが戻ってCKに逃れています。
アルテタ監督は、77分にヌワネリを諦めスターリング。85分にイェーツからのサイドチェンジを受け、右からカットインしたハドソン=オドイは、左足のミドルを浮かしてしまいました。85分にティンバーとウーデゴーアが下がり、トーマスとベン・ホワイト。入った直後にミケル・メリノのパスを受け、ボックス手前でフリーになったトーマスのミドルは明らかにミスキックです。
94分のデクラン・ライスのFKがクリアされ、すぐにタイムアップ。2位と3位のシックスポインターは、ゴールレスの削り合いとなりました。183分ノーゴールのガナーズは、後半のシュート6本のうち、5本がCK。オープンプレーからはヌワネリのミドルのみで、ラスト30分はシュートゼロでは、勝利は望むべくもありません。
ウーデゴーアはティンバーに打たせた折り返し以外に何もできず、ヌワネリはシュートレンジでコースを封じられました。3人のFWが不在とはいえ、左サイドのカラフィオーリとトロサールはレギュラーです。彼らとティアニー、ジンチェンコを全員足してもクロス成功ゼロは、主力不在という以前の構造的な問題でしょう。
アンフィールドのリヴァプールは、中盤の2人が決めてリードしています。アーセナルの優勝争いは終わり、5位チェルシーとの8ポイント差を守る戦いに切り替わります。2試合連続で引き出しをすべて開けたのに、決定機1回という事実は、抜本的な変革が必要というサインなのでしょう。堅守は健在ながら、セットピースからも決められなくなったチームに足りないものは明確です。
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